スポーツグラフィック・ナンバー833号(8月8日号)にコンフェデ3連敗を巡って、キャプテン長谷部のインタビュー記事が載っていた。聞き手は、木崎伸也。そこで長谷部が語った言葉にサッカー評論というものを考えさせるなかなかの名言があったので、転載しておきたい。もちろん、評論というものに対する一つの考え方ということで。
【 (木崎の質問)今、ザックへの批判が高まっているのは、何をやろうとしているか正しく理解されていないことも影響していると思う。
「色んな記事を読んで、一番的を射ているなって思うのは、オシムさんと中田英寿さん。オシムさんはスポーツ新聞(スポニチ)の記事で、中田ヒデさんはNumberの記事。あの人たちは結果に一喜一憂しないで、日本のサッカーをすごく知っているし、世界のサッカーも熟知している。それプラス、日本代表に対する愛情を感じる。だからああいう人たちの視点っていうのは、正しい、正しくないじゃなくって心にスッと入ってくるなって僕は思います」
(質問)的を射ているなって思った点は?
「今の日本がやろうとしているサッカーは間違っていない、というところですね。守備的に戦った2010年W杯から次のステップに進むために、日本らしい連動性のあるサッカーを攻撃的に積み上げていく。感情論ではないんですよね。あの人たちは自分たちが継続している事の本質を見ている。監督(ザック)が僕に話してくれる方向性と共通点も多い。さすがだなって思いましたね」 】
エキセントリックなだけの評、文章レトリックだけのようなもの、昔の出来事をよく知っていますと言うだけの評論家、単なる報告だけで分析のない評、そして選手エピソードだけのような物。日本のサッカー評論もそろそろ吟味され、批判にさらされていかねばならぬ時代を迎えていると思う。
【 (木崎の質問)今、ザックへの批判が高まっているのは、何をやろうとしているか正しく理解されていないことも影響していると思う。
「色んな記事を読んで、一番的を射ているなって思うのは、オシムさんと中田英寿さん。オシムさんはスポーツ新聞(スポニチ)の記事で、中田ヒデさんはNumberの記事。あの人たちは結果に一喜一憂しないで、日本のサッカーをすごく知っているし、世界のサッカーも熟知している。それプラス、日本代表に対する愛情を感じる。だからああいう人たちの視点っていうのは、正しい、正しくないじゃなくって心にスッと入ってくるなって僕は思います」
(質問)的を射ているなって思った点は?
「今の日本がやろうとしているサッカーは間違っていない、というところですね。守備的に戦った2010年W杯から次のステップに進むために、日本らしい連動性のあるサッカーを攻撃的に積み上げていく。感情論ではないんですよね。あの人たちは自分たちが継続している事の本質を見ている。監督(ザック)が僕に話してくれる方向性と共通点も多い。さすがだなって思いましたね」 】
エキセントリックなだけの評、文章レトリックだけのようなもの、昔の出来事をよく知っていますと言うだけの評論家、単なる報告だけで分析のない評、そして選手エピソードだけのような物。日本のサッカー評論もそろそろ吟味され、批判にさらされていかねばならぬ時代を迎えていると思う。