九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

護憲勢力の行方           天木ファン

2007年09月24日 12時26分29秒 | Weblog
天木直人さんが、ブログで今後の政治展開に付いて書いています。

 前段で自民と民主について色々な見通しや主張もありますが、注目なのは、最後でです。 要約紹介しましょう。
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  6. 護憲政党の出番はない

 一番困っているのは護憲政党だろう。共産党はまだいい。共産党だからだ。余程の事がない限りつぶれる事はない。もはや勢力を拡張することはありえないが、つぶれなければいいと割り切れば仲間内で頑張っていればいい。

 問題は社民党だ。社民党の売りは暮らしと憲法である。しかし福田自民党は社民党の要求に近づける政策をとるだろう。9条改憲は封印するだろう。そのかわり日米軍事同盟は進めていく。

 社民党は9条改憲反対、国民投票法反対とばかり言ってはいられない。しかも社民党は日米安保体制を容認した。米軍再編反対、在日米軍基地撤退と言える立場にはない。つまり社民党は福田自民党にケチをつけられないのだ。だから野党結束と言うほかはない。しかしそれは聞こえがいいが、民主党にすりよるほかはないのだ。かつての社会党の愚を繰り返す運命にある。連合と一緒に民主党に合流した連中に遅れて参加するということだ。小沢が福田との争いで数が必要と判断すればそれを認める。不要だと思えば相手にしない。

  7.保守二大政党か保守大連合か

 かくして保守2大政党の時代が本格的に来る。それは実質的に保守大連合でもあるのだ。日本の政治は、福田自民党によってついに来るべきところまで来るかどうかと言う事だ。間違っても護憲政党が勢力を伸張することはない。ましてやこの期に及んでも護憲勢力の結集の動きすら見せられないのだから。


※この意見には私は多少異論がありますが、護憲勢力の衰退はその通りです。


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昨日の続きです。    楽石

2007年09月24日 12時06分56秒 | Weblog
最近の教室は、授業中に勝手な行動をとる子どもが増えているといいます。

先生と生徒という社会的な関係は、お互いに役割を演じつつ、
知識を身につけていく過程。いわば公的な場です。

社会的な役割を演ずることより、生理的な価値観を重視する。
自分の個性はつくっていくものではなく、
もともと存在しており発見するものとすれば、
面白くない先生の話を聞く必要はないことになります。
教室のなかを好きに歩き回るほうが、自分に素直な行動ということに。

また生理的な好き嫌いがモノサシでは、歴史はない。歴史への無知。浅い認識。
人生は単なるエピソードの積み重ねでしかない。
こうした意味で、スポーツ・イベントが好まれている可能性が高い。


しかし人間は社会的な存在。思春期の不安定な子供たちは、
自分を支えてくれる他人が不可欠。
親や教師ではなく、友だちの重要性が大きい。
(社会的な善し悪し、をモノサシとして内側に持っていない場合、
一人でも、わが道を行くことなど、考えることも出来ない)

ナルシストは自分が全能という幻想にとらわれているのに、
自分のプライドを確認するのに他人に頼らざるを得ない。
ナルシストは喝采をおくってくれる相手がなくては生きていけない。

こうして友達のなかにいないと落ち着かない関係が出来上がっている。
新しく登場したメデイア・ケータイは、認めてくれる友人とつながっていたいと
いう気持ちを満たしてくれるツール。

そういうグループは内向きの眼差しが強い。はぐれ者になるのは怖い。
イジメなど悪いことを始めても、内部にブレーキをかける力が弱い。

       

こうした傾向は、どことなく自虐史観を説く人が
受け入れられやすい今の空気につながっているように
感じますが・・・

時代の空気が、保守系さんの考えを受けいれてしまう。
そんな危うさがありませんでしょうか?





