OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ニール・ヤングは、やっぱりイイですねぇ~♪

2019-10-26 18:26:46 | Singer Song Writer
オンリー・ラブ c/w ローナー / Neil Young (Reprise / ワーナーパイオニア)

ニール・ヤングが、これまで発表してきた夥しい歌の中で、サイケおやじが特に好きなのが本日掲載のシングル盤A面曲「オンリー・ラブ / Only Love Break Your Heart」です。

皆様ご存知のとおり、ニール・ヤングはバッファロー・スプリングフィールド解散後のソロ活動を経て、クロスビー・スティルス&ナッシュ=CS&Nと合流し、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング=CSN&Yとして大ブレイクしたのが1970年代初期のロックの歴史なんですが、それと同時に前述のソロ活動時に出していた諸作も再注目され、我が国でも一躍人気者になった事は所謂シンガーソングライターのブーム、そして歌謡フォークの大流行に一役買っていた様に思います。

その魅力は何と言っても、あの女々しさがいっぱいの曲メロと自虐的とも思える歌詞、まあ、これはあくまでもサイケおやじの拙い英語力による誤解かもしれませんが、それを独特の甲高い声質で節回すという、一種の「泣き節」が染み入ったんですねぇ~~♪

この「オンリー・ラブ / Only Love Break Your Heart」は全くその典型と申しましょうか、悲しい色合いのメロディと強いビートを感じる演奏が交じり合い、ちょいと説教っぽい歌詞を切々と歌ってしまうニール・ヤングの個性が全開していますから、1970年に出された自身のLP「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」からシングルカットされたのも必然と思うばかりです。

もちろん、ライブギグでも必須の演目であり、CSN&Yではクロスビー&ナッシュのコーラスを従えてアコースティックギターによる弾き語りがひとつのハイライトで、これはニール・ヤングやCSN&Yのアーカイヴ集やブート等々でも楽しめますが、実は初出のオリジナルスタジオバージョンはピアノに蠢くベース、そして力強いドラムスがバックを固めた所謂バンドスタイルになっているので、どちらとも十人十色の好き嫌いがあるやもしれません。

サイケおやじとしては、シンプルな弾き語りバージョンを好みますが、最初に聴いて好きになったという印象では、オリジナルのバンドバージョンにも愛着があります。

さて、ニール・ヤングの魅力としては、もうひとつ、ロック丸出しの曲における無頓着(?)なエレクトリックギターが欠かせません。

はっきり言わせていただければ、決して上手いとは申せませんが、自分の好きなように、感じるがままに弾いてしまう、ある意味では唯我独尊の姿勢が、あの迫力と説得力の源なんでしょうか。

掲載のシングル盤B面に収録の「ロナー / The Loner」は前述したバッファロー・スプリングフィールド解散後の1968年末に出した自己名義最初のアルバム「ニール・ヤング」に入れられていたんですが、これまた紆余曲折があったようで、翌年にはアメリカでシングルカットされながら、これが本人の希望で後のアルバム再発時にリミックスされたらしく、実はサイケおやじは、それを人伝に聞いただけなので、このシングル盤のバージョンの真相については、そこまで知る由もなく、また拘る事も出来ません。

しかし、そんなこんなよりも、ほとんどバッファロー・スプリングフィールドがそのまんまの歌と演奏が最高なんですよっ!

なにしろ幾分バタバタしたドラムスに味のあるオルガン、賛否両論のストリング、そして個性たっぷりのギターが鳴り響けば、ニール・ヤングの泣き節歌唱も説得力が満点なんでねぇ~~♪

いゃ~~、本当に久々に聴いたニール・ヤングは、やっぱり好きですよぉ~~~♪

そして、またまた中毒症状が、ぶり返しそうです。

ということで、ニール・ヤングの歌全般は、ほとんど自己否定みたいな世界があるのかもしれませんが、しかし同時に前向きなエネルギーも確かに感じてしまうところがサイケおやじを魅了してしまいます。

遥か昔の高校生の頃、ニール・ヤングを聴き狂った自分の気持ちは今も変わらず、それを自分の成長の無さ、あるいは停滞とは思いたくないのですが、それが自分に言い聞かせる言い訳だとしたら、こりゃ~本当に……。

失礼致しました。
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