OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

おり姫恋唄に惹かれて

2024-02-09 17:14:04 | 歌謡曲

おり姫恋唄 / 三谷いつか (クラウン)

サイケおやじは西島三重子のファンであるがゆえに、彼女が歌った音源ばかりか、優れたソングライターとして残した作品群も大いに気になるもんですから、つまりはカバーされたり、他の歌手&グループに提供した楽曲も蒐集の対象とすれば、本日掲載した三谷いつかのシングル盤A面曲「おり姫恋唄」も外せません (^^)

これは昭和56(1981)年2月に発売された1枚でして、歌っている三谷いつかは歌手というよりも、女優としての活動が多かった記憶ではありますが、それはそれとして、とにかく「おり姫恋唄」は関沢新一が綴った乙女チックな歌詞に附された如何にも西島三重子らしいメロディラインがサイケおやじの好むところでして、そのミディアムテンポの歌謡フォークがド真ん中の曲展開はマイナーモードが全開ですから、たまりません (^^)

そして当然ながら、青木望のアレンジにはアコースティックギターや大盛りのストリングス、シンプルやベースや控えめなドラムスというイノセントなメロドラマ主義が横溢していますから、三谷いつかの純愛ボーカルが胸に迫るという、これが歌謡フォークの典型という仕上がりでしょう (^^)

あぁ……、思わず池上線に乗りたくなってしまう黄金律と申しましょうか、こ~ゆ~雰囲気の曲を書いては薬籠中という西島三重子は本当にイイですねぇ~~♪

ですから、作者本人が歌った自作自演バージョンを探索してしまうのも成り行き以上の行動ではありますが、現在まで対象レコード等々を発見出来ていてないのは、サイケおやじの勉強&努力不足……。

聴くほどに好きになる楽曲「おり姫恋唄」だけに、更なる精進を重ねる所存であります。

最後になりましたが、三谷いつかは確か、人気漫才コンビ・Wけんじの東けんじの愛娘として有名だったんですが、早世してしまったのは残念……。

合掌、そして今日も再鑑賞する「おり姫恋唄」です。


この人だぁ~れ part-147:タマコ

2024-02-07 17:07:40 | 歌謡曲

月夜の宝石 c/w イブの専科 / タマコ (CBSソニー)

久々の「この人」シリーズということで、本日ご紹介するのはタマコと名乗る女性シンガーが昭和45(1970)年6月に出したシングル盤なんですが、これが収録両面2曲が共に作詞:阿久悠&作編曲:川口真という、強力なヒットメーカーコンビからの提供だけあって、なかなかキャッチーな歌謡ポップスがド真ん中の仕上りだったんですねぇ~ (^^♪

ただし、サイケおやじにとっては繰り返しになりますが、タマコは「この人」シリーズの歌手ですから、リアルタイムでは接した記憶が全くありませんし、今に至るも主役たる彼女の素性履歴を知り得ておりません。

しかし、まずはミディアムアップのマイナーキーで歌われるA面曲「月夜の宝石」のメロディラインとアレンジの雰囲気が同時期の奥村チヨ 小川知子が放っていたヒット曲の路線を狙っていた事は明白としか思えませんし、幾分ダークな質感を滲ませるタマコのアルトボイスによる絶妙の演歌チックなフィーリングはジャストミートの快作じゃ~あぁ~りませんかっ!

