■想い出のセンチメンタル・シティイ / 伊藤咲子 (東芝)
阪神淡路大震災30年目の慰霊式典に参列させていただき、あらためて追悼の思いを強くしております……。
…… 実際、帰路の車中でも、あれやこれやと諸々の感情が混ざり合ってしまい、気持ちが湿っぽくなったのは自然の道理でありましょう。
そこで本日のご紹介は、そんな気分で取り出した、昭和51(1976)年晩秋 ~ 初冬に伊藤咲子がヒットさせた掲載のシングル盤A面曲「想い出のセンチメンタル・シティイ」です。
う~ん、いきなり言い訳みたいになりますが、曲タイトルの「シティイ」は決してサイケおやじの誤入力でも、またジャケットスリーブの誤植でもなく、実際に阿久悠の綴った歌詞が裏ジャケに掲載されているんですが、ちゃ~んと「シティイ」になっているんですから、きっちり意図された言葉と納得するしかございません。
短絡的なサイケおやじなんかは、「シティ」と綴ってしまいますからねぇ~~ (^^;
で、その歌詞の世界は恋人同士の別れの場面における、女の未練と書いてしまえば、如何にも演歌っぽい感じを与えてしまうかもしれませんが、三木たかしの作編曲はミディアムテンポの哀愁ポップス歌謡が王道路線のド真ん中 (^^♪
ですから、秀逸な伊藤咲子の歌唱力と相乗効果と申しましょうか、これが何度でも聴きたくなる仕上がりなんですねぇ~~♪
もちろん、聴く度に、そこはかとない胸キュン状態は、お約束以上だと思っています。
ということで、今夜は……、こ~ゆ~センチメンタルな歌や演奏を聴きながら、飲んでも酔わない酒でも……、なぁ~んていう気分です。
明日は……、明日、それが必ずやってくるものでは無いと思いつつ……。