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ウクライナ関連拙文への友人ご批判に応える  文科系

2022年04月20日 12時14分31秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

 当ブログのウクライナ関係拙文・拙考に対して、仲のよい友人から率直なご批判をメールで頂いた。彼に感謝しつつ、このような解釈もありうるかというところから、この応答をエントリーにしたい。なお、拙文は一部加筆修正した。

  友人によるご批判

『 九条バトルのウクライナ侵攻を拝読。これは極端にロシア思い。2014年の協定違反、レオナチスの暗躍、黒幕のアメリカ、中国を叩く前哨戦、イラク侵攻のアメリカの犯罪性を力説する。しかし肝心な今回のロシアの暴力、侵略、帝国主義、独裁政治には甘い。イラク問題でアメリカを叩く様に、ウクライナ侵攻でロシアを叩く。これができない。』


『 拙ブログのウクライナ戦争の件に、以下お応えします。
① 拙文のどれにも必ず、「ロシアの歴史的戦争犯罪は大前提として」と付しています。なんせ僕の立ち位置が何度もブログにも書いてきたように、「戦争を無くしたい。そのためには、将来的に国連とその(警察)軍とに世界国防体制がまとまっていって欲しい」というものですから。「江戸幕府の日本統一で徳川の平和があったように」という発想です。米国が、中国が国連に提案してきたような「国連軍による世界国防体制」でやっていこうと決めたらよいのにと述べてきました。
② 「その上で」2014年以来の「ドンパス戦争」(僕の用語ではなく、そういう戦争が続いてきたという学者論文からとりました。一例が、昨日の拙稿にある月刊誌「世界」4月14日臨時増刊号の「未完の国民、コンテスタブルな国家」松里公孝・東京大学大学院法学政治学教授)経過を観てきました。すでに一種の内乱戦争が起こっていたと示したわけです。それでも①は①なのですが。キエフを攻めるというのは、ウクライナを潰すこと、ドンパス戦争とは違いますから。念のために。
③ ついては、ウクライナ・ネオナチについて説明します。これは日本政府・外務省もアゾフ連隊などをそう認定してきた用語です。「ウクライナ・ロシア人への右派民族主義的ヘイトがドンパス戦争の一方の元」という②などの現象をそう捉えたのでしょう。
④ この戦争に関わるアメリカ批判についてですが、①の議論立ち位置からすると、現在どの戦争を論じてもこれにも触れぬ訳にはいきません。しかも、ドンパス戦争以来、アメリカがウクライナ・ネオナチをずっと支援してきたのは、最初のアフガニスタン戦争で親ソ派の政府を倒すためにタリバンを支援したやり口と同じと観てきました。

 最後ですが、僕はプーチンは大嫌い。戦争と同じように嫌いな、安倍晋三氏と同じようなポピュリズム独裁者(彼が独裁者であることはここで種々示してきた通りです。国会に諮らずに重大事項を決めたり、国権の最高機関・国会で何百と嘘をついたり、堂々と国家を私物化したりしてきた所業からのことです)と観ています。ただ、独裁者とか人権問題とかは、国際法上の知恵によれば内政問題と扱うのがよいのであって、「価値観外交」とやらで外からこれに干渉し出すと最後は戦争というもっと悲惨なエスカレートになるものと考えてきました。これは20世紀人類に初めてできた世界平和組織運営上の知恵の1つだと思います』

コメント
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