今となっては、下世話なメルヘン感覚を織り交ぜた歌詞の小憎らしさ共々に、これがヒットしなかったのは不思議なところではありますが、思い起こせば、その頃には似た様なムードを湛えた歌謡曲が他にも出まくっていましたからねぇ~~、そ~ゆ~意味ではイイ時代だったと言ってしまえばミもフタも…… (^^;

いゃ~、それにしてもオーケストラやストリングス、そして弾んだリズムアレンジを用いての川口真が十八番の手法は、ソフトロック演歌に近い世界観が確立されていて好感が持てますねぇ~~、サイケおやじには (^^)

ですから、同じ様な曲調を聴かせてくれるB面曲「イブの専科」の確実性(?)も侮れないわけですが、欲を言わせていただければ、せっかく安定しているタマコの歌唱力を活かしての別な雰囲気の楽曲を入れて欲しかったという、まあ……、これは贅沢でしょうかねぇ~~ (^^ゞ

つまり……、それほどタマコは奥村チヨ ~ 小川知子ラインのフォロワーとしては素晴らしいが故に、他の音源も探索したくなっているというわけです (^^)

告白すれば、このシングル盤は昨年秋にネットの中古通販でゲットした1枚でして、その時に確か、もう1枚、彼女名義のブツが出品されていたので気になっているんですよ (^^)

中古猟盤活動においては「Not a Second Time = 二度目は無いよ」という原則があるので、迷いは禁物なわけですが…… (^^;

ということで、悪天候の所為でありましょう、ネットで注文していたブツの到着が遅れていて、ストレスが溜まり気味とはいえ、やはり、安全は第一!

物流関係者にエールを送りましょうね (^^)


エレキ&GS歌謡の安らぎ

2024-02-05 18:46:31 | 歌謡曲

天使のささやき c/w そしていつか / 石井祥子 (日本コロムビア)

掲載したのは石井祥子が昭和44(1969)年4月に出したシングル盤なんですが、この明快なジャケ写イメージを裏切らない、実に正統派のエレキ&GS歌謡が両面2曲で楽しめるという傑作に仕上がっています (^^♪

それは作詞:湯川れい子&作曲:市川昭介という、何やらミスマッチとも思える先入観が見事に覆されるA面曲「天使のささやき」からグッと惹きつけられる展開には、ミディアムテンポで起承転結が明快なメロディラインに如何にも乙女チックな歌詞の世界が乗っているんですから、石井祥子の曲想から外れないソフトタッチの節回しを尚更に活かす葵まさひこのアレンジは、ソフトロックを基調にマイナーな味わいを強調したエレキギターやスリー・シンガーズによる甘口の女性コーラスが用いられているという、そ~した何の衒いも無いプロデュースの潔さっ!

まあ……、そのあたりが、あまりにも出来過ぎていたのでしょうか、リアルタイムよりは現在の後追い鑑賞によって再発見される、正に素晴らしき昭和歌謡曲の「お宝」だと、サイケおやじは強く思っております (^^♪

ですから、同じ制作スタッフが手掛けたB面曲「そしていつか」が尚更にゴージャスなストリングス&オーケストラに導かれ、ストレートなエレキギターに彩られたミディアムテンポのマイナーメロディ歌謡曲に仕上がっているのも、これまた素敵な「お約束」でありましょう (^^♪

個人的には、むしろA面曲「天使のささやき」よりも、こちらが好きなほどで、それはベタベタした節回しがイヤミになっていない石井祥子の歌いっぷりがあればこそっ!

う~ん、ヴァイブラフォンの響きやジャズ系コードワークを潜ませたギターの用い方等々、こ~ゆ~マイナーメロディを歌謡曲に馴染ませる葵まさひこのアレンジも秀逸だと思います (^^♪

ということで、本日は悪天候&交通渋滞という自然の試練に苦しめられている皆様にも、こ~ゆ~明快な歌謡曲で身も心も温まっていただきたいとの思いを強くしております。

明日は穏やかでありますように (^^)


この曲、やって楽しいっ!

