■銀の長靴 c/w ライラックの恋 / 由美かおる (クラウン)
昨日の「銀世界」からの繋がりで本日は「銀の長靴」ってのも、些か「こじつけ」ではありますが、しかし雪国では長靴が必需品！
しかし、流石は由美かおるが演じるとなれば、それはブーツと呼ばれるのですから、如何にも発売された昭和42(1967)年のオシャレフィーリングが全開でしょう♪♪～♪
というか、作詞：関根浩子＆作曲：小杉仁三による件のＡ面曲「銀の長靴」は、当時の由美かおるにしては、なかなかセクシー歌謡な路線であり、例によって彼女独特の芸風である「白々しさ」が、ここでは「真」に迫っている感があるんですよ。
ちなみに残念ながら未鑑賞なんですが、同年には西野バレエ団の仲間だった奈美悦子や原田糸子も出ていたという由美かおるの主演映画「銀の長靴（松竹）」が封切られていまして、もしかしたらこのレコードの収録楽曲は、その劇伴音源と関連があるのかもしれません。
あぁ～～、観たいなぁ～、由美かおるの映画がっ！
なにしろ「銀の長靴」に限らず、「レッツゴー！高校レモン娘」や「ミニミニ突撃隊」等々、当時の松竹作品がきっちり復刻されていないのは悲しい限り……。
こんな時代であればこそ、求められるのが白痴美の極みたる由美かおると思うばかりです。
閑話休題。
そして作詞：水島哲＆作曲：山本幸三郎が提供したＢ面収録の「ライラックの恋」が、これまたジャズ歌謡繋がりでして、フルバンをバックに歌いまくる由美かおるのドライブ感満点のスイング歌唱が、実に気持ち良いんですねぇ～～♪
正直、中古ゲットで初めて聴いた時、ここまでノレるシンガーだったとは、彼女への認識を覆された思いでした。
ということで、またまた寒波が襲来するそうで、あちらこちらの被害が懸念されますが、大自然に逆らう術は無くとも、なんとか乗り切っていける知恵は多少なりとも得ておきたいものでして、例えば「好きな冬の歌」も、そのひとつかもしれません。
心身、温まりたいです。
