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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

中日ドラゴンズリーグ優勝ばんざい         ドラふぁん

2006年10月15日 20時27分25秒 | Weblog
 阪神フアンの人には悪いのですが、やっと振り切りました。
 敵ながら天晴れですね。
 今年の中日は安心して見ていられました。 実力をかんじられました。
 監督が言うように「確実に実力がついています。」
 しばらくは、セリーグは中日を中心に展開すると思います。
 よほどの事が無い限り五連覇は夢でありません。
  
 中日帝国登場です。はははは アメリカ帝国とちがって平和的ですよね。
 我等帝國のサポーターじゃ。
 世界制覇も間近ですな。 うわははは ははは。
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保守系論客の歴史欺瞞・偽造を切る その4     千里眼

2006年10月15日 17時36分15秒 | Weblog
 前回の宮脇淳子氏の「日本は満洲を横取りした と言われたら」(文春新書「歴史の嘘を見破る」に所収)分析の続きである。ここでは、満州国が国際的に承認された国家だという宮脇氏の見解を中心に取り上げる。

「ローマ法王庁をはじめ、十五の国家が承認し、事実上承認した国を含めると二十三もの国家と関係があった満洲国を、中国では『偽満洲国』と呼ぶのである。これは中国側の事情にすぎない」 
 このように満州国は国際的に承認されていたのだと保守系論者は言う。もともと誰が言い出したのか調べる必要があるが、まだ間に会わない。ただ、ここで触れておきたいのは、保守系の論者はその言いだしっぺの尻馬に乗って、自らの検証を抜きにして「国際的に承認されている」と書き立てていることである。これを「オウムの論理」とでも言おう。
 保守系の論者はえてして、他の論者が論述した内容を自ら再検証することもなく、自らの思考で再構成することもなく、オウムのようにそのまま記述するという悪癖がある。これもその一つである。「 」で引用し、その出典を付記するとともに、この見解にこういう理由で同意する、というような記述でありたい。

      パターン6.オウムのレトリック
                       
 真相は次に述べるとおりである。満州国を承認した国としては、日本・ドイツ・イタリアのいわゆる枢軸国は当然承認している。それに、日本の傀儡国家または日本占領下の国々として、中華民国南京国民政府、蒙古自治邦、自由インド仮政府(この3つが日本の傀儡政権であり、しかも統治領域もきわめて限られ、国家と言えないものであった。なかには統治領域のない政権もある)、ビルマ、フィリッピン。まわりを日本軍に囲まれ日本軍の通行権を認めたタイ。フランコ政権下のスペイン。
 ナチスドイツの占領下にあった国々としてポーランド、デンマーク、クロアチア、ハンガリー、エストニア、リトアニア。
 ナチスドイツと同盟し枢軸国側につき参戦した国としてブルガリア、フィンランド、ルーマニア。ナチスドイツの保護国となったスロバキア。などである。
 このように見てくると、国際的に承認されているとは言えないことは明らかである。
 ヴァチカンについては、事情は複雑である。ナチスドイツの圧力に負けてヴァチカンはコンコルダード(政教条約)を結ぶが、なおもドイツの圧迫は続く。そのなかでナチスのユダヤ人迫害を黙認することになった。前法王ヨハネ・パウロ2世がそのことを公式に謝罪したことは記憶に新しい。この経過はヴァチカンにとっては恥部になるので、ヴァチカン側からは具体的な詳細は明らかにされていない。この過程で満州国の承認がおこなわれたのではないかと私は推定している。さらに言えばこの承認が歴史事実であるかどうかについても私は疑っている。
 満州国問題を扱った国際連盟委員会のなかで、「満州の主権は中国に属する」「現在の満州国を承認しない」という日本へ対する勧告が42対1で決議された。
つまり、日本を除いたすべての国が満州国を否定したのである。日本代表松岡外相は即座に国際連盟脱退を宣言し席を立ったのである。
 その後、日本はナチスドイツにも依頼して承認国を獲得する努力をするのである。それゆえ、いわゆる承認国は1940年前後に多い。その成果は上記のとおりである。国際的に認められているとは決して言えないことは明らかである。
                  
      パターン2.過大評価のレトリック  パターンNO.5.事実否定・無視のレトリック

「つぎに『日本帝国主義者は、中国農民の土地を強奪し、中国人労働者を搾取した』という意見であるが、中国人は同じ中国人ならば、搾取されてもいいのだろうか」
 これも変な論理である。他民族による支配と同一民族による支配とを、何故、同一・同質の支配として対比できるのか、私には理解できない。