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ウザイ、キモイなど生理的な若者ことば   楽石

2007年09月23日 20時01分53秒 | Weblog
最近の若者は「ウザイ」「キモイ」など、生理的な価値観で
気持ちを表現します。
なぜ?そんな疑問に答えてくれそうな本を読みました。

「個性」を煽られる子どもたち

以下は、その一部の要約です。


ものごとを判断するモノサシは2つ。一つは善いか?悪いか?
もう一つは好きか?嫌いか?
善いか、悪いかは、他人との関わりのなかで学んでいくもの。
身近な人も、見知らぬ人とも同じモノサシです。
好きか、嫌いかは、自分だけがモノサシ。

この2つのモノサシを上手に使い分けるのが大人。
一方に傾くと歪みが生れる。

子供たちは生れると、個性が大切という価値観のなかに、放り出される。
歌にあるような、世界のなかのオンリーワンの価値ある存在であろうとする。

では、どうしたらオンリーワンと感じられるのか?
本来、個性は他人との関わりのなかで、磨いてつくって行くもの。
しかし、どうも、今の子どもたちには、
個性は生れつき備わったものとして考えられているようです。
社会のなかの善悪というモノサシでなければ、自分のなかにある気分がモノサシ。
生理的な快感が根拠。
これに素直なことが個性的ということに。

生理的な感覚に価値を置くことから、言葉にも変化が生れる。
ウザイ、ダサイという生理的な価値観が流通するのも、こうしたことから。

  

こうしたモイサシ、どこか保守系さんの歴史的な価値観に
通じていませんか?


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イラク石油労組指導者を逮捕しないよう要請してください。 風の向井

2007年09月22日 21時30分16秒 | Weblog
皆様
赤旗を目にされた方、「イラク平和テレビ局 in Japan 」のホ
ームページにアクセスされた方は、最近イラクで労組の動きが
活発化していることに気づかれたと思います。

昨夜緊急の連絡が入り、本日、石油民営化法(新規開発油田の
利益の70%以上を30年以上にわたり米英石油資本に渡すため
の一連の法案)を葬るために、イラク自由会議を中心して結成
された石油法反対戦線に結集する石油労組がストをする予定で
、これに対して石油相が指導者を逮捕しろとマリキ首相に要求
していることがわかりました。

世界各地から、そのような労働者の権利侵害をしないように要
請する行動をとることで阻止しなければなりません。彼等はI
FCが石油法案発表以来、地道に学習運動を組織化した結果、
そこまで大きな運動に至ったものです。

泥沼といわれるイラクにおける、方向を見据えた足取りがつぶ
されないように、どうかイラク大使館への要請をお願いいたし
ます。

すでにこの件での抗議文が届いているはずなので、簡単に次の
ような文面でもいいので、早いほどいいと思います。私もFAX
しました。

例 1

His Excellency Dr. Ghanim Alwan AL-JUMAILY, Ambassador of
Iraq to Japan,
Please take all measures to stop Oil Minister's
interference with Iraqi workers' movement against the oil
privatization bills. Do not allow arrest of their leaders.

A Japanese citizen, ____名前____

例 2

His Excellency Dr. Ghanim Alwan AL-JUMAILY, Ambassador of
Iraq to Japan,
Please do not allow arrest of the leaders of Iraqi oil
unions.

A Japanese citizen, ____名前____

FAX 番号は 03-5449-7719 です。

このような抗議行動で不当に逮捕されたメンバーを釈放させる
ことに成功したことが過去に何回かあります。

とりいそぎ
向井真澄

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海自補給艦、イラク作戦の米艦に給油 元艦長が証言

2007年09月22日 21時13分20秒 | Weblog

朝日COMより 2007年09月22日15時03分    ーネット虫ー

 テロ対策特別措置法の補給対象となるアフガニスタン周辺の対テロ作戦だけでなく対象外の対イラク作戦にも従事していた米軍艦船が、海上自衛隊の補給艦からインド洋で直接、補給を受けていたことが、この艦船の当時の艦長の証言でわかった。同じ艦船が複数の作戦にかかわることは米軍の運用上、かねて指摘されており、「対テロ」目的に限定して補給しているとする日本政府の説明と実態が食い違っていることを示している。

 ペルシャ湾に展開する米空母エンタープライズのロナルド・ホートン艦長(47)がこのほど艦上で、朝日新聞記者のインタビューに応じた。ホートン艦長によると、艦長は05年当時、佐世保基地に所属する米軍揚陸艦ジュノーの艦長としてペルシャ湾周辺に展開。「当時は、いまよりも頻繁に海自の補給艦から給油を受けた。日本の貢献は絶大だった」と述べた。

 艦長の説明や米海軍の資料によると、ジュノーは05年当時、イラクの自由作戦(OIF)の一環として、沖縄に駐留する海兵隊をイラク国内に投入するためペルシャ湾北部に派遣。この間、インド洋のアデン湾などで海自の補給艦から3回にわたって燃料、食料の補給を受けたという。

