九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

一つのデータ    らくせき

2010年03月23日 20時35分16秒 | Weblog
資本家階級   5%  世帯収入1000万以上  配偶者率(中年) 88% 
新中間階級   20        800                 85 
正規労働者   35        600                 73
非正規労働者  13        400                 33
旧中間階級    15        640                87


「格差」の戦後史、という本のなかにあったデータです。
2007年の資料を使ったものです。

少子化が世帯収入が少ないワーキングプアの階級の存在に
負うところが大きいことが読み取れます。
民主党のこども手当てでは少子化には大きな効果は
期待できないのでは?

自民党支持率は

資本家階級    44% 
新中間階級    23
正規労働者    23
非正規労働者   24
旧中間階級    36
 
民主党の勝利は、どこの階級での票が動いたのでしょうね?

(この本の著者は新中間階級も搾取する階級としています)

政治は資源の再分配ですから、政権交代は、
非正規労働者への資源の分配が増えることになるのでしょうか?
どうもそうとは言えないようです。










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シャムスカ、「日本代表」を語る  文科系

2010年03月23日 12時42分45秒 | スポーツ
 最新の、3月10日発行「サッカー批評」(季刊)46号に標記のことが載っている。語り手は、あの前大分トリニータ監督、ペリクレス・シャムスカ。去年の失速が大きすぎて忘れ去られているがごとき人物であるが、日本サッカー史に不朽の功績を残した名監督と見て、僕は尊敬している。ブラジルに若い名監督として彗星のように出現し、日本に来ては大分という弱小チームをこつこつと築き上げた人。4年目の08年度、ナビスコカップ優勝、リーグ4位にまで押し上げたのである。名古屋とFC東京で現在それぞれレギュラーを張っている金崎夢生(21)と森重真人(22)などは、彼が育てた選手と言える。無名弱小チームを初めて、代表クラスの若者を育てつつ強豪チームにしたところなどは、オシムと同様の顔を持った人物を思わせてくれるのである。
 なお、今回初めて知ったのだが、09年度のトリニータ失速にかかわる最大事情として、シャムスカはこんなことを語っている。
『私にとっての最大の誤算は、通訳が変わったこと(注:通訳矢野博紀氏が年初に退団)。なぜクラブがヒロと契約を更新しなかったのかは、分からない。ヒロは、フットボールの知識が豊富で、私の考え方、性格、仕事の進め方も熟知していた。新しい通訳が来たが、彼のようにはいかなかった。
 外国人監督にとって、通訳は極めて重要だ。大分に来てから5年経ち、選手は私の考え方と戦術をすでに理解していた。しかし、試合中、急に戦術を変更しなければならないことがある。その際、私の指示を迅速かつ的確に伝えてくれる人がいなければ、お手上げなんだ』
 なお彼は、大分の財政難はまったく知らなかったとも語っている。ブラジルでは給料の遅配が先ず始まるが、大分ではそんなことは一度もなかったからと。これも、お国事情から来るすれ違い、誤解とも言えよう。

 さて、彼の語る代表論、まず初めに結論を見ておこう。
 キーパー・楢崎。ディフェンダーは左から、今野、トゥーリオ、中澤、徳永。ボランチが「ファーストボランチ」に阿部、セカンドに長谷部だ。そして、2列目が左から玉田、俊輔、遠藤、そしてワントップに岡崎である。なお、小笠原への評価が非常に高く、「先発で使ってみたい選手」の筆頭にあげている。
 このメンバー構成を見ただけでシャムスカの代表チーム・コンセプトは一目瞭然だろう。慣れ親しんだアジア仕様の闘いはともかく、世界に出た時の日本は何よりも守備重視であるべきだと。全員攻撃・全員守備型を取るが、岡田の現行よりも守備に比重を置くということなのだ。後ろ6人については特に、と。そういう彼の言葉を抜いてみる。
『(岡崎慎司が)DF2人を引き連れ、その左右のスペースに2列目の選手が飛び込んでいく方が効果的だと思う』
『(玉田圭司は守備にも参加するために)左サイドを上下動してもらう。ただし、90分間それをやってくれとは言わない。適当に休んで攻撃のためのエネルギーを蓄えることも必要。持ち味である思い切りの良さとスピードを見せてほしい』
 阿部勇樹についてこう語っているが、ここにシャムスカ最大のワールドカップ用代表論があると、僕には思えた。
『(セカンドボランチ・長谷部はともかく)問題はファーストボランチ。ワールドカップでは、大きくて、強くて、うまいMF、FWが多い。こういう選手を抑えるには、守備のスペシャリストが必要。(中略)優秀なファーストボランチはJリーグでも少ないが、私のチョイスは阿部。ファウル無しに相手ボールを奪う技術があり、当たり負けしない。空中戦に強く、展開力もある』
 この阿部についてと同様の考え方で、サイドバックに徳永悠平、今野泰幸の起用を提案していることも読み取れたものだ。

 さて、シャムスカが言うから僕も言うのではないが、全て説得力があると思う。日本については守備の文化が不足していると、僕もここで多く語ってきたからである。内田ではなく徳永を使えとか、遠藤は前に出して阿部が良いのではないかとか、そんなことを語る時もあった。オシムやトルシエの日本の守備文化欠如論に刺激されてのことでもある。改めて言うが、日本型の「全員攻撃・全員守備」は、アジアでならともかく世界に出た時には攻撃偏重に過ぎていて、かえって攻撃のリスクも冒せないのではないか。「がっちりした後ろが存在してこそ、前がいざという時に思い切ったリスク敢行もできて、その体力も残せる」と。そう言えばジーコ日本のボランチも、中田と福西だった。そしてあの二人の身体能力を持ってしても、オーストラリアの体力にやられた。しかも確か、ボランチ2人が前後どちらに比重を置くかで、最後までチームの意思統一ができなかったはずだ。まして今度の相手3チームは全て、オーストラリアより格上ばかり。「攻撃型選手に守備もさせる」には無理があり、終盤以外には失点を食いにくいとしても、結局得点できないで終わるのではないかと思い直していた次第だ。
コメント (18)
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基地背負う牛の背朝日煙り行く  豊里友行

2010年03月23日 09時04分42秒 | Weblog
作者は1976年、沖縄生まれ。故郷でフォト・ジャーナリスト、
俳人として活躍。

俳句を読む時、句が詠われた「場」を考えざるを得ない。
句会というのも「場」であり、その日の空気が選句に大きく影響する。
この句の場合、沖縄という土地に、どう想像力を働かせるのか?
読み手としての力が問われる。

この句は写真家らしいアングルで、基地を牛が背負っているという。
牛は沖縄の象徴かもしれないが、
一つの景としても充分に読むことが出来る。
その牛の背に朝日が射す。
牛の汗が水蒸気となって朝日が煙っている。

鮮やかな原野遺骨に星のさざなみ

青空の喪に服する子らへ戦闘機

闇を剥ぐキャベツの芯は核の渦

いずれも沖縄という場が
句にレアリティをもたらしています。

夜のパンに鮫のかなしみをぬる

手のひらの宇宙を開く赤ん坊

これらの句は沖縄という場を超えたレアリティがあります。
もちろん沖縄という場のなかに置いて読むことによって
別の読みも生まれてきます。

らくせき


コメント (2)
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