九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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   今この国の瓦解を、辛うじて救っているのは・・・・・・     只今

2013年11月18日 14時45分40秒 | Weblog
●山本太郎議員を助けたのは、どなたか?
 
  山本太郎・手紙事件について、自民党鴻池元防災担当大臣はこう弾劾した。
  “天誅を加えねば ならない”
  しかし、「山本議員あて封筒に刃物が入っていたとの新聞記事を見て、陛下は心配されております」
  との宮内庁長官の発表に、鴻池氏はこう言ったという。
  “送ったのは、私ではない。私はスパッと行くから。間接的な殺人はしない”→『スポニチ』

  この一連の鴻池発言は、秘密保護法案にいう「テロ予告」には抵触しないか?
 しかし、政界もマスコミも全く触れない。山本太郎抹殺特集を組んだ『週刊新潮』「週刊文春』もダンマリ。
 
 この鴻池氏と、笑顔で手紙を受け取られた天皇。比べるのも畏れ多いが、どちらが人間としてまともか。

 美智子さん(京都の天皇家崇拝の人は、親しみを込めて〈天皇さん〉〈みちこさん〉と呼んでいる)も、
 鶴見和子さんを偲ぶ会に出られたいきさつから水俣患者を訪問されたり、誕生日の感慨として、明治憲法に先立つ在野の無名の人々による憲法創りを話された。
 

 
  
●安倍政権の念願の一つを封じたのは、誰か?
  11月7日付『読売新聞』は、次のスクープを一面トップで報じた。
   【集団的自衛権の解釈見直し 来夏に先送り】

 
 9条を抹殺するには時間と労力を必要とするから、解釈改憲をすることにしよう。
 ということで、内閣法制局長官まで取り替えたのに、何故?
 公明党や内閣法制局との調整がすすんでいないからというのが理由になっいるが、これは通らない。
 実は次のようなことが、もたらしたのではないか。

 アメリカ(オバマ)は、これまでもブッシュ時代の右派勢力と気脈を通じてきた安倍政権に注意を促してきた。
 安倍政権の「歴史認識」は、東アジアを混乱させるものであるとの報告書を発表したり、
 中国の首相は別荘に招待したが、集団的自衛権をお土産にしようと試みた安倍首相とは面会を実質上拒否した。アメリカが極東でいちばん心配しているのは、中国といさかいを起こすことだからである。
 しかし安倍首相は「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら、呼んでいただいてケッコウ」
 と意に介せぬ風をしたりするので、たまりかねて二つの手を打った。
 一つは、ブッシュ政権とは最も遠い位置にいる人物を日本大使にすることであった。
 そして今一つは、「靖国」ではなく、「千鳥ヶ淵」に献花する大臣を来日させることだった。

 10月3日、岸田外務大臣の記者会見は、次の言葉から始まった。
 =本日、日米の外務・防衛4閣僚による「2+2」会合を開催しました。
  ケリー長官、ヘーゲル長官が忙しいスケジュールの中で来日され、日米同盟へのコミットを示してくださった
  ことに心から感謝申し上げます=

    しかし、このアメリカ、引き替えに申し渡していったのが、
    アメリカの国益も利する「秘密保全法」ではなかったか!
 
コメント (4)
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ザックジャパン(128) オランダ戦  文科系

2013年11月18日 00時12分28秒 | スポーツ
 オランダ戦を終えていくつかコメントを書いた。大事なものと思われるものをエントリーに格上げする。かなりの補足修正をした。ここで今まで論争の種にもなっていた事を僕なりに一つ整理したつもりでもある。

