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世界農地争奪戦 ネット虫

2010年03月12日 21時11分42秒 | Weblog
NHKスペシャル「ランドラッシュ~世界農地争奪戦~」

を見ました。

世界の穀物倉庫と呼ばれていたアメリカが、地球温暖化による砂漠化の進行で、
今まで通りの穀物の輸出が困難になると予想されています。
 
 それを見越して、各国が国境を越えて農地を奪い合っています。
 
 韓国はロシアで、インドはアフリカで広大な農地を買収して巨大農場を作って
います。
 
 食料を自給できる能力がありながら、その能力を自ら捨て、大量の食料を輸入
している日本は、その流れに遅れを取っています。
 
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テレビとスポーツ    らくせき

2010年03月12日 19時31分42秒 | Weblog
日本のテレビ放送は、戦争がなければ、戦前に始っていた。
最初の放送は、あるスポーツ・イベントを放送するためだった。
なんだったのか?  
①プロ野球   スタートまもないプロ野球。アメリカから選手を呼んで。
②大相撲    国技館完成を祝って。
③オリンピック 昭和15年の東京オリンピック。

正解は③のオリンピック。
ベルリンに続いて、1940年(昭和15)、紀元2600年を記念して
東京オリンピックが開かれる予定だった。
このオリンピックをテレビで放送しようと、NHKなどが中心になって準備。

4年前のベルリン・オリンピックでは、ドイツがオリンピックをテレビで。
今のテレビを想像しては駄目。ぼやっと映っていたらしい。
当時、ドイツはヒットラーの時代。国家の威信を世界に示すため。
最新の技術だったテレビ放送を一種のデモンストレーションとして利用。
(聖火リレーもこの時から始まった。)

しかし日中戦争の激化で、軍部から中止の要望があり、やむなく中断。
テレビの放送は戦後、1953年であった。
日本のテレビを飛躍的に普及させたイベントが2つある。
ひとつは、現在の天皇が皇太子だった時の結婚。
もう一つが東京オリンピック。1964年。
最高の視聴率をあげたのは、女子バレー。

東京五輪は、テレビ技術にとって画期的な事件。
初めてマラソンの全コース生中継が可能に。
衛星中継でアメリカに映像が送られた。
VTRの開発、などなど、今日のテレビの技術の土台が出来上がった。

テレビ・カメラの小型化とVTRの発達、とくにスローVTRは、 
スポーツを見る楽しみを倍増させ、ファンが増えた。とくに女性が増えた。

この頃の五輪には大きな問題があった。
とくに、1970年代、規模が大きくなったオリンピックは
入場料などの収入では支えきれなくなっていた。
赤字続きのオリンピックを救ったのが放送権料。

1984年のロス五輪は、税金を1セントも使わず、
2億ドルの黒字を出した五輪となった。
当初、赤字対策でロス市とアメリカ五輪委員会が対立。
実質的に主催者から市が脱落。
一般公募から選ばれたのがピーター・ユベロス組織委員長。
彼が選んだ道が放送権料のアップ。
予想される視聴率をもとに、各競技(番組)毎の広告収入を算出、
放送権の市場価格を作成。最低入札価格とした。

これには電通が協力。
1981年に、ISLというスポーツの権益を販売・仲介業の会社が誕生。
ドイツのアディダス(51%)と電通(49%)の出資会社。
スイスの本社 世界のスポーツ・イベントビジネスを扱う。
 
ロス五輪から、放送権料・入場料・スポンサー収入の3つの財源のうち、
放送権料が最大の収入源となる。
  
        放送権料の推移(万ドル)

夏季オリンピック   米     欧     日      計
1964 東京    100    38    50     188
1984 ロス  22500  1980  1850   26330
2008 北京  89400 44300 18000  151700

放送権料の高騰は、サッカーもふくめテレビ・スポーツに
さまざまな影響を与えてきたが、仕掛け人ともいうべきISL自身が、
放送権料の暴騰で、数年前に倒産。
今回のバンクーバー五輪でも視聴率が思うように取れず、
放送権料が重荷になっている放送局が現れている。
あれから四半世紀、放送権料の高騰は限界まで来たようである。


コメント (2)
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