OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

告白と希求

2017-04-01 19:38:19 | 歌謡曲
告白 / 中原まゆみ (日本ビクター)

昨夜は例によって送別会で朝帰りという、それはそれで充実した1日を過ごしたサイケおやじではありますが、またひとり、昔っから気脈を通じていた仕事仲間が去ってしまう現実には、ますます取り残された気分を強くしたのも本音でした。

しかし、だからこそ、二次会~三次会と流れるにつれ、本性を露わにする大義名分も出来たという、些か潔いとは言い難い態度で盛り上がってしまった自らの醜態には、我ながら呆れてしまうばかり……。

連れて行っていただいた店のホステスさんが、なかなか好みのタイプ揃いだった事も嬉しく、そんなこんなの余禄さえも、享楽と憐憫のバランスがギリギリのところで保たれていたというか……。

さて、そんな夜が明けて、今日からは気分一新、ヤル気を出してゴタゴタに積み重なっていたレコードを片付けていたら、思わず、うっと呻いてしまったのが本日掲載のシングル盤でして、それはジャケ写に登場している中原まゆみが、昨夜入ったクラブのホステスさんにクリソツのイメージだったという、まあ、それだけの話なんですけどねぇ~~♪

長い前置きは、ここまでにして、中原まゆみは昭和芸能界のフェロモン歌謡部門では近年、なかなか人気も高いとされていますが、それは昭和46(1971)年に出したシングル曲「テイク・テン」が各種復刻オムニバスCDに収録されるほどの名唱・名曲である事によるものでしょう。

確かに、それはサイケおやじも認めるところです。

ただし、ストレートなセクシー&エロティシズムをそれに求めてしまうと肩すかしになるわけで、歌唱そのものは演歌ロックっぽい雰囲気もあるのが、前述「テイク・テン」の実相だと思いますが、それでも中原まゆみには、その面立ちにナチュラルなフェロモンが強く滲んでいるというジャケ写美女的な魅力があって、殊更眼差しの男好き感はサイケおやじの好むところ♪♪~♪

で、本日掲載のシングル盤も、全くのそれなんですねぇ~~~♪

実は発売されたのは、件の「テイク・テン」の前作として昭和45(1970)年に製作されたんですが、ど~です、この佇まい、この眼差しに、この唇&面立ちのフェロモン性感度は!?!

しかし、肝心の収録A面曲、作詞:有馬三恵子&作曲:鈴木征一、そして編曲:近藤進が提供の「告白」は、歌謡ポップスとフェロモン歌謡の融合を企図しているであろう狙いが、ちょっぴり空回り気味で、ジャケ写の雰囲気が浮き上がってしまったような……。

ちなみにプロフィール紹介によれば、中原まゆみは金井克子、由美かおる、奈美悦子、原田糸子のレ・ガールズで知られる西野バレエ団所属だったそうですが、個人的には彼女が踊っている姿には全く接した事がありませんし、歌手としてもテレビ出演されたという記憶もサイケおやじにはありませんので、活動そのものは地味だったのでしょうか、リアルタイムでのブレイクが無かったのも、今日の裏人気に繋がる布石だったと思えば、結果オーライ!?

ということで、冒頭の話に戻れば、今年度もサイケおやじは仕事で苦しめられるという先の見通しは確定的で、だからこそ刹那的と言われようとも、己の趣味で享楽を求める姿勢を強くしたいと、強く希望しております。

それが例え叶わぬまでも、好きなものを追及出来なくなったら、もう、お終いですからっ!
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