カーオーディオのスピーカー、特にトゥイーターがダメになったんで、ここはひとつフォーカルの「K2Powerシリーズ / 165KRXS」に入れ替えました。
しかし結論から言うと、どうにも高音がキツキツに強くて、???の気分ですよ……。
ご存じのとおり、車の中はスピーカーの設置場所が基本的に限られ、まず左右のドアが一番多く使われるわけですが、そこは高温多湿だし、極言すれば鉄板とプラスチックの中ですから、デッドニングは必須!
ところが国産車はドアそのもが薄いですし、デッドニングで重量が増えるのも逆効果でしょう。
おまけに普通の家で聴けるようにスピーカーに対峙する事が出来ませんから、左右から出てくる音の干渉も避けられず、さらに電源がバッテリーですからねぇ、様々に過酷な条件で柔らかい音を求めるのは簡単ではないでしょう。
ちなみに以前乗せていたスピーカーシステムは国産だったんですが、なかなかソフトな音像で鳴ってくれましたし、メインユニットも7年前の中級機ながら、それなりにパワーが出せるので、安心していたんですが……。
このままではパワーアンプやサブウーファーにも手を出さねばならないという、所謂地獄に落ちそうですよ。
そして一番疑問なのが、カーオーディオのメーカーが何を考え、どれを基準にして音作りを考えているのか?
なにか意図的に音を良くしないのではないか!?
そうすればリスナーは改善しようとして、さらにお金を注ぎこみますからねぇ~~~。
また、日頃から車の中で、どんな音楽を鳴らしているかという問題もあるでしょう。
サイケおやじの場合は新しいジャンルは聴かず、もっぱら往年の歌や演奏ばっかりですから、必然的に古い録音のリマスターCDが多く、そこで歌謡曲の女性ボーカリストの「サシスセソ」や「タチツテト」が歪んで再生されてしまうのは、避けられないんでしょうか。
もちろんイコライザーを使っても、ますます不自然な音になるばかりですし、止まっている時と走行中では、鳴っている音に差異が感じられるのは宿命的な欠点(?)かもしれません。
ということで、とりあえず新品のスピーカーなんで、しばらく鳴らし続けて、音を柔らかくする時間も必要かとは思います。
ただし、どれだけお金を使っても、車そのものの構造から見直していかないと、室内オーディオには絶対に勝てない世界でしょう。
おそらくは現在、カーオーディオが主流となっているに違いない音響産業において、早急な結論は禁物!
それでもアナログ盤が何の心配もなく鳴らせるようなユニットが出たら、サイケおやじは絶対に買いますけどねぇ~♪
夢だけは見ていたいと思います。