OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

感謝の夢恋人

2022-12-09 18:01:05 | 歌謡曲

■夢・恋・人 c/w 春 mon amour / 藤村美樹 (Bourbon / 徳間音工)

何であれ、良好な人間関係を構築・維持する場合に役立つのが「趣味の世界」の共通理念(?)かもしれません。

平たく言えば、互いに共通の趣味があれば、余計な下心を抜きにしての共感を覚えるわけで、それだけ親しくなれば、例え仕事の現場であっても、少なからず信頼関係も芽生えるという経験が、これまでサイケおやじには多々あったんですが、皆様はいかがでございましょう。

さて、そこで本日掲載したのは、キャンディーズのミキちゃん=藤村美樹がグループ解散後の昭和58(1983)年、一時的に芸能界へ復帰して制作発売したシングル盤で、殊更A面収録「夢・恋・人」は某化粧品メーカーとのCMタイアップ曲だった事もあり、忽ちヒットしたんですが、サイケおやじ的には、そのサウンドの作りがデジタルシンセを前面に出していたので、決して好みではありませんでした……。

ところが時が流れ、サイケおやじが異郷の地へ島流しにされていた平成元(1989)年、そこでの仕事で関係する事になった某国人と音楽の話題で盛り上がって以降、所謂「言葉の壁」を乗り越えての信頼関係らしきものが出来まして、しかも驚いた事に、件の某国人は日本のイエロー・マジック・オーケストラ=YMOの熱心なコレクター!

そ~ですよ、皆様ご推察のとおり、その彼がサイケおやじに入手を懇願したのが、掲載したシングル盤であり、何故ならば、収録両面2曲共がYMOの細野晴臣が作編曲を担当していたというわけですから、さもありなんっ!

告白すれば、サイケおやじは、その時になって初めて、作詞は松本隆が提供していたという事実共々に知ったというテイタラク…… (^^;

そこで早速、故郷の友人に連絡し、中古ながら送ってもらったのが、このシングルであり、一緒に頼まれていた同時期に制作発売のLP「夢恋人」は、なんとっ!

ピカピカの新品で手渡す事が出来たという次第はメデタシメデタシ♪♪~♪

で、せっかくなんで、とにかくも一時的にサイケおやじの手元に入った掲載のシングル盤に針を落としてみれば、既に述べたとおり、A面「夢・恋・人」は当時流行のデジタル歌謡ポップスなんですが、非常にキャッチーなメロディ構成とミキちゃんならではの節回しに、すっかり大人びた声質がジャストミート!?!

う~ん、確かに……、これはヒットするよなぁ~~!?!

そんな刹那紛れの思いを抱いてしまったサイケおやじが、今度はB面「春 mon amour」を聴いてクリビツテンギョ~~~!?!

なんとっ!

それはサイケおやじが大好きなサイケポップなアイドル歌謡に仕上がっており、当然ながらデジタルサウンドが徹頭徹尾構築されていながら、シタールとしか聞こえない響きのサブメロディが素晴らしいアクセントになっていますし、だからこそ、全体がサイケ期のビートルズっぽさに微熱でリンクしているというか、そこにミキちゃんの恣意的なアニメ~ロリータボイスの歌唱が入っているんですから、一気に昇天させられましたですねぇ~~ (^^♪

オリエンタル趣味丸出しの味わいも、なかなかイイ感じでしょうか (^^♪

う~ん、こ~ゆ~仕掛けをやってくれるから、細野晴臣という偉人から目も耳も逸らせないんですよっ、実際!

ということで、生来デジタルサウンドやテクノポップなんてものは体質的にNGのはずのサイケおやじは、ここで……またまた意表を突かれてしまい、結局は掲載盤を帰参して後に中古ゲットしてしまったというわけです。

ちなみに件のYMOコレクター氏との仕事関係も尚更に良好となったのは言わずもがな、苦界境にあっても、大いに助けられましたですよ。

うむ、趣味の世界は、やっぱり大切と思うばかりです。

ありがとう、「夢・恋・人」♪♪~♪


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