OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

蒸し暑い転石

2007-05-09 17:25:01 | Weblog

日本では今年一番の暑さになったそうですが、こっちは当然、蒸し暑いです。

ということで本日は、これに逃げ込んだという――

An Afternoon In Munich / Rolling Stones (SODD)

旅の空でもストーンズは止められない! これ、本音です。

さて、このCDは最近入手した海賊盤で、ストーンズのライブ最強時代から、これまで未発表とされていた音源です。

録音は1973年9月28日の1st show ♪ 2nd show は、これまで出回っていましたし、音質はともかくとして、時期的に演奏は極上ということで、これは期待が大きかったです。しかもメーカーの言として、当時としては優良な機材でのオーディエンス録音であり、ミック・テイラーのギターが綺麗に録れている……云々ですからねぇ~、ついつい気持ち良く騙されてしまいましたですよ。

で、結論から言うと、音質はまあまあ……。確かにミック・テイラーのギターが聞こえところは大きく聞こえますが、キース・リチャーズのギターもかなり大きく聞こえます。それよりもミック・ジャガーのボーカルがバッチリ聞こえすぎで、ミスというか、この日はハシリ気味! 演目は以下のとおりです――

01 Brown Sugar
02 Gimme Shelter
03 Happy
04 Tumbling Dice
05 Star Star
06 Dancing With Mr.D
07 Angie
08 You Can't Always Get What You Want
09 Midnight Rambler
10 Honky Tonk Women
11 All Down The Line
12 Rip This Joint
13 Jumping Jack Flash
14 Street Fighting Man

「Gimme Shelter」でのミック・テイラーのギターは何時もながら壮絶ですが、この時はイマイチ、テンションが低いでしょうか……。この傾向が最後まで続くのが残念です。まあ、バンド全体も若干ですがダレ気味というか、軽いタッチなんですねぇ。1日2回公演じゃ、しかたないかもしれません。

ところで、このブツには初回盤だけオマケが付いていて、これが良いんです。

それは同じ欧州巡業から、1973年9月19日の英国バーミンガム公演の音源をリマスターしたCD-R♪ これはアナログ盤時代から優良音源として有名でしたが、如何せん、ピッチが遅くて問題ありでした。

ところが、最近になって各メーカーから演奏スピードを修整したブツが出始めていましたが、所々で音圧が不安定だったり、特に左チャンネルのドロップアウトがあったりして……。

それをここでは、限りなくモノラルに近いミックスにしてありますが、音質は初心者でも満足のオーディエンス録音となり、もちろん演奏はド迫力!

演目は上記といっしょですが、テンションの高さは比較にならないほど! と言ったら褒めすぎですが、やっぱりこの時期のストーンズはライブ最強時代ですねっ♪

ということで、こんなものを聴かなきゃならないほどに、蒸し暑い日……。あさってには帰れそうですが……。

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