OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

尾崎奈々の再会エレキ歌謡

2023-08-02 17:47:49 | 歌謡曲

再会の湖 c/w あの愛はかえらない / 尾崎奈々 (Reprise / ワーナーパイオニア)

本日の主役たる尾崎奈々は昭和40年代に活躍したスレンダー系の美人女優で、所謂清純派として松竹制作の映画&テレビドラマに多数出演しておりましたが、だからこそ、歌手としての活動も当然が必然のスタアの証ということで、本日掲載したのは、猛暑の今だからこそ聴きたい夏向きエレキ歌謡 (^^♪

ただし、発売されたのは昭和46(1971)年10月でしたから、純粋な「エレキ歌謡」というよりも、当時流行の「ベンチャーズ歌謡」を多少は意識したところもある様な気もいたしますが、とにかく作詞:林春生&作曲:井上忠夫が提供の収録A面曲「再会の湖」はアップテンポの哀愁エレキサウンドが否が応でも楽しめるロストラブソングでして、しかも森岡賢一郎の編曲が殊更リズムアレンジにおいて、北欧系インストバンドが十八番にしていたドラムスやベースのプレイに表れているもんですから、たまりません (^^♪

そして肝心の尾崎奈々の歌唱も、それなりに安定した節回しと微妙なエグ味を滲ませた、これが哀しみのポップス歌唱と申しましょうか、サイケおやじは決して嫌いではありません。

なによりも、既に述べたとおり、北欧系エレキインストのボーカルバージョンみたいな曲調との相性がイイんですよねぇ~~ (^^♪

正に涼しげなジャケ写ポートレートを眺めての鑑賞にジャストミートの仕上がりだと思うんですが、いかがなものでしょう。

ですから、同じ制作スタッフが関わった収録B面曲「あの愛はかえらない」が、これまたアップテンポのエレキ歌謡というのは美しい「お約束」として、グッと惹きつけられるわけですが、楽曲の流れの要所で、フェロモン系の「ため息」を歌わなければならないパートがあり、なんだか……、その部分で「ためらい」が感じられたりして、まあ……、このあたりは既に述べたとおり、清純派としてのイメージの所為なのか、あるいは本人が自然体で恥ずかしがっているのか?

そ~した妄想&推察も楽しいと言えば、それはサイケおやじの変態性の証明なんでしょうが、それはそれとして、幾分不安定な彼女の歌唱も、楽曲そのものの素晴らしさとエレキ歌謡伝来のサウンドがニクイばかりですから、サイケおやじは好きです (^^♪

ということで、台風やら、猛暑、そして凶悪犯罪が多発という、いやはやなんともの世相は昔っから変わっていないのかもしれませんが、老い深まりて往年の夏を思い起こせば、海とエレキと快楽こそが、平和の証して、今も忘れてはならないものと確信しております。

そして、だからこその悲喜交々も、素直に受け入れられるのが年寄りの特権だとしたら、昔に拘り続ける自分も正当化出来るんじゃ~なかろうか?

そんなふうに自分に言い聞かせているのでした (^^;


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