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八十路ランナーの手記(423)老人の怪我後は補強運動が要る   文科系

2022年04月10日 13時53分07秒 | スポーツ

 先月16日のランで起こった左フクラハギの肉離れからの復活が、7、9日に確信できた。そして、この3か月近くにあった2回の怪我が連動していて、高齢ランの怪我の後はストレッチを交えた補強運動が肝要と痛感したところだ。年を取るほど怪我が連動、連発しやすく、高齢者のラン断念はこんなところから起こるのだろうななどと、そんなことを学べた思いである。

 まず7日、50分で6キロ走った。この時間とスピードは、26日の45分で5・5キロが言わば失敗だったことを反省して計画したもの。無事走れた上に、26日のように、後に痛みが出ることもなかった。心拍数も、そんなに上がっていず、時速8キロで140ほどと、僕としては「循環機能は『普通』の域にある」ということで、これは本当にほっとした。5日のサイクルツーリング54キロなどの効果もあったのだろう。僕の場合、長距離ツーリングをやるとランが必ず好転するからだ。とくに同一スピードでの心拍数が極端に下がるのは、心肺機能が改善された証。ただしどうも、サイクリングでは足首、ふくらはぎなどは強化できないと覚えている。ランよりもサイクリングの歴史の方が遙かに長い僕にとっては、足首、ふくらはぎが弱点になるのは必然なのかも知れない。

 そして9日。7日と同じようにジムマシンで走る。ジムマシンは怪我からのリハビリには最適なのだ。その都度のスピードつまりラン強度が見えるから。6キロ時ちょっとから小刻みにスピードを上げて試すように歩き、走り始めて、結局30分2回を3・6キロ、3・9キロの合計7・5キロ走った。心拍数は149bpmとちょっと高かったが、これは多分、7日の疲れが残っていたのだろう。しばらく9キロ時ほどで走ることもできたし、完全に復活できたと思えた。これからしばらくはこの1時間の距離7・5キロを次第に延ばしていくことになる。

 2月はツーリング中の手の大怪我、3月はこの怪我と2回のドクターストップがあったから、長く慎重なリハビリが必要だったと、これは後で反省したこと。26日のフクラハギ怪我も、2月の怪我からのリハビリ走りに無理があったと今は思えるのである。年寄りはともかく、ラン中断をしたらその後はリハビリ、特に入念なストレッチを入れた筋力補強運動などを長くやらねばいけないということだろう。これらは、年寄りとして長く走り続けるためには大事な反省になった。

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