■無法の世界 (シングルバージョン) / The Who (Track / 日本グラモフォン)
長いキャリアを誇るザ・フーの全盛期は何時であるか?
それは諸説や個人の自由意思による好みによって、まさに十人十色でしょう。
しかし永遠の傑作アルバム「フーズ・ネクスト」が送り出された1971年が、そうだっ! とするのが、一般的なロックファンの共通認識のように思うのは、それなりにザ・フーの狂信者であるサイケおやじなりの社会常識(?)でしょうか。
本日掲載のシングル盤A面曲「無法の世界 / Won't Get Fooled Again」は、まさにそれを導き出した最高の予告篇として、リアルタイムのラジオ洋楽番組では流れまくったパーフェクトなハードロックの決定版でしたから、「トミー」~「ウッドストック」~「ライプ・アット・リーズ」と続いてきたザ・フーの上り調子が凝縮されていたんですねぇ~~♪
あぁ~、十八番のパワーコードの裏を固めるシンセ系キーボードの存在も無視出来ませんが、持ち前のポップな曲メロを自ら破壊&再構築していくバンドメンバー各々の深淵な策謀は、流石に侮れませんよっ!
特に終始、ブッ敲きドラミングのキース・ムーン、ジョン・エントウィッスルの野太く蠢くベースがあってこそ、ロジャー・ダルトリーの熱血シャウトもストレートに伝わる事は、もはやザ・フーの公式であり、あえて大味を狙っているかのようなピート・タウンゼントのギターも、多層的に重ねられたサウンド構成の結果であれば、それは絶対!
何度聴いても、これが最初にラジオから流れてきた時の感動と興奮が蘇ってきますねぇ~~~~~♪
所謂「青春の一曲」ってやつかもしれませんが、実は既に述べたように、これは素晴らしく良く出来た予告篇でありました。
というのも、皆様ご存じのとおり、シングル盤収録の「無法の世界 / Won't Get Fooled Again」はアルバム「フーズ・ネクスト」の本篇8分超のフルバージョンを3分半ほどに編集した短縮バージョンだったんです。
しかし、それで満足出来ないかと言えば、それは、否!
ほとんど完璧にして永遠のハードロックアンセムだと思うばかり!
そして当然ながら、いよいよ「フーズ・ネクスト」のLPを買った時でさえ、その充実度に激しく興奮させられながらも、こっちのシングルバージョンだって、決して負けない密度を再認識!
う~ん、今日は書いていて、思わず「!」を多用してしまうのは、そういう気分の表れとご理解願いたいところであります。
ということで、予告篇だって、素晴らしいというのが結論でありまして、告白すれば映画好きのサイケおやじは、その予告編の方が好きだという作品が少なからずあるのです。
またビデオ時代になって、そういう予告篇だけを集めた編集作品が売られていた事も、明白な証明じゃ~ないでしょうか。
ただし、ザ・フーに関するかぎり、予告篇も本篇も隔てなく強烈に最高なのは、どんな作品にも共通する真実です。
そしてそこに何時を全盛期とするか? という答えが提示されている事は、言わずもがなでしょう。
個人の好みは尊重するのが、サイケおやじのとるべき態度であります。
フーズ・ネクストもLIVE A T LEEDS も今、ハマりにハマッて聴いているところです♪
ザ・フーがこんなにすごくてかっこいいバンドだったなんて…!!
決して大げさではなく、聴かずして死ななくてほんまに良かった~って心から思うくらい大好きです(≧∇≦)
ストーンズも大好きだけど、フーはなんていうか、メンバー全員 愛してる~♪って感じです!
特にジョンのベースにはびっくりしました。
ど素人の私はベースってギターやドラム、ボーカルに比べたらちょ~っと地味な存在…って思っていたのですが、なんやこれ~!かっこよすぎるやん!!神様 今度生まれ変わったら絶対ベースのめちゃくちゃ上手いな男の人にして下さい!ってお願いしたいくらい惚れてしまいました。
LIVE AT LEEDS は聴けば聴くほど素晴らしさが分かります♪
今、ちょっと傷心気味で サイケおやじ様の今日のブログがフーでほんとに良かったです♪♪
コメントありがとうございます。
ザ・フーは何時だって、味方ですよっ!
私も落ち込んだ時、リーズのライブを轟音で聴きます。
ジョン・エントウィッスルは最高のロックベーシストで、個人的にはジャック・ブルース、ルイズルイス加部を含めた、所謂「三大」のひとりと認定しています。
DVD「ジョン・エントウィッスル物語」がレンタルでもあるはずですから、ぜひともご覧下さいませ。
それと拙ブログ「The Who」ジャンルにも掲載しましたが、ワイト島のライブ映像も強烈です。
あぁ~、ザ・フー、最高~~~~!
コメントありがとうございます。
多面的な顔を持っているのも、ザ・フーの個性的な魅力ですよね。
せつない名曲名演も多く、そこから虜になるファンも多いのは確かです。
基本的にはスタジオレコーディングは綺麗です。
そしてライブでの暴虐!
そういうコントラスト&アンバランスが、たまりません。