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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-30:秋川淳子

2021-04-09 17:51:31 | 歌謡曲

南南西 / 秋川淳子  (ユニオン / テイチク)

本日の主役たる秋川淳子ついては例によって何も知らないんですが、掲載したシングル盤は昔っから中古屋では見かける機会も多く、だからこそ気になってはいたんですが、ゲットするまでには至らず、月日が流れていました。

それが先日、某ネットオークションで纏め落札したレコード群の中から発見され、それゆえに半ば義務的に針を落とせばグリビツテンギョ~~~!?!

とにかく作詞:麻生香太郎&作曲:あすなろ、そして編曲:馬飼野康二の制作クレジットが確認出来るA面曲「南南西」が、アッと驚く歌謡ロック系のアイドルポップスに仕上がっていたんですねぇ~~!?!

しかも秋川淳子のボーカルは正統派の歌謡曲スタイルながら、伸びやかな声質と節回しが、きっちりとロックビートに対応していると申しましょうか、絶妙の憂いや哀愁を秘めた歌いっぷりの素晴らしさは音程の確かさ共々に、そのインパクトは絶大ですよっ!

また、イントロからアクション系刑事ドラマの主題歌みたいなアレンジが施されているもんですから、曲メロの歌謡フォークっぽい印象がロック的な熱気に変換されていく流れを見事に歌いきっているあたりが彼女の真骨頂だとしたら、今の今まで、これをスルーしていたのはサイケおやじの不覚でありました。

それでも、このシングル盤が世に出た昭和53(1978)年5月以降、件の「南南西」がヒットしていたという記憶はありませんでしたし、秋川淳子と名乗る歌手がテレビ等々に登場していたという印象も残っていないのは、サイケおやじの不注意だったでしょうか……。

しかし、ジャケ写ポートレートを見る限り、失礼ながら秋川淳子にはイマイチ、スタアとしての「花」が無いというか、アイドルとしては平凡なルックに思えてしまうのが正直な気持ちであり、果して彼女が、どの様な活動を展開し、どのぐらい売れていたのか等々、決して予断は許されるはずもないわけで……。

他に何枚ぐらいのレコードを出していたのかは知る由もありませんが、もしかしたら素晴らしい歌唱力を活かして、正統派歌謡曲~演歌の分野で活動していたのかもしれません。

ということで、こ~ゆ~「未知との遭遇」や「食わず嫌い」みたいなレコードが、まだまだ夥しく残されているのが大衆音楽の真実のひとつでありましょう。

死ぬまでに、それ等にひとつでも多く邂逅出来る事を目標とするのも、余生としては悪くないと思っております。

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