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八十路ランナーの手記(391) LSDの成果   文科系

2021年12月03日 08時44分18秒 | スポーツ

 11月の月間目標140キロのところ146・1キロまで来られたから、12月の150キロ目標ももう達成が見えた。そして12月2日には、この夏以降初めてというところまでジム・マシンのスピードを上げてみた。90分走ったのだが、最初の30分をウオームアップ4・1キロのあと、30分2回を4・4キロと4・6キロの計9キロ走った。そもそも僕はランナー歴20年を10キロランナーで通してきたから、60分以上走るのはリアフットからミッドへと走法を換えたこの2年の後半になってからのことなのだ。だから、90分も走って13・1キロなどというのは、過去にはほぼなかったこと。それで気づいたことがこの日は特に、いろいろたくさんあった。

・ 9・5キロ時でも心拍が150以下とかに下がってきたから息苦しくならず、汗も今までよりもかなり少なくなってきた。9月から3か月続いたLSD走行距離月間目標達成で心肺機能が伸びたのだろう。ロング、スロウ、ディスタンスと「長時間、ゆっくりと、できるだけ長距離を走ってこそ、心肺機能強化が進む」という王道の鍛錬方法にかってなく努めた成果なのだろうが、呼吸の感じが「ちょっと違う」のである。11月初めごろの僕であれば9・5キロ時なら心拍数は平均160近くになっていた。

・ だから今は、心肺機能よりはむしろ新たに身につけたフォアフット走法のスピードアップに必要な筋力の方が今の課題になっているのだと思う。高速でフォームが乱れるからそう感じた。また、上半身をしゃんとして腕をもっとしっかり振るのは大前提になるが、上半身はともすればおろそかになっている。

・ 増強された心肺機能に合わせた最高スピード練習をちょっと重ねれば、タイムが伸びる時を迎えているのだと思えたが、こちらはそんなに苦労しないはずだ。2年苦労してきた走法改善と、9月からの月間目標の設定・達成とが、80歳になったこの年に花を開かせ始めたとすれば、こんな嬉しいことはない。がこのことは間違いなく事実だと、間もなく分かるはずだ。ジムマシンで固めてきたフォアフット走法フォームを外走りに慣らし始めてからが本当のテストになるのだろうが。

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