 ジュノーは同時に、米国主導で01年10月に始まった対テロ戦争「不朽の自由作戦(OEF)」として、テロ組織のメンバーや武器の移動を阻止する「海上阻止活動」にも組み込まれていた。作戦の時期が明確に区別されない限り、海自から補給された燃料がどの作戦に消費されたかを特定するのは困難とみられる。

 テロ特措法は、アフガン周辺で対テロ作戦にあたる米軍艦などへの後方支援に海自の活動を限定している。しかし、国際テロ組織アルカイダの活動がアフガン周辺からイラク国内にも拡大したのに伴い、米海軍は「対テロ」と「対イラク」作戦を同時に展開。エンタープライズ空母攻撃群などの米軍艦は現在、ペルシャ湾内側の作戦海域で「対テロ」と「対イラク」作戦を同時に実施している。特措法は、一連の作戦航海で複数の作戦を実施する米軍艦に補給することを想定していない。策定した01年当時の支援活動地域の概念が実態に合わなくなっている形だ。

 今年8月現在、米・英・豪などの艦船が、ペルシャ湾外側の作戦海域(CTF)「150」のほか、ペルシャ湾南部の「152」、同北部の「158」の3海域で活動している。海自は「150」で補給活動を実施しており、対イラク作戦に従事する米軍艦に燃料を補給することはないと主張してきた。
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サッカー日本、世界34位に躍進。その訳は  文科系

2007年09月22日 12時03分03秒 | スポーツ
テロ特措法ばかりに入れ込んでいて、僕のモットーの「文化」、「日記」にご無沙汰していた。今日はもう一つ、標記のことを書きたい。そして、そうなった最大の原因である、この9月のスイス戦の総括を試みたい。後者は僕の若いサッカー仲間に送ったメールをそのまま転載する。

この9月、日本代表の世界ランクが34位になった。8月が46位だったことを思うと大躍進である。その原因が先日のスイス戦勝利にあるのは明らかである。スイスは、オシム代表戦最大の強敵、世界20位のチームだったのだから。このゲームの日本はちょっと違った。積年の悩み、決定力という点で、一皮剥けたのである。
今後のために、このゲームの総括は、大事だ。

【 スイス戦、痺れましたでしょう?松井の交代を除けば。

13分で2点とは、流石に理性的なオシム贔屓の僕でも、訳が分からず。「これ何じゃ?」と、オシム不信が出ましたよ。丁度その2点までの詳細を残念ながらよく見られていなかったし。寝坊して遅れ、ぼんやり見ていたからです。
僕が不信になったのももっともで、オシムが講評の第1にこう語っていますね。
「これほど前後半の差がある試合は10年に1度だ」
これって何なんでしょう。以下が僕には分析できたつもりです。

①全く慣れないやり方の相手に初め戸惑った。
アジアでは、あんなに突っかけてくる相手はいない。コンパクトに前に来たチームとしても、大きい個人としても、初めから凄い組織的プレッシャーを懸けてきました。日本DFからのパスの組み立ての、その出し所はそれぞれ大男が付いて塞いできたし、日本ボール保持者には2~3人で突っかけてきたし。まーその分、相手は凄い体力の消耗だったはずです。初めからスイスはめちゃくちゃ走っていた。今思えば、「目下のチームに初めに点を取ってから逃げ切る」と、そういう戦い方だったのでしょう。守備に自信があるチームですし。前半の半分までは、それが見事にハマッタということですね。

②オシムも言うように25分くらいから日本が戦い方を変えました。DFから第1弾パスを出すときに、出される人(ボランチなど)がきちんと走って受け、その周りも受ける準備で走るようになった。それもあってパスが通り、下からの組み立てができるようになったから、「怖がらなくても良い」と落ち着いてきて、敵を振り回し始めた。目上の相手への様子見から、自分の普段の色を出すようになったということでしょう。ただし、ジーコのチームではこれはできません。「連動性」、「受けてあげる動き」がこれほどにはないからです。

③①と②の影響で、後半の相手は疲れていました。日本は各上の相手だから様子見で入ったから(オシムはリスペクトしすぎと述べていました)、まるで疲れていない。しかも持続的走力と、それに裏打ちされたアジリティーは得意技です。1点目、松井のマーカーが付いていけなかった。2点目、ゴール前のフリーキック獲得も、巻がマークを振り切った得点も、アジリティーの勝利でしょう。3点目も大男巻のアジリティー勝ち、相手反則から。そして最後は、憲剛、相手キーパーの弾き(見事でした。あのキーパーで日本は2~3点損してます)、矢野の速い反応!!

