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「よたよたランナーの手記」(230) 強くなった?  文科系

2018年09月03日 03時29分48秒 | スポーツ
 最近、こんなことがあった。
 色々都合が悪くて8月31日に9日ぶりで走ったのだが、ちゃんと走れたという以上だったこと。ウオームアップ込みの前半30分は4・2キロまで楽に走れたし、後半30分はインターバル的に走って4・7キロになったからほとんど10キロ時以上で走ったことになる。この「ウオームアップ込みで30分×2回」という方式でもこの数年の最高記録9・5キロに届くかも知れないなと、思っていた。ただし、11キロ時でも5分近く走ったせいか、左脚膝下外側の腱を軽く傷めてしまったという始末。調子が良すぎて図に乗ったということだろう。

 9日休んでも、結構歩く用件が多かったりして運動はしていたという、その意味が大きいと思った。ただし、歩く程度で9日ブランクがあると筋肉は衰えているから11キロ時などをやれば故障しやすいということであって、心肺機能維持には歩きの影響は凄く大きいようだ。

 まーそんなわけで、俺もまだまだと今一度確認できたことだった。77歳ともなると、こういうのはとても嬉しい。そんなには衰えていないと再認識できたということだし、ならばなおもっと鍛えることも出来ようというものではないか。
 というわけでと言うのでもないが、最近はレッグランジにも励んでいる。テレビの「ランスマ」の最後場面でいつも金哲彦さんら3人がやっている下半身強化および柔軟化法(ポーズ)のひとつである。これは凄く効く。今回の好調をもたらした最大原因かも知れない。
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日米外交一つの転換点・・・(3) 文科系

2018年09月03日 02時54分28秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 旧稿再掲連載の3回目である。孫崎享の著作3冊をまとめたような物だが。

【 日米外交一つの転換点・・・(3) 文科系 2015年04月08日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)

(3)冷戦後日本と現中国 アメリカにとって脅威度の比較

 以上に観たようなアメリカ冷戦後の日本戦略によって起こされたことが、民主党政権潰し、鳩山・小沢潰しであると、孫崎はこう書いている。
『 鳩山と小沢は、政権発足とともに「東アジア共同体構想」を打ち出します。対米従属から脱却し、成長著しい東アジアに外交の軸足を移すことを堂々と宣言したのです。さらに、小沢は同年12月、民主党議員143名と一般参加者483名という大訪中団を引き連れて、中国の胡錦濤主席を訪問。宮内庁に働きかけて習近平副主席と天皇陛下の会見もセッティングしました。
 鳩山首相については次項で述べますが、沖縄の米軍基地を「最低でも県外」に移設することを宣言し、実行に移そうとします。
 しかし、前章で述べたとおり、「在日米軍基地の削減」と「対中関係で先行すること」はアメリカの”虎の尾”です。これで怒らないはずがないのです』

 さて、90年当時に、日本の経済力と対中接近をアメリカにとって前回に観たような脅威と捉えていたのなら、以降実態経済的台頭から亜インフラ銀を成功させた中国は、アメリカにとって怖くて堪らないはずだ。そしてアメリカの対中対処論理が日本にもますます押しつけられることになっていく。日中間に波風が立つわけである。今回の亜インフラ銀行大繁盛と「海と陸のシルクロード構想」、さらにはこれらのことのその先に既に予定されているBRICS銀行などの中国世界的猛威は、アメリカにとってどれだけ凄まじい脅威であることか。

 ちなみに中国がAIIBを創った理由はこうである。世銀、IMF、アジア銀行などにおける中国の発言権を日米が中心となって制限してきたこと。度々の発言権拡大約束にも拘わらず、共謀してこれを妨げてきたことだった。日米最大の外貨稼ぎ手段・マネーゲームの邪魔になると見たからでもあろう。
 さらにまた、日米両国家は膨大な国家累積赤字を抱えてその解消の見込みもないのに対して、この間の実態経済好調の結果として、中国の経済力はアメリカの6割に達し、外貨準備高などは世界で群れを抜いている。世界に向けて貸し出せるお金も群れを抜いて多いということである。

(4)AIIB(及びBRICS銀行)に対して

①この影響力
 人口、有効需要の潜在力が、亜細亜は極めて大きい。インド、パキスタン、バングラ、インドネシアなどなどが存在するからである。これらの国々のインフラがしっかりすれば、世界の有効需要にとって限りなく大きな意味があると言える。よって、こういう国々のインフラ整備にAIIBが出資していくとすれば、世銀・IMF・アジア開発銀行がどんどん世界支配の力を失っていくことになる。これらの国連機関が、日米などのマネーゲーム機関という側面が見抜かれてきたからだ。ドル基軸体制の終焉に向かって、加速度がついていくということになろう。

 かと言って、AIIBをも含めて世銀、IMFなどの国連金融機関を実効性のあるものに統合再編し直す道はどうかといえば、この道もない。米自らが、国連決議無視などを通して、国連軽視を重ね、これ横に置いて自分勝手な道を歩んできたからだ。嘘の理由で始められたことが後に分かったイラク戦争は、国連の制止を振り切って有志国でなされたものだったのだし、G20で決められた世銀、アジア開発銀行などへの中国出資金・発言権拡大をサボってきたのも、また日米である。

②アメリカの対処は
 過去には独日に見るように新興大国の世界的台頭は戦争に繋がったが、強大な軍事力を総動員するあからさまな戦争はもう無理だろう。二つの世界大戦は総力戦という様相を呈して、世界を限りなく荒廃させた。さらに、第三次世界大戦のようなことは、地球の滅びに繋がる。

 対ソ連冷戦体制のように、武力挑発によってハリネズミにさせて相手国経済を疲弊させる道はどうか? 沈むアメリカと台頭する中国と経済力差がどんどん無くなっていくということは、このままならいずれ軍事的にもアメリカに不利になっていくということである。むしろ、GDPの4倍などという大きな国家借金と非生産的な大軍隊を抱えて、マネーゲームなどという不健全な収入源も細くなるであろうアメリカの方が、むしろ疲弊していくだけだ。

 残されたのは、中国の一党独裁を衝く「内戦型混乱・革命」を引き起こす道だろう。旧東欧や、北アフリカなどのアラブ諸国が崩壊したような、「市民革命」の道ということだが、これについてはいろんな変数があって、判断が付かない。ただ、このような点において今後の中国に何事かが起こるというのは、大いにありうることだと思う。

(終わり)】


 愚かすぎる「予測不能」を示してきたトランプが現れて、アメリカの世界的孤立がまたさらに、どんどん進んでいる。この異常気象の中で温暖化対策離脱、保護貿易主義、イスラエルの首都認定・・・。全てを敵に回すように見えて、ただ分かるのは中国に対する媚びだけだ。今の大赤字国アメリカを救える現金、貿易黒字から生み出されたゲンナマは、中国と日本にしか存在しないからである。何としてもこの金を米国金融の餌食にしたい・・・のだが、はて「元の『自由化』」は可能かどうか? というアメリカの中国接近が見えるからこそ、頭越しにこれをやられた安倍政権が慌てるわけだ。「7年ぶりの対中首脳会談の『お願い工作』」?
コメント (2)
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