「日本の満洲統治を中国は『三光』政策と呼ぶ。軍事面では、『殺光(殺し尽くす)』、『搶光(奪い尽くす)』、『焼光(焼き尽くす)』、であり」と書いている。
 これは明確な事実誤認である。恥ずかしいほどのミスである。
 同じ保守系の論客細谷順氏はインターネットのなかで「日中戦争において、日本軍が華北の解放区を根絶しようとして行った作戦」と指摘しているし、何よりも、宮脇論文の載って同じ書籍のなかの田辺敏雄論文でも「三光作戦」を同じような内容で捉えている。当然、両人ともそんなひどい作戦を日本軍はやっていないと否定しているが。用語としては満州とはまったく無関係のものである。
 こういう初歩的なミスにも気が付かずに本に載せる著者の神経を私は疑う。自ら検証することもなく、他人の意見をそのまま使用するので、彼らの論文にはこうしたミスは付きまとっている。

      パターン7.事実誤認のレトリック

 この論文は「歴史の嘘を見破る」という書名の図書の中の一論文である。彼らが「自虐史観」と名づけている諸見解を「嘘」として批判しているのだが、どちらが「嘘」をついているのであろうか。それは、この論文を見るだけでも明らかである。
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満州国問題について保守系さんへ答える。    千里眼

2006年10月15日 16時59分00秒 | Weblog
 私の投稿した「保守系論者の歴史欺瞞・偽造を切る その3」について、保守系さんのコメントがありました。それに対する回答はコメントという形を取るには、あまりにも長すぎるので、投稿という形を取ることにしました。できれば、保守系さんのコメント前文をお読みの上、この投稿を読んでいただいたら助かります。
 なお、「保守系論者の歴史欺瞞・偽造を切る その4」は、ここで問題にしている事柄と直接関連があるので、合わせて読んでいただければ助かります。

① 「シナ(漢民族)歴代王朝の版図が、長城(万里の長城)を越えて満州に及んだことは、中共成立以前には一度もありません」と保守系さんは言う。
 私は「保守系論者の歴史欺瞞・偽造を切る その3」のなかで、「あった」という歴史事実をしめしているのに、それに対して、保守系さんはそれに触れることもなく「ない、ない」と言っている。もう一度その部分を採録する。
「・ 春秋・戦国時代の北方漢人国家の「燕」は現在の中国東北部遼寧省の主要部分を領土にしていた。
 ・ 秦は遼東半島を含む中国東北部遼寧省全域を支配下に置いていた。
 ・ 漢はさらに領土を拡大し、朝鮮北部にまで支配を伸ばして楽浪郡を置いた。北九州の日本の小国家が楽浪郡に使を出していたことが漢書地理誌に見える。
 ・ 三国時代の魏はさらに朝鮮南部に帯方郡を置いていた。日本の卑弥呼の時代である。
 ・ 元は満州全域を支配下においた。清も同様である。
 ・ 明は満州からさらに、黒竜江を越えて現在ロシア領の沿海州まで支配下に入れていた。
 元・清は蒙古人・満州族が作った王朝なので、中国の支配に満州が服していたとは言えないのだと著者は言いたいのだろう。それを除いても中国人の王朝の統治下に満州の地域がおかれていたことは、上記のとおりである。」
 もし、まだ保守系さんが「ない」と言いはるのなら、「燕」、「秦」、「漢」、「魏」、「明」がその領内に満州の地域を入れていなかったという論拠をきちんと示すことを求める。「ないからないのだ」では話しになりません。
「そんなに昔に戻らなくてもいいのです」と保守系さんは言うが、満州が中国の領土となったことは「中共成立以前には一度もない」と自らが言っているのである。だからそうではないという論拠を私は示しているのだ。
 保守系さんは口は悪いが、人柄はよさそうな人なので、私はその思想は別として親しみを感じている。それだけに、検証しないで他の論客の言うことをそのまま鵜呑みにしてオウムのように繰り返す保守系論者の悪癖にそまらないで欲しいと願っている。

②「やはり長城以北は、台湾同様に化外の地だったのです」と保守系さんは言う。
 満州系民族の歴史に照らせば、そんな言葉は出てこないはずである。満州系民族である扶余族が建国した高句麗や百済の高度な古代文明、満州東部から沿海州で建国した渤海の文化を見るだけで、それは明らかである。「化外」を字義どおり「帝王の支配の外の民」という意味で使っているのなら、その回答はすでに①で述べたとおりである。

③ 「金・元・清の版図は満州に及んでいたよと訝る向きもあるでしょうが、これは満州族・女真族(金・清)、蒙古族という異民族が、逆に長城を越えて漢民族を支配した歴史です」。だから中国の王朝ではないと保守系さんは言う。
 イギリスの歴史で「ノルマンディー王朝」はヴァイキングであるノルマンディー公ウィリアムがイギリスを征服して建てた王朝である。だからと言って、イギリスの歴代王朝からこれをはずしたりはしない。イギリス史のなかで「ノルマンディー王朝」は征服王朝だからイギリスの王朝ではないという視点に立った歴史書を一度も見たことはない。
 元、清を中国の歴代王朝からはずした歴史書があったら紹介して欲しい。保守系さんは孫文の言葉を挙げているが、これは歴史書ではない。植民地化の危機感から、帝国主義諸国に中国の領土と権利を安易に譲り渡していく清王朝を打倒しなければ、という孫文の想いが、この言葉の背景にあるのだ。清王朝打倒のためには、漢民族を結集させていく必要があったことから出ている言葉である。
 孫文の提唱した「三民主義」の一つに「民族主義」がある。百科辞典「ウィキペディア」は次のように書いている。「民族主義は満州族である清王朝を打倒して民族の独立をめざす事を意味し、辛亥革命、第一次国共合作を経て欧米列強の帝国主義による半植民地状態からの脱出と、漢民族と少数民族の平等を意味する五族共和へと発展する」。孫文はこの「五族共和」のなかに満州系民族を入れているのだ。中国民族のなかの少数民族として満州系民族を扱っているのだ。ここまで書けば十分であろう。

④ 「満州国の建国も国際的に認められたものです。この建国に対して文句をつけた国を教えて下さい」と保守系さんは言う。
 「国際的に認められたもの」については別稿「保守系論客の歴史欺瞞・偽造を切る その4」に譲る。満州国建国について「文句をつけた国を教えてください」については、次に触れる。
 1933年2月15日、日本は国際連盟を脱退した。その日の国際連盟委員会で満州国問題が検討され、日本に対する次のような勧告決議が42対1で決議されたからである。反対の1票は言うまでもなく日本である。では勧告決議の内容はいかなるものか。
 (1)満州の主権は中国に属する。
 (2)現在の満州国を承認しない。満州は国際管理のもとにおく。
 このように満州国の建国を認めないという内容の決議であった。日本を除けば満場一致での決議なのに、あくまでも満州国は国際的に承認されたと言い張る保守系の人々の頭の構造を疑う。これほど明快な歴史事実をどうしたら否定できるのであろうか。
 
⑤ 「千里眼さんは、日本の侵略性に重点を置きがちですが、もう少し、イギリス・アメリカ・フランス・オランダ・ソ連・チベットへの侵略してのラマ僧や人民を殺戮した中国共産党のやったことに目を向けて下さい」と保守系さんは言う。
 私は、帝国主義的な侵略行為を倫理的に認めない立場を取っている。他民族を抑圧するような行為は嫌いである。ただ、現在私が問題にしているのは、保守系論者の歴史の欺瞞・偽造の問題である。この問題に私なりの決着をつけたら、その他の問題についても分析のメスを入れていくことになるであろう。
 ただ、保守系さんへ一言。このコメントだけでなく、他のコメントでも論点から外れたことをあれこれと取り上げる性癖がありますが、それは止めたほうがよいと思う。
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オーマイニュースの登場  落石

2006年10月15日 15時16分36秒 | Weblog

韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」の
日本版が登場しました。
マスコミとは違い、市民が記者としてニュースを
発信して行こうという試みです。
編集長はジャーナリストの鳥越俊太郎。
ちょっと覗いてみましたが、面白いといえば
面白いですが、パンチ力はまだかな?

これまでも日本にもインターネット新聞はありましたが、
今ひとつです。大新聞を脅かすには至っていません。
オーマイニュースも、どうでしょうか?

韓国ではインターネットは、実際のコミュニケーションの
延長上にある。実名でコミュニケーションが行われているそうです。
一方、日本人は、ネット空間で、リアルな自分とは違う自分を演ずる。
その辺りに微妙な違いがあるという指摘もあります。
市民による市民のために新聞は、日本で普及していくのか?
オーマイニュースの健闘を祈っています。





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