以上で言うアジリティーとは日本の場合、組織的・連動的なそれのこと。オシムが言う「ボールも人も動くサッカー」ね。ボールが動くとは、何人もの受けてあげる人が動くということ。

こうして、WC前もドイツに良いゲームをしたけど、大男の攻めてくるチームには日本は強いということでしょう。むしろ、小さくてもアジリティーで上回る選手の瞬間スピードに弱い。サウジのFWに振り切られたように。

凄く良い勉強ができたと思います。世界20位のチームですよ!しかも、アゥエーのガチンコ勝負での2点ビハインドをひっくり返したんだ!!ヨーロッパ諸国からもどんどんリスペクトされ、お呼びがかかるようになりますね。選手も自信を持つだろうし。順位も30位前半になるんじゃないか。

とにかく快心の勝利です。めでたいめでたい!!! 】

次いでこの続きの、第2信です。
【 さて、日本がゴール前で一皮剥けたかどうか、それが問題なわけです。次のゲームなどで検証するしかありませんが、本日の毎日新聞に相馬直樹(元、鹿島とジャパンの名サイドですね)が講評を書いています。僕と全く同じ見解でした。
「大きな自信をつかんだ」、「収穫の多い」ゲーム。「オシム監督の狙いがようやく形になってきたのを感じた」
その内容まで全く僕と同じですが、一言では「ゴールへ向かっていく迫力ある攻め」ということ。さらにその内容はといえば、また僕と同じ。
「ためらうことなく突破やクロス、シュートというように、ゴールへチャレンジする姿勢が見えていた。ボールを動かし、より良い状態の選手を作り出すことと、どうやってゴールを奪うのかということがリンクしてきたのである」
この「リンク」が異なったことの単なるリンクではなくて、前者は後者にそのまま生かせるはずなのに、そしてオシムがそれも期待して前者をこってりとやらせてきたのに、選手がゴール前ではできなかったこのリンクということね。そこが、僕が指摘し続けてきた点だったんです。

こう観てくると、結局今回何ができたのか、今後どういう注意をすればこれと同じゲームができるのかがこのゲームから学べるんですよね。まー日本の欠点への最大教訓が。
『誰かが体の接触を恐れず突っ込んでいけば、皆が詰めていく時間も、得意な素速い連動も生まれて、敵を攪乱し、ゴールが生まれる』ということです。
これをしない少数の前の人への放り込みだけじゃ、チビだし、単調だし、ちっとも怖くないと言うこと。放り込みと、スルーパスやクサビと、中朝距離シュートに加えて、つっこみと、多人数の詰め・連動。

さて、こう観てくると、高原、巻、松井が揃ったら実に面白い。日本に欠けた「つっこみ、体を張る」奴らだからだ。それでこそ、遠藤、俊輔、憲剛も生きてくる。憲剛もトゥーリオも時に突っ込むしね。
多分この変化は定着します。メンバーにもよりますが。そしたらベスト20位台突入ですよ。スイスは20位。あの後半戦だけなら、世界ベスト10の内容じゃなかったかな。】
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「イラク給油」、新事実と改めて「事の性格」を  文科系

2007年09月22日 01時03分35秒 | 国内政治・経済・社会問題
ここで二ヶ月近くずっと、イラク給油問題を追究してきたが、本日の毎日新聞報道の新たな事実を付け加えたい。小さな記事なのだが、週刊誌風に言うならば「防衛省、仰天の大嘘!」というところだ。そしてまた、この機会に改めてこの問題性のまとめを試みておきたい。自分の頭を整理するためでもある。

市民団体「ピースデポ」というところが、米給油艦の日誌を米情報公開法による公開請求で入手して、以下の事実を発見したということだ。
この米給油艦は米空母に給油していたのだが、03年2月25日のこの給油艦への給油状況について、こういう日誌記述があったという。
「ときわ(海自補給艦)から受けたDFM(船舶用ディーゼル燃料)は1万8704バレル(約78.6万ガロン)」

