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山本議員が辞職なら安倍内閣は総辞職    らくせき

2013年11月01日 12時59分18秒 | Weblog
園遊会で山本議員が手紙を天皇に渡したこと。
自民党の反応が過剰気味。

議員辞職を求めるなんて・・・開いた口が塞がらない。

自分たちはオリンピックに皇族を利用して、
天皇のチェックが入ったらなにが悪いと開き直って。

山本議員が辞職なら安倍内閣は総辞職すべし。

天皇は自民党の独占物じゃないよ。




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随筆紹介 「夏」  文科系   

2013年11月01日 09時02分27秒 | 文芸作品
 僕の属する同人誌の方、80歳ほどの先輩女性の作品です。


   夏    (T.Hさん作)

 私は岐阜県の小さな村で産まれ育った。夏半ばまでうぐいすが裏山で鳴き、夜は蛍が蚊帳の中。前の田んぼではいつもかえるが鳴いているという夏だった。
 窓は開けっぱなし、涼しい風がいっぱいの夏。梅雨が開けて夏になると、母は部屋中いっぱいに着物を拡げて、虫干し。その間を走り回って叱られたことも。そう言えば”梅雨開け十日”という晴天続きの日もあった。
 むし暑い夏の日には、決まったようにやって来た気っぷのよい夕立。さっと涼しくなって、私は雷や夕立が大好きだった。名古屋に住んで、雷や夕立が大きらいという人に出会って驚いたもの。そう言えば、子どもの頃に出会ったような雷や夕立には、このごろ出会えない。ふる里の夕立も変わったかしら。梅雨開けも定かではなく、暑い暑い夏。猛暑ということばも飛び出している日々。
あの田んぼの上を通ってきたさわやかな風は……。ふる里の家々にも冷房機が音を立てている。

 数年前の夏の日、カイロの遺跡を訪ねた。案内してくれたK青年の日本語はすばらしく、流ちょうな説明と案内。私が日本語のうまさをほめると、
「僕はカイロ大学で日本語を学びました。そして方丈記に出会い、日本の古典に感動しました」と言って、方丈記について話し出した。私の方丈記の知識はテストのための暗記だけしかない。
 でも、聞いていてどうも落ち着かない。これは日本人同士でもあること。違いがあっても「あっ、そうか」と自分の考えを正すことも、意見を言い合いわかり合うことも出来る。けれどもK青年の方丈記はどうも違う。確かに古典は日本の風土の中で書かれたもの。日本人にしか分からないという人もいて、そういう考えに反発してきた私なのだが。K青年の方丈記から話題を変えようと、近くに咲いているキョウチクトウの赤い花を指さして言った。
「この花の名はエジプトでは」
「エジプトでは、花は花。木は木であって、名前はありません。この花は一年中咲いています」
 花も木も一律にそう呼ばれているのか、いぶかっていた。そう言えば、カイロを流れている川の水も澱んで、黄土色。流れているのが分からないくらいで、ゆったりとした川面。大きな観光船ものんびりと浮かんでいる。
 方丈記を教えてくれた師もK青年も日本へは行ったことがないとのこと。それを聞いた私は、落ち着けない理由が分かったような気がした。

 日本の夏も大きく変わった。夕立も、台風も、雨さえも大変化。今年の夏も、驚くこと多しの暑い暑い夏であった。
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