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ザックジャパン(123) 海外代表選手の活躍  文科系

2013年11月06日 12時46分13秒 | スポーツ
 今回は香川と細貝の活躍を紹介したい。
 香川は、リーグ戦のフラム戦、チャンピオンズリーグ・グループ戦のリアル・ソシエダ戦を観た。前者は、後半からの出場、後者は先発して終盤に交代している。なお後者では一時、ファンペルシー、ルーニー、ヤヌザイと前4人を組み、この形が今後のマンUにとって理想的だと思ったものだった。
 さて、マンUの戦いは、相変わらずもたもたしている。選手たち個人の相手へのプレスがかなり厳しくなって、チームとしてのコンパクト度がほんのわずかに進んだかなという以外には、チーム戦略に何の前進もない。今のフラムは弱い相手だし、ソシエダにもグループ4戦目にして初の勝ち点1をマンUは献上してしまった。こういう相手に2対0と0対0では、マンUの過日の面影はない。香川を入れて、コンパクトなパスサッカーという現代的な戦い方に変わりかけていたのも、元の木阿弥となったままなのだ。これでは、CLリーグベスト8も危ういと思う。悪くなったのは、得点力。DFラインが上がらないから中盤が薄いので敵へのプレスも掛からなくって、今風のショートカウンターが使えない。そのうえに、薄い中盤ではボールを前へ効果的に運べないから香川やルーニー、ヤヌザイが降りて来ざるをえず、敵ゴール前の人数が薄くなるときている。香川、ヤヌザイはゴール前でこそ力を発揮しているのだから、モイーズ監督は一体何を考えているのかと、もう不信感でいっぱいだ。
 ただ、香川自身はすごく良い。18歳のヤヌザイにあれだけ見せつけられれば工夫努力せざるを得ないのか、ゴール前でボールを持ち周囲に味方がいれば必ず何かをしてくれるという感じになっている。この点ではここによく書くアーセナルのエジルと同じ匂いを確実に醸し出しているのだ。が、いかんせん、他の選手が、香川の走り出しを見ていないなど、攻撃法が限定されていて、視野も狭く、判断が遅い。香川が使うような狭いスペースにパスを出すことにも全くなれていないとも思う。こういう所から判断して、香川が前にいたドルトムントとモイーズ・マンU間に大きなチーム力の差があるとしか思えない。ドルトムントはCLベスト2とか4とかのチームで、今のマンUは個人技中心のせいぜい16のチームという差があると観た。
 でも、香川は確実に伸びている。今や世界有数の監督と評判になっているクロップが、こう語るだけの選手と言える。「世界有数のトップ下」。エジルと同じ匂いがするわけだ。

 さて、細貝がすごく良い。日本にかっていなかったようなボランチが生まれたのではないか。こんな記事があったから紹介する。  

【 新天地ヘルタで評価を上げる細貝萌
ダビド・ニーンハウス & フランソワ・デュシャト2013年11月5日 11:45
ボアテングの行動範囲を狭めることに成功した細貝
 シャルケ04のスーパースターであるケビン=プリンス・ボアテングは、生まれ故郷のベルリンへと凱旋した。ここ数週間、低調なパフォーマンスに終始したこの元ミランのトッププレーヤーは、“ディー・アルト・ダーメ”(ドイツ語で「老貴婦人」の意。ヘルタ・ベルリンの愛称)と対戦するブンデスリーガ第11節では、再びリーダーとしてシャルケを勝利へ導く責務を担っていた。だが、ボアテングには「番犬」による厳しいマークがつけられた。監視を請け負った細貝萌は、このガーナ代表MFの行動範囲を狭めることに成功した。

 ドイツ紙「ベストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング(WAZ)」による先週土曜のボアテングの評価は、シャルケの中でも最低の部類に入った。WAZ紙のマッチレポートでは、ボアテングは「中盤で試合をつなぐことができなかった」と評した。換言するなら、細貝が任務に成功したということだ。試合自体は、2−0でシャルケの勝利だった。それでも、チャンピオンズリーグ(CL)にも出場しているシャルケを相手に、この日本代表MFはまたしても自身のクオリティーを示し、期待に見合う活躍をしたのである。
監督の信頼を勝ち得て、新天地でスタメンを続ける
 ドイツの首都をホームとするヘルタが、1部リーグ復帰にあたり資金を投じて補強した選手はたったの1人。レバークーゼンからやって来た、細貝のみである。ヘルタはこの日本人の獲得に100万ユーロ(約1億3200万円)を費やした。その他の補強は、すべてフリーエージェントだった。だがこの27歳は、期待を重荷だとは感じていない。ヘルタがドイツで3つ目のクラブとなる細貝は、インタビューの中で「ベルリンにとても馴染んでいます」と話した。この守備のオールラウンダーは、「僕がより馴染みやすくなるように」クラブのあらゆる人々が多大な努力をしてくれたと感謝する。

 この巨大な都市で、細貝と特に結びつきの強い人物がいる。ヨス・ルフカイ監督である。2人はすでにアウクスブルクで共に働き、成功を収めている。この指揮官がいたからこそ、細貝はレバークーゼンでCLに出場できるチャンスを顧みず、昇格組でのタスクを背負うことを決断したのだ。

 細貝の決断は正しかった。レバークーゼンに残っていたなら、今も控えのままだったことだろう。だがベルリンでの彼は、監督の強い信頼を勝ち得ている。「ハジメは素晴らしいプロフェッショナルだ」と、ルフカイは称賛の言葉を口にする。「サッカーに対する姿勢は素晴らしく、パスゲームの中でのタイミングの取り方と戦術眼がとても良い」と評し、ブンデスリーガで重要となるすべての資質をもたらす存在だと語る。その要素とは、実際のプレーの速さと、守備から攻撃への切り替えのスピードである。細貝はこれらの特性を完ぺきに融合させている。(以下略) 】

 判断も脚も速いのだろうし、強いチームの敵エースに当てれば、こんな適任はないだろう。やはりリベリーやロッベンをいつも押さえている内田とそろって、日本が世界に誇る鉄壁と言えよう。上の記事の好ゲーム「ヘルタvsシャルケ」戦をNHK・BS1で、本日20時から放映する。今を時めくドイツで6位と7位の闘い、細貝・内田の闘いがNHKで観られる。ちなみにシャルケはCLの常連、ヘルタは降格が予測されたチームだった。嬉しいことです。
コメント (1)
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