【 ありがとう (文科系)2013-11-17 00:08:50
 すごいゲームだったね。以下の特徴は前と全く違ってた。こういうゲームがやっぱり出来るんだってね。
①DFラインがアップしてコンパクトね。前もプレスに行っていたから、それができたのだ。このコンパクトが生きて、何回も何回もショートカウンターが出来たよね。
②両ウイングも十分に開いていたし、本田が2トップみたいに深さを作ってもいた。
③それでも敵のロングは非常に少ない。ただ、敵の2得点はそのロング(気味)でやられたけどね。でも、①②を崩さなかった。
④だから、前に人数がいて、かつその距離感が良くって、何回も何回もシュートに持ち込めたね。
⑤サイドからなどの走りで、敵の裏もいっぱい狙ってたしね。つまり、受け手本位のパスも多かったということだ。
 こうして、彼我のシュート数の差で、流れとしては勝てたゲームだと思ったよ。
 これがザックの指示通りのゲームと思う。後半に出た2人も、遠藤はこの流れに合わせていた。この先発メンバーの方が流れを作るには良いぐらいだったから、中盤から前は絶対安泰の人が減って、有望な人が増えたわけだ。後者は、大迫、山口などね。戦略的団結にはとても良いことと思うよ。】

【おはよう! (文科系)2013-11-17 09:35:46 
(前略)ザックコンセプト通りに「思い切ってDFラインを上げる」と敵は案外裏も狙えないし、狙われた場合の練習にもなって戦い方も習熟、精密化できるという典型ゲームだったと思いますよ。これがこの戦略の元祖アリゴ・サッキのやり方。勇気が要るけどね。今日のコンパクトはまるでドルト並みでしたね。(後略)】

【戦略 (文科系)2013-11-17 13:17:06
 闘いでは戦略が一番大切。その次が局面の戦術。個々の繋がりとか誰を使ったとかは、戦略に比べれば小さなこと。選手諸個人能力全体の水準でさえ「その選手たちにあった正しい戦略の実行」に比べれば、まだ戦術の領域と言えないこともない。サッカーは近代兵器など存在しない言わば白兵戦なのだから。あれだけの選手を揃えて監督がモウリーニョだったレアルでも、ドルトに負けるというのはそういうことなのだ。また、日本のサッカーに出来不出来の格差が激しすぎるというのもそういうことと思う。
 (中略)ザックは、ザック・サッカーのミランで優勝したイタリアサッカー協会現副会長アルベルティーニがこう語っているような監督なのだ。
『周囲がザックの言葉を聞き漏らさないこと。細部に渡る指示に忠実でなければなりません。この姿勢が選手になければ、彼のサッカーは成功し得ない。ミランがスクデットを獲った98~9シーズンに、幸運にも彼の指揮下に身を置いた私の経験がそう言わせるのです』
 一応の監督ならば、そしてそれがザックのような監督であるならば、選手個人の考えは全体戦略を一糸乱れずやる中でしか実行してはいけないのである。(中略)
 以上述べたこんなことは、戦争論などでは基本中の基本だろう。でもこれが大変理解の難しいこと。「全体」とか「局面」とか、ディテールとかの区別は、人がふつう案外考えることがないからだろう。】

【 追加です (文科系)2013-11-17 13:29:17
 すぐ上のコメントはとても大切なことなので、もう一言。アルベルティーニはザックについて、先の言葉に続けて、こうも語っている。
『超の付く大物たちは、往々にして細かい戦術的な指示に従わないものですからね。それでもザックは、あれだけの高度なメカニズムと選手全員の献身性を必要とするサッカーを実現してみせた。何よりもザックの篤い人望の賜です。』
 それほど大事な仕掛ける監督の戦略と選手との関係は、実は難問中の難問。優しい監督の指示は有名選手から大なり小なり、あるいは無意識に、従わない人や場合もでる。その場合ザック戦略では一発のロングカウンターで沈められることも起こりやすい。厳しい監督には逆に選手の面従腹背も起こる。前者はジーコとかザック。後者はトルシエとかモウリーニョね。「こういう問題」で、ザックが前者であるとアルベルティーニは語っているわけだ。こんな表現で。
『何よりもザックの篤い人望の賜です』。イタリア協会の副会長。見識も人望も説得力もある人なのだろう。単なる外交辞令を越えた、すごく味のあるザック論だと言いたい。選手たちこそ、この言葉を噛み締めて欲しいと僕は願っている】
コメント (1)
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