2024-02-03 17:34:58 | 歌謡曲

太陽に愛されたい / ニュー・キラーズ (キングレコード)

音楽には聴いて楽しい歌や演奏が有って当然なのと同じく、主体的にやって、つまり自らが歌ったり、演奏したりして気持ち良い楽曲も確かに在るわけですから、カラオケが不滅の人気を確立し、アマチュアバンドが消え失せる事が無いのも、それゆえの結果かと思います。

そこで本日のご紹介はニュー・キラーズが昭和47(1972)年に出した、これがデビュー作と云われるシングル盤A面曲「太陽に愛されたい」と、させていただきました (^^)

実は現在、サイケおやじが入れてもらっている高齢者バンドで鋭意練習中と言うよりも、作詞:増永直子&作編曲:いずみたくの仕掛けは、シンプルで覚え易いメロディラインで遊びの余裕が取り易い演奏展開の妙にあると思えば、ここに収録のトラックにはミディアムテンポのラテンファンクなドラムス、ソウルフルにトライヴするエレキベース、程好いウネリを響かせるオルガンに慎んだニューソウル風味のギターというカラオケパートだけを聴いていても、確かに心が躍るわけですから、女性のツインリードボーカルにGS歌謡伝来の男性コーラスもイイ味出しまくり♪♪~♪

そして、これを演奏するとなれば、アマチュアと言えども前述した各楽器のパートを拡大解釈出来るという楽しみがあるもんですから、本日の練習ではメンバー各人が聊か暴走気味にハッスルし過ぎて、ドシャメシャだった分だけ、楽しかったのが本音でありました (^^;

以前にも書いたとおり、サイケおやじはニューキラーズの実演には全く接していなかつたので、ますます拡大解釈に熱が入ってしまいましたですよ (^^;

それは書き遅れてしまいましたが、この「太陽に愛されたい」の曲調の基本はピンキーとキラーズのメガヒット「恋の季節」への原点回帰と同時にオンタイムで流行っていたウォーサンタナあたりのブラックファンク&ラテンロック等々の洋楽志向をも含んだ狙いがある様に思えますから、演奏パートにはアドリブソロを入れての引き延ばし作業も可能というあたりが、やって楽しい秘訣かと思っております (^^)

ということで、やっぱり……、今日も寒くて、まだ春は遠いと実感……。

早く、太陽に愛されたいものです (^^)


久松由実で春を待つ

2024-02-02 17:27:51 | 歌謡曲

ボーイフレンド c/w 春を待てなくて / 久松由実 (ポリドール)

掲載したのは久松由実が昭和62(1987)年2月に出したとされるシングル盤なんですが、ご紹介の意図は昨日掲載した松原みきの「ニートな午後3時」とジャケ写イメージが何となく似ているからというだけの理由です (^^)

もちろん、発売時期からしても、春を待つ印象の楽曲として両者共通の雰囲気があるあたりは、そんなこんなの狙いの普遍性を考えさせられたりするわけですが、それはそれとして、まずは曲タイトルに拘れば、作詞:戸沢暢美&作曲:林哲司から提供された収録B面曲「春を待てなくて」が大いに気になるのは言わずもがなでしょう。

そして実際に針を落とせば、これが軽快なビートにキャッチーな胸キュンメロディが冴えたアイドル歌謡ポップスの決定版♪♪~♪

特にメジャーに展開するサビの心地良さは久松由実のロリ系アイドルボイスにはジャストミートの大ホームランですし、ビシッとタイトなドラムスにハリウッドポップス伝来とも言いたくなるギター、ニューミュージック風のコーラスも含めて、これがB面曲だなんて、勿体ないばかりの裏傑作じゃ~ないでしょうか (^^)

そして同じソングライターコンビが手掛けた肝心のA面曲「ボーイフレンド」が、これまたド派手なドラムスの響きをメインに据えたタイトなリズムアレンジと出来過ぎとも思えるメロディラインは、ちょいとAOR歌謡が主戦場とも思える林哲司らしからぬと云えば、それはサイケおやじの勘違いではありましょうが、モータウンサウンドを確実に咀嚼したミディアムアップのアレンジは、前述したB面曲「春を待てなくて」共々に船山基紀が十八番の手法かと思います (^^)

ちなみに歌っている久松由実については何も知るところがありませんが、もしかしたら所謂ロリータアイドルだったんでしょうか?