ところが他方、03年5月の国会答弁によれば、海自が米給油艦に同じ日に給油した量は約20万ガロンということだった。消えた60万ガロンは、「イラク戦争に転用されたのではないか」と「ピースデポ」の代表が語っているということだ。ちなみに、イラク戦争勃発は、この約1ヶ月後の3月20日である。イラク戦争勃発前1ヶ月の空母燃料は日本が支えたというようにも読める。

次に、この問題の性格をもう一度まとめてみる。
①テロ特措法は01年10月7日に始まったアフガン戦争限定の文字通り特別な、期限まである法律なのであって、この法律に基づく給油をその後のイラク戦争向けに行うことは断じて許されない。9条絡み、国連決議絡み、「集団的自衛権」絡みで特措法成立時の国会で紛糾した問題だからである。これに対して、米空母キティーホークのイラク戦争開戦時の活躍に際して、海自給油艦からの給油があったという事実だけは、少なくとも判明している。国が法律違反を行ったということだ。しかも状況から見て、9条違反承知の確信犯なのである。事実を知りうる自衛隊高級幹部たちを、テロ特措法を確信犯として犯したと告発することができるはずのものなのである。
②また、イラク戦争は今や、全て嘘の理由で開始されたものと判明した。大量破壊兵器はなかったし、イラクはアルカイダをかくまってもいなかった。当初「大義」とされたことが全て崩れたという意味で、全く義のない戦争だったと判明したわけである。そういう戦争への違法な加担は、道義的にはさらに大きい罪となろう。この不道義の大きさは、派兵した先進国が国民の怒りを買ったからこそ軒並み政府が潰れたというほどのものだ。イギリス、スペイン、イタリア、そして近い将来にはオーストラリア(も確実)などなどである。アメリカも共和党政権が、連邦議員選挙で大敗するなど、暫く立ち直れないというほどに敗北した。日本の①に述べた国家の違法は、そういう大きい道義的責任も追究されるべきものとなる。
③このたび日本政府が動いて国連で「謝意決議」が採択されたが、これは政府が以上の瑕疵を自覚しているということを証明したとも言える行為である。外務省を中心としたこの姑息な動きは、以下のように断罪できるものとなる。「毒を食らわば、皿まで」、モラルハザードを幾重にも重ねる行為ということだ。

さて皆さん、日本だけがなぜこんなにも、モラル、大義が問題にならないのだろう。何が美しい国か。政府自らがモラルや大義を投げ捨てた国ではないか。
そしてなお、こうなり果てたことについては、NHKや大新聞をはじめとして、マスコミの責任が極めて大きいと、僕は思う。英BBC放送は、イラクの大量破壊兵器問題でブレア政権と対立してまで正義を貫いたが、日本のイラク戦争反対行動を何も報道しなかったNHKなどはもう、「自民党の犬」でしかないと言いたい。

1党永久政権が、マスコミや官僚をここまで堕落させてしまったのだ。
次期総選挙で、自民党政権を何としても倒そう!!
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総裁選の茶番劇を厳しく報道せよ。     janjanより

2007年09月21日 22時40分47秒 | Weblog
 安倍首相の「政権投げ出し」により急きょ行われることになった自民党総裁選は15日、麻生太郎幹事長と福田康夫元官房長官が立候補を届け出た。23日の投開票日まで一騎打ちの総裁選を戦う麻生、福田両候補は自民党本部で記者会見し、それぞれの政策をアピールした。

 両候補は▼民主党の反対で延長が危ぶまれている「テロ特措法」▼参院選で敗北の原因となった地方のひずみ▼年金財政▼新体制の人事、解散・総選挙……などについて記者団の質問に答えた。だが「北朝鮮政策」以外で違いらしきものは聞かれなかった。

■記者会見の要旨は以下(要点のみ抜粋)―

記者 参院選での大敗北、安倍首相の辞任、この時期になぜ立候補したのか? 党をどう立て直すのか?

福田 このような事態になったことを国民の皆様に深くお詫びしたい。国民に希望と安心を与える社会を作っていかねばならない。そのためにさまざまな改革を続けていかねばならない。

麻生 総裁選挙を開かれたかたちで行うことにより、自民党は開かれた政党で、古い体質の政党ではないことを示す。自分自身としては、党3役・総務大臣、外務大臣などの経験を活かし、党の再生、地方組織の建て直しなどに全力を挙げる。

     ◇

記者 テロ対策特措法あるいは新法は野党反対で否決された場合、与党が3分の2を占める衆議院で再可決するか?

