■若さでゴーゴー / The Ventures (Dolton / 東芝)
国家規模による自粛要請から、それなりに帰宅も早まったというのに、野暮用が多く、なかなか自分の時間が確保出来ないのは、これ如何にっ!?
それでも、これまでよりはギターに触る時間を増やす努力はしたいと思っているサイケおやじが取り出したのが、本日掲載したベンチャーズのシングル盤です。
もちろん、皆様ご推察のとおり、久々にエレキインストを弾いてみたいという欲求が噴出したのかもしれません。
で、これはベンチャーズが1965年に本国アメリカで発売した大ヒット傑作アルバム「ベンチャーズ・ア・ゴー・ゴー」からカットした2曲をカップリングした、おそらくは我が国独自のシングル盤と思われますが、殊更A面に収録された「若さでゴーゴー / Go Go Slow)」は翌年、つまり昭和41(1966)年新春から見事にヒットしています。
なにしろ、これはベンチャーズのメンバー4人が共作したオリジナル曲とはいえ、そのベースになっているのはファンならずとも聴けば一発! そうです、ベンチャーズの人気演目「10番街の殺人」を改作した様な、つまりは二番煎じと言えない事もありませんが、それが実に心地好いんですねぇ~~♪
泣きメロと申しましょうか、全く日本人好みの主旋律を激しいビートで煽るように演奏するあたりは、ベンチャーズの得意技のひとつと思うばかりです。
う~ん、このジャケ写のライブステージショットは、中でもメル・テイラーの演奏アクションは、この「若さでゴーゴー / Go Go Slow)」のイメージにはジャストミートでしょう ♪♪~♪
そしてミディアムテンポで、この感覚は、当時としてはヘヴィでハードな極みのロックフィーリングだったと思いますし、サイケおやじにしても、少年時代に心に響いた大切なロック衝動でありました。
ということで、聴きながらギターを抱えてしまった事は言うまでもありません。
あぁ~~、バンドやりてぇなぁぁぁ~~~!
コロナウイルスが終息したら、これは本気になりそうです。
エレキで、こんな災厄、ぶっ飛ばすぜっ!
2回目のTV共演を果たす。短い滞在期間ながら、コンサート、TV出演など、勢力的に実施。第1部が前座、第2部がベンチャーズという内容で、演奏曲数は少ないものの、ライブ・レコーディングされなかった為、幻の演奏となったものが多い。
演奏曲目 1966年3月20日(日)東京厚生年金会館
01.10番街の殺人
02.蜜の味
03.ラ・バンバ
04.若さでゴー・ゴー
05.青い渚をぶっとばせ
06.パラダイス・ア・ゴー・ゴー
07.カミン・ホーム・ベイビー
08.ナポレオン・ソロのテーマ
09.秘密諜報員
10.ビートでOK
11.君といつまでも
12.夜空の星
13.パイプライン
アンコール
14.キャラバン
4曲目のゴーゴースローは残念な事に聴くことが出来ないと思ってましたが、それは海賊盤(CD-R)で解消しました。ノーキー・エドワーズのアドリブのセンスの良さ!もう~堪りません。
正式ライブ盤は発売されませんでした。ただしスタジオライブ録音盤オン・ステージ・アンコールが発売(’66..7
来日時)
この頃が一番油が乗りきっていたんですね。
☆話で聞いたのですが’66.3公演で「ドラムス・ア・ゴー・ゴー」を演奏したそうです。
それからベンチャーズは「キックスタンド」が嫌いみたいです。(分かる気がします)