既に述べたとおり、ここで聴かれるロリ系の声質と一生懸命に歌っている節回しは提供された曲想にドンピシャの仕上りになっている事からしても、このプロデュースは大成功でありましょう。

ただし、サイケおやじは、これまで度々述べているとおり、このシングル盤が世に出た直後の昭和62(1987)年3月から異郷の地へ島流しにされてしまったので、久松由実が以降、どの様な活動活躍を見せていたのは闇の中……。

それでも、このシングル盤をサイケおやじに残してくれた事には感謝するばかりです (^^)

ということで、寒暖差が身に滲みる今日此の頃、せめても春を求める歌や演奏を聴いて、心を温めたいと思っております。

明日は、節分♪♪~♪


松原みきで春を待つ

2024-02-01 17:37:17 | ニューミュージック

ニートな午後3時 / 松原みき (SEE・SAW / キャニオン)

ちょいと節分には早いとはいえ、気分は「春」を求めているということで、本日は松原みきが昭和56(1981)年2月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「ニートな午後3時」を鳴らしてみました (^^♪

なにしろ、これはリアルタイムで作られた化粧品メーカーの資生堂が春のキャンペーンを張っていた口紅のCMソングでしたからねぇ~~、作詞:三浦徳子&作曲:小田裕一郎が企図したところは華やかにしてスマートな所謂AORなニューミュージック歌謡であり、今日で云うところのシティポップがドンズバのキャッチーさは、お約束以上!?

とにかくアップテンポでイントロからバスドラの痛烈なビートが提示され、派手なブラスにシンコペーションを利かせたベースとギターのアンサンブルからしてグッとリスナーの気分が高揚させられる次の瞬間、粋なメロディラインを節回す松原みきのボーカルからは、しなやかにしてジャジーなフィーリングが発散されるんですから、正にオシャレな雰囲気が決定的なところは、アレンジを担当した大村雅朗のイイ仕事 (^^♪

う~ん、このカラオケパート、特にリズム隊の手の込んだグルーヴの提示方法は相当の技量が求められるはずで、セッション参加メンバーは今剛(g)、大谷和夫(key)、岡沢茂(b)、見砂和照(ds)、斉藤ノブ(per) とされていますが、流石としか言いようがありません。

特にサビ前のテンポチェンジのパート、そして間奏における遊びの入ったリズム隊の強靭なビート感は至芸でありましょう (^^♪

そして松原みきが決してパワー派のボーカリストではなく、むしろソフトボイルドと申しましょうか、ジャズボーカルで培われたとしか思えない余韻を滲ませる歌唱センスが、こ~ゆ~ブラコン歌謡にも溶け込んでしまうあたりは、彼女の大きな魅力と思っております。

ちなみに曲タイトルに用いられている「ニート」って、今日では定職に就いていない無能の人を指す「Neet」と決め付けられそうですが、この「ニートな午後3時」では、すっきりと鮮やかな意味合いの「Neat」であり、当時の広告代理店関係者から広まった流行語でしたから、正に春の化粧品にはジャストミートのイメージ語だったもんですから、それが一番似合わないのはサイケおやじ!

―― なぁ~んて、その頃……、女の子から言われてしまったものでした (^^;

閑話休題。

ということで、松原みきが一番ノッていたのは、この「ニートな午後3時」をヒットさせていた頃だったと思えば、同時期に制作発売されていたLPの充実度も素晴らしく、そのセッションにはアメリカはモータウンレコードからフュージョンバンドとしてデビューし、素敵なアルバムを3枚ほども残している Dr.ストラットや前述した様な我が国の凄腕スタジオプレイヤーが挙って参加しておりますので、その「Cupid」と「Myself」も、併せてお楽しみくださいませ (^^)

いゃ~~、春が待ち遠しいですねぇ~~、特に今の日本にはっ!

光は必ず射すと信じております。