■レモン月夜の散歩道 / 都はるみ (日本コロムビア)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/3a/94d63625f9e5e9fe34d646e5a7e1ff50.jpg)
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都はるみは説明不要、歌謡界の大スタア歌手なんですが、「はるみ節」とでも申しましょうか、あの強烈な「唸り」を聞かせる歌唱スタイルがあまりにも強い印象を残している所為でしょうか、今となっては本日掲載のシングル盤A面曲「レモン月夜の散歩道」が異色の存在になっている感は否めません。
何故ならば、これは皆様にも実際に聴いていただければ納得されるはずと思いますが、とにかく「らしくない」ハイトーン系の細い声で歌っているその仕上がりが妙に嬉しくなるという、これが狙ったものだとしたら、流石の大正解でしょう。
発売されたのは昭和42(1967)年、作詞:西沢爽&作編曲:市川昭介から提供された所謂ルーティーン盤のひとつではありますが、これは当時から現在に至るも巷間云われているとおり、実は菅原都々子の代表的ヒット曲「月がとっても青いから」を否でも想起させられる、つまりは二番煎じというか、過言ではなくパロディ的パクリだとサイケおやじは強く思うわけですよ。
ちなみに元ネタ(?)の「月がとっても青いから」は作詞:清水みのる&作曲:陸奥明の作品ですから、このあたりの関係諸々がど~なっていたのかは興味深いところながら、それはそれとして、とにかくこの頃には既にして人気歌手だった都はるみが、あえてこれを出したというのは、それなりの勝算(?)があったんでしょうねぇ~~。
実際、サイケおやじもリアルタイムのテレビやラジオで、この「レモン月夜の散歩道」に接した記憶は強く残っており、後に懐メロとしての菅原都々子が歌う「月がとっても青いから」を知った時にも、最初のイメージは「都はるみ」でしたから、いやはやなんともです。
ところで、「レモン月夜」って、どんなんかなぁ~~?
と不思議がっているのは、サイケおやじだけでしょうか。
なんだか季節外れに暑い今日この頃、そんな事を昨夜から思い出しているのでした。
このジャケットの色合い、そして、右上の「45」がなんともいいんだなあ、コロムビアは♪
1.困るのことョ(作詞:西沢爽/作曲:遠藤実/編曲:安藤実親)1964年3月10日発売
(c/w 十円ぽっちでごめんなさい)
2.てれちゃう渡り鳥(作詞:森山としはる/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1964年8月20日発売
(c/w 純情なんよ)
3.アンコ椿は恋の花(作詞:星野哲郎/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1964年10月5日発売
(c/w 恋でゴザンス港町)
4.さすらい小鳩(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年1月5日発売
(c/w 初恋椿とマドロスさん)
5.巡礼小鳩(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年3月5日発売
(c/w よさこい鴎)
6.アンコ岬(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年3月20日発売
(c/w おさらば港町)
7.ド根性節(作詞:石本美由紀/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年5月20日発売
8.馬鹿っちょ出船(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年6月20日発売
(c/w さよなら月夜)
9.よさこい鳴子踊り(作詞:武政英策/作曲:武政英策/編曲:市川昭介)1965年7月10日発売
10.あんこ船(作詞:古野哲哉/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年9月20日発売
(c/w ほめて下さい)
11.涙の連絡船(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1965年10月5日発売
(c/w いじわる三番線)
12.アラ見てたのね(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年1月5日発売
(c/w 湯の町初恋むすめ)
13.まんまる音頭(作詞:丘灯至夫/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年2月5日発売
14.初恋りんごっこ(作詞:西沢爽/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年3月5日発売
(c/w 東京だより)
15.潮来子守唄(作詞:青木一徳/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年5月20日発売
(c/w 長崎日記)
16.ふるさと音頭(作詞:宮田隆/作曲:古賀政男/編曲:伊藤祐春)1966年5月25日発売
(c/w はるみの花笠ばやし)
17.さよなら列車(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年6月5日発売
(c/w 胸に涙がジンとくる)
18.みかんの故郷から(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年6月20日発売
19.東京渡り鳥(作詞:中大介/作曲:中大介/編曲:市川昭介)1966年9月20日発売
(c/w 追分月夜)
20.白樺に涙あり(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年11月1日発売
(c/w はるみのマドロスさん)
21.逢いたい人は海の鳥(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1966年12月10日発売
22.飛んで来てきっと来て(作詞:西沢爽/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年1月5日発売
(c/w おんな浮草)
23.待ち呆け港(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年3月1日発売
(c/w 涙の伝言板)
24.富士山ばやし(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年3月5日発売
25.おろち太鼓(作詞:宮田隆/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年3月5日発売
26.恋と涙の渡り鳥(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年5月1日発売
(c/w 想い出のハワイ)
27.金四郎お江戸若衆(作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年8月1日発売
(c/w 恋しい恋しい人なのに)
28.初恋の川(作詞:関沢新一/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年9月1日発売
(c/w 恋の橋若い橋)
29.栃木エレジー(作詞:白鳥朝詠/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年10月15日発売
(c/w 夜よいつの日明日になる)
30.レモン月夜の散歩道(作詞:西沢爽/作曲:市川昭介/編曲:市川昭介)1967年12月1日発売
*“都はるみ”といえばやはり3.「アンコ椿は恋の花」と11「.涙の連絡船」につきるでしょう!(大袈裟)
’67年は高2でしたが、なにやら上記の2曲と併せて30.「レモン月夜の散歩道」をよく聴いてました。仰せのとうり「月がとっても青いから」も大好きな曲なので、その影響で日本版ムーンセレナーデではないですが30も気に入った曲でした。
コメント感謝です。
お返事が遅れて、申し訳ございません。
そうですね、「日本コロムビア」のデザインは温故知新というか、何時までも古びない魅力が確かにあります♪
これは洋楽にも共通ですから♪
コメント&フォロー、感謝です。
お返事が遅れて、申し訳ございません。
それにしても意識していなかったんですが、都はるみの若い頃の音源って、夥しいですねぇ~~。
尤も、これは彼女にかぎらず、昭和の歌謡スタアであれば当然の結果ですから、良い時代でした♪