この前に書いた、この走法に新たな気づきがあった。今年5月が来ると79歳になる身で走法を変えるって大きな冒険だったが、今日はやって良かったと心から思えた。走法を変えてから最も疲れが少ない外走りができたからだ。それで新たに気付いた事を付け加えたい。
まず、前回書いた事をもう一度書くと、
①前へ進む力は蹴り足で生み出し、蹴った足は、蹴った反動で前に出す以上には、無理して前に振り出さない。
②「蹴り方」の感じは「地面をつつく」という表現が最も適切。スピード、つまり振り出したいストライドに応じて、軽く、または強く、着地時に膝を伸ばして地面をつつく。
③この走り方は、他の走り方よりも同じスピードの心臓負担(心拍数)がかなり少なくなってくる。自分のストライドに合わせて一番軽く蹴り(地面つつき)を入れられるようにすると良い。
さて、これに付け加えることが出てきた。
④上半身の運びは、重心がある腰骨を運ぶ事が肝心だ。その意味ではよく言われる「胸から前へ」というよりも「へそから前へ」という表現の方が良いと思う。そのためには、膝などを伸ばして蹴った足の反動でその付け根の腰骨を高く保ったまま前へ、次の蹴りへと運ぶよう意識する事ではないか。地面をつついた足が前に行く時のその付け根腰骨を、その反対側の腕・肘を強めに後ろへ突き出すと前にやれるという要領なのだと思う。このように走ると、いわゆる腰高の走りになる。