■ふたりの青い鳥 / コスモス (CBSソニー)
レコードを買う動機は様々にありますが、サイケおやじの場合は殊更「懐かしさ」がキーワードであって、それゆえに中古屋で衝動に走った事は数知れません。
本日ご紹介のシングル盤も、全くそのとおりの1枚であって、以下はほとんどが、サイケおやじの苦しい言い訳になります。
で、まず所期の目的であったのが、A面収録の「ふたりの青い鳥」で、これは昭和47(1972)年秋、日本テレビで放送されていたドラマ「鉄平と順子」の主題歌であり、何を隠そう、サイケおやじは松坂慶子や奈美悦子の出演に惹かれて、件の番組に夢中でした。
物語は主役を演じる大和田伸也と松坂慶子の恋人カップルが、それぞれの幸せを確認するために婚前旅行に出るという、なんとも羨ましい発端から、いろんな人間模様や夫婦関係に遭遇しつつ、お互いの絆をあれこれ模索する展開が、毎週30分で描かれていました。
そこで松坂慶子なんですが、当時の彼女は決して大女優ではなく、契約していた大映の倒産があっての諸々で、言わばブレイク前の熟成期♪♪~♪
ですから、必然的に大映作品で演じていた優等生、あるいは正反対の不良バカ娘といった十八番から、ちょいと不安定な美人タイプの役柄になっていたと思います。
また準レギュラーの奈美悦子も当時は結婚を機に、本来の大人びたセクシーさが艶っぽさに変化しつつあった頃でしたから、ファンにはたまらない時期でしょう。
したがって、この主題歌も自然と刷り込まれていたわけですが、もうひとつ、これはまさに青春の懐かしさとでも申しましょうか、それは翌年の秋の某女子高文化祭に仲間と出かけたサイケおやじは、この「ふたりの青い鳥」を歌っていたフォークソングの女子デュオに遭遇しました。
実はレコードで歌っているコスモスは、有名なオーディション番組「スター誕生」出身であり、その爽やかなボーカル&コーラスは歌謡フォークが全盛だった当時の芸能界にはジャストミートの逸材♪♪~♪
もちろんイヤミにならないルックスの良さもあって、忽ち人気を集めた立井雅子&田村悦子は、マーコ&エッちゃんと呼ばれていましたですねぇ~♪
ちなみにその頃はコスモスの他にもシモンズ、ジャネッツ、タンポポ、ピンク・ピクルス、ウイッシュ等々、とにかく歌謡フォークの女性デュオが花盛りの勢いでしたから、アマチュアにも、それを目指したフォークグループが自然に大発生していたのです。
そこで件の女子高生デュオなんですが、なかなかコーラスもギターも上手くて、ちょいと感心させられましたですねぇ~♪
正直、お友達になりたいなぁ~♪
と思わせられるほど、プラトニックな魅力がありましたですよ♪♪~♪
もちろん、そんな事は実現されるはずも無かったんですが、サイケおやじの青春メモリアルには、きっちり記録され、時が流れました。
そしてサイケおやじが社会人として、どうかに一応の仕事も覚えた頃、再び前述の元女子高生デュオに遭遇!!
なんとっ! ふたりとも今度は子連れで、この「ふたりの青い鳥」を歌っていたんですねぇ~~♪
現場は子供服関連のイベントだったんですが、う~ん、ふたりは幸せな結婚をしていたんだなぁ~、その歌詞どおりに!?
思わず、そんな感慨が沸き上がってきて、妙に和んでしまった事は今も忘れていません。
このシングル盤を中古でゲットしたのも、その直後でありました。
ということで、作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一、そして編曲:馬飼野俊一のトリオは流石に良い仕事をやっていますよ♪♪~♪
主役のコスモスが、どのような芸能活動を送ったかは勉強不足で知る由もありませんが、少なくともサイケおやじの良い思い出に貢献してくれた事には、心より感謝しております。
http://www.youtube.com/watch?v=9s5rdne0ILM
高い声のパートのひとはルックスもお好みのタイプでした。
ちょうど同じ時期に当時、私とそんなに年が変わらないのがいて
http://www.youtube.com/watch?v=XVoMYQVsXQg
曲も自前だし、なんかライバル意識というか、ちょっと怯みましたね。
コメント&ご紹介ありがとうございます。
貴兄がファンのシモンズ高音パート担当は、田中ミユでしょう。確か現在でも、ニューシモンズをやっていると思いますよ。数年前に神戸で見ています。
そういえば、もうひとりの玉井タエは、あの後藤次利と結婚! それゆえにオリジナルシモンズは解散したんですよねぇ……。
それが木之内みどりが現れた事によって、破局したのは、シモンズのファンにとっての苦い思い出かもしれません。
チューインガムのアレンジは「うわさの男」で、微笑ましいです♪