OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

素敵な北ホテル

2024-07-23 17:34:29 | 歌謡曲

北ホテル / 内山田洋とクール・ファイブ (RCA / 日本ビクター)

実は最近の高齢者バンドで練習しているのが所謂ムード歌謡コーラスグループの持ちネタでありまして、それはサックス&フルートを担当するメンバーの新加入という嬉しい状況もあった成り行きとはいえ、やはり皆が大好き♪♪~♪

というのが、本音なんですよ (^^♪

つまり、殊更昭和のムード歌謡コーラスグループは基本的にバンド形態でのハコバンがメインの仕事であり、レコーディングやテレビ出演時にはオーケストラの伴奏助っ人があるにせよ、やはりメンバー各々が楽器を担当出来る音楽的素養がありましたからねぇ~~、必然的にレベルの高いレコードが次々と世に出ていた中にあって、人気実力共にトップクラスの存在だったのが、本日の主役たる内山田洋とクール・ファイブだったというのは、異論のないところと思います。

それは特にリードを歌っていた前川清の圧倒的なボーカルの個性があればこそ、その「しつっこさ」と歌謡曲ならではの情念の節回しは、昭和歌謡曲を代表する味わいとして、不滅の輝きを残してくれましたですねぇ~ (^^♪

ちなみに説明不要とは思いますが、グループとしての内山田洋とクール・ファイブ はリーダーの内山田洋(g,vo) 以下、宮本悦朗(key,vo)、小林正樹(b.vo)、森本繁(ds,vo)、岩城茂美(sax,fl,vo) というのが全盛期のオリジナルメンバーであり、前川清(vo) は後に加わった新参者でしたから、当初はボーヤ=ローディ的な仕事もやらされていたかっ!?

まあ……、そのあたりが如何にも昭和のバンドの実情なんですよね……。

閑話休題。

さて、そこで本日ご紹介するのは、冒頭に述べたとおり、現在入れてもらっている高齢者バンドで鋭意練習中の「北ホテル」をA面に入れたシングル盤で、発売されたのが昭和50(1975)年4月ですから、人気絶頂期の傑作ヒット曲♪♪~♪

それは作詞:夢野めぐる&作曲: 猪俣公章、そして編曲:小杉仁三が、そ~するべくして作り上げた哀しい恋の歌謡曲ですから、前川清のグッとネチッコイ節回しが冴えまくり、せつなさも程好いクールな歌詞の世界が尚更に熱っぽい表現に結び付いているところは、必死の遣り甲斐もあろうというものです (^^;

もちろん、なかなか上手くは出来ないんですけどねぇ~~、それゆえに楽しいというのも、また本音であります。

ということで、一般的にバンドをやっていると、ど~してもロックやソウル等々の洋楽志向になるのは自然の流れだと思いますし、フォークやニューミュージック、あるいはインストをやってしまうのも、また然りという中でも、サイケおやじは、こ~ゆ~歌謡コーラス物をやることには全く抵抗がありませんし、入れてもらっている高齢者バンドの面々も、そんなこんなを理解しているメンバーばっかりというのは、嬉しいかぎり (^^♪

逆に言わせていただければ、だからこそ、サイケおやじは頼み込んで入れてもらった次第ですので、一生懸命にやるだけの気持ははひとつ!

最後になりましたが、「北ホテル」ってのは実在しているらしく、サイケおやじは宿泊した事はありませんが、本日の楽曲「北ホテル」では密会の場所になっているもんですから、なかなか気になってしまいますねぇ~ (^^;

まあ……、そ~ゆ~ラブ・アフェアとは無縁の自分を見つめるばかりではございますが……。


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