麻生 世界中が現実にテロに対する戦いに参加する義務と責任があろうかと思う。世界が我々に期待した役割がインド洋上での給油活動だ。その給油活動は、アメリカがいうからではない。

 テロ特措法の延長はむずかしい情勢になった。今後新法をつくりいろいろ考えていかなければならない。民主党と責任政党である自民党、友党の公明党とも話し合って、世界から理解を得られるようにする。

福田 テロ特措法を作った主務担当大臣だったので、それなりの必要性は理解している。経緯も役割も当初とほとんど変わりない。自衛隊の活動は国際社会から高く評価されているものと思う。まず民主党に理解してもらう。野党との話し合いがとても大事。

     ◇

記者 組閣、役員人事、解散・総選挙の時期について?

福田 組閣、後任人事は、総裁選挙が終わってからの話。また、次期衆院選の時期というのも、ここで申し上げるべき問題ではない。あと2年任期がある。

麻生 組閣・役員人事は適材・適所。衆院は2年後の9月10日まで任期がある。解散・総選挙はそれまでに実行する。今の段階で申し上げることはできない。

     ◇

記者 構造改革のひずみ、とりわけ地方財政について?

麻生 少なくともデフレから成長路線が歩めるようになったのは、構造改革の財産。地方交付税(配分率)の対応が必要。

福田 小泉構造改革だけで済む話ではない。持続可能な社会、環境問題を考えなければならない。「200年住宅」を提案する。一度作った物をなるべく長く使っていこう、国民の住宅負担を少なくする。

     ◇

記者 基礎年金の国庫負担割合の引き上げは、消費税率の引き上げ以外に方法があるか?シーリングを見直す考えはあるか?

福田 (国庫負担割合は)3分の1から2分の1に引き上げる。キチキチの財政状況で、(3分の1のままというのは)難しい。社会保障は毎年増加する、その部分の財源の捻出は苦労を伴う。行政経費節減でも無理な部分は消費税の税率上げ。

麻生 毎年1兆円ずつ社会保障は増えている。ほぼ限度にきている。
消費税を広く薄く負担頂いて、消費税率の引き上げも止むを得ない。それをやるには行政にムダ使いがないのか、公正に判断する必要がある。

 この他にも両候補は「派閥政治」「復党問題」「北朝鮮問題」などについて自らの政策を語った。


「目そらし茶番劇、国会空転で税金ムダ使い!!!!!!!」

 「小泉政権下の『三位一体改革』でズタズタになった地方に活気が戻ることはない。国のどこに財源があるんだ」四国地方のある県議会議員が溜息交じりで語ってくれたことがある。

 地方のひずみは、自民党の死活にかかわる。遠からず行われる総選挙で、7月の参院選同様地方で負ければ野に下らねばならなくなるからだ。

 地方の活性化策はあるのだろうか? 筆者は衆院国家基本政策委員長の衛藤征士郎氏に聞いた。自らも不況にあえぐ大分県出身議員の衛藤氏は「消費税の地方への配分を現行の44%からもっと引き上げて、地方の知事さんたちに中小企業活性などに役立ててもらう」。

 自民党本部9階の記者会見場。参院選で大敗北を喫した安倍首相が「続投」の記者会見を行ったのもこの場所だ。あれからわずか1カ月半しか経っていない。自民党の混乱ぶりを物語っている。

 カメラの砲列が待ち構える中、先に姿を現したのは福田候補だった。開始予定時刻に先立つこと10分。麻生派をのぞく党内8派閥に背中を押されていることもあって、張り切っている様子が伺えた。落ち着き払っていた官房長官時代の雰囲気とまるで違っている。

 もし仮に地方(自民党都道府県連)の141票がすべて麻生候補に行ったとしても福田候補の優位は動かぬ情勢だ。にもかかわらず8日間もかけて全国各地で選挙戦を繰り広げる。

 勢いづく民主党の存在感を霞ませる狙いもあるのだろうが、この間国会は空転する。衆参両院で1日2億の経費がムダに使われることになる。出所は我々の税金だ。これこそ「財源はどこですか?」といい返したくなる。
(田中龍作)

 ※ この茶番劇を視聴率アップに使おうと連日の報道。マスコミはもっとこうなった経緯を厳しく報道すべきだ。
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今朝の新聞から   楽石

2007年09月21日 08時33分39秒 | Weblog
「自ら命で償いを」光市母子殺害事件の遺族が
差し戻し控訴審の公判で、遺族が陳述。

これは3面。3段見出し。写真付き。


もう一つ。
「上祐氏謝罪 河野さん淡々」
松本サリン事件で、被害者で犯人とされた
河野さんに、元オウム真理教の上祐氏が謝罪。
河野さんは、「事件の実行犯に対して憎しみはない。
何も求めてはいない。憎しみの人生はあまりに不幸だ」
と、現在の心境を語った。

これは反対の第二社会面。
写真つきの囲み記事。

   

今朝の中日新聞。
見開くと、ちょうど、両紙面のまんなかに2つの記事。
ここらあたりに編集者の気持ちが伝わってくる。
よい編集だとおもいました。


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元気な末期患者「自民党」         マガ9より

2007年09月21日 04時23分15秒 | Weblog
                 『マガジン9条』−07.09.19−
 「青天の霹靂」という言葉をご存知でしょう。雲ひとつないような青空に、突然雷が響き渡ること。つまり、それほどありえないことの譬えです。

 福田康夫氏にとっても、今回の事態は青天の霹靂、それも嬉しい誤算の霹靂だったのではないでしょうか。あっという間の総理就任確実。本命視された麻生太郎氏をたった一晩での大逆転。福田氏も逆転された麻生氏にとっても、あれよあれよの展開ではなかったでしょうか。政界(それも自民党)とはヘンな世界です。

 今回の安倍騒動、なんだか朝青龍騒ぎと似ている気がしませんか? 北の湖理事長や高砂親方のソーレツなでたらめぶり。誰も責任を持ってことに当たろうとしないいい加減さ。傍らで、それこそ無責任にワイワイ言うだけの親方衆。ね、自民党のてんやわんやぶりにそっくりでしょう? 同程度のレベルなのですね。

 それはともかく、どちらがなるにせよ、私たち『マガジン9条』は、新首相が憲法についてどんな考えを持っているのか、じっくり検証していくつもりです


http://www.magazine9.jp マガジン9のアドレス

※確実に自民は末期症状だが、それだけに油断は禁物。じっくり観察して、確実に管を外していく事。
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ナベツネ等「福田総理」で密談か?     阿修羅より

2007年09月20日 00時29分42秒 | Weblog
※ネット紙「阿修羅」に注目すべき記事がありました。転載します。

      ー秋風ー        


「大スクープ!日本テレビと読売新聞が福田総理への世論操作!

                         2007/09/17(月) 15:27

【本記事は要望が多いため、18日の7時17分を持って無料としました。転載も自由としますが、全文転載を条件とし、一部転載は許可しません・・阿修羅】 

 日本テレビの”天皇”である氏家齊一郎取締役会議長と読売新聞主筆の渡邊恒雄が、福田総理への世論操作を行ったことが、自民党関係者と日本テレビ幹部秘書、そしてヤマタクの関係者からの取材で明らかになった。関係者の証言を交えながら、福田擁立への恐ろしい舞台裏を暴く!中立を守るべき言論機関による恐るべき世論操作と福田売国内閣に進むシナリオを、J-CIAの総力スクープでお届けする。日本テレビの社員と読売新聞の社員は恥を知れ!

 まずは、衝撃の証言から。

「8月27日の組閣の日、日本テレビの氏家議長が読売新聞の渡邉恒雄、森喜朗、中川秀直、山崎拓らを集めました。未確認ですが古賀誠がいたという話もありますが、それらを集めて「次の総理に福田を推すか否か」という相談をしました。場所は、汐留の日本テレビ30階の議長室。ワンフロアに秘書室しか置かれない30階は、日本テレビ氏家天皇の権力の象徴といわれています。氏家は、そんな場所に渡邉恒雄と政治家を集め、自分の力を誇示したのです(氏家側近秘書)。」

 いち民放局といち新聞のトップが、そろって総理人事に口を出す、というのは、いったいどういうことであろうか。それは、報道の中立性もクソもない、恐るべき世論操作への一歩であった。
 
「福田総理へのシナリオは、すでに一年前の安倍総理の時にも話し合われています。しかし、そのときは福田が分が悪いと踏んで立候補すらしなかった。ということで今回は、日本テレビと読売新聞が協力するという形で、背中を押したのです(ヤマタク関係者)。」

 報道機関が総理人事を作り出しているという驚愕の事実を知るにつれ、「報道機関による世論操作」の恐ろしさを改めて感じる人も多いであろう。本記事は紛れもない真実であるが、おそらく他のマスコミは報じないであろう。事実を知っていても、だ。それくらい、日本テレビ氏家と自民党清和会ルートは強いつながりがあるということだ。
 
 これら上記にあげたジイサンどもが、これからの日本を悪くして死んでいく。そんなことが許されるのだろうか。それに、たかが報道機関のトップ風情が、日本を変えようとする奢りがまかり通る世の中にいつからなってしまったのであろうか。こんなことでは、報道機関がいう公正中立なんて、まったく当てにならないといわれても仕方がないであろう。ましてや、野村ホールディングスの会長、氏家純一は氏家齊一郎の親類。清和会がらみで金銭的な裏取引があったと考えてもおかしくはないだろう。

「27日の話では、氏家が仕切って行っていました。知られていませんが、ナベツネよりも氏家のほうが力は上なのです。政治家に『俺たちが世論は作ってやるから、腹を決めろ』という意味合いのことを言っている。もう、むちゃくちゃですよ。それを福田側が他派閥に流しているんです。公正な総裁選、世論に訴える総裁選をやっている麻生陣営がこの事実を知れば、怒り狂うでしょうね(自民党関係者)」

 政治家を呼びつけて、「世論操作をしてやる」ともちかけて日本の政治をもてあそぶマスコミは、免許取り消しがふさわしい。認可事業で飯を食っているのに、自らの権力と勘違いしている老人には、天誅が下るであろう。いずれにしろ、日本テレビと読売新聞の政治部は、上層部の指示で世論操作をしていると判断せざるを得ない。」

http://www.asyura2.com

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やられた!! 狡猾、国連決議利用。   天木ブログより   

2007年09月19日 23時02分33秒 | Weblog
19日の読売新聞や日経新聞が大きく報じていた。報道のポイントは、急遽外務省が米国と結託して、日本の給油活動に謝意を表するという国連決議を成立させようとしているというニュースである。

 これが奏功すればすべて解決する。テロ特措法の延長はおろか、新法なども要らなくなる。明確な国連決議が成立するからだ。米国が動けば安保理主要国は賛成するに違いない。悪知恵ここに極まれりである。

小沢民主党がテロ特措法延長に反対した時、日本は国連中心主義だ、だから国連で承認されていない活動に協力できない、と言った。私はこれを聞いた時、直感的に危ういものを感じた。なぜならば国連決議などと言うものは、所詮は妥協の産物で、曖昧なものだからだ。しかも今の国連は残念ながら理想像に達していない。それどころか国際政治の駆け引きの場となり、外交官や国際官僚の独占物になっている。だから国連決議を政争の具にすれば、政府や官僚に圧倒的に有利となる。実はこのような考えは私もあの時考えていたのだ。国連の仕事に携わったものであれば誰でも考えつくことなのだ。

 やはりテロ特措法延長に反対するのなら、「米国のテロとの戦いは間違いだ、それに協力することは誤りだ」と正面から反対すべきだったのだ。

  外務官僚たちの悪知恵は巧妙だ。小沢民主党はアフガンに展開する国際治安支援部隊の活動には協力してもいいと言っている。国連決議があるからだ。その国連治安支援部隊を認める国連決議は近く延長される事になっている。だからその延長に際し、決議案の前文に日本の協力に感謝するといった類の文言を挿入する事を認めさせれば、堂々とわが国の補給活動が国連決議で認められることになる、少なくとも政府、外務省はそう言い張ることができる。既存の国連決議の延長に際して微調整することは容易なことだ。

  報道によると、はやければ18日に決議案が提出され、19日にも採択される見通しだという。このスピードは驚きだ。

  おそらくこの動きは水面下でかなり早い段階でから始まっていたに違いない。それが実現する見通しになったので、政府・外務省は情報を流し始めたのだろう。おりしも山崎拓自民党前副総裁は18日、都内の講演会で、新たな国連決議が無理な場合でも、安保理議長声明か事務総長談話によって、国連の要請する活動にすることが出来る、などと喋っている。

  私が見逃さなかったのは、この間まで国連次席大使をやっていた御用学者の北岡伸一が、19日の日経新聞「経済教室」のなかで、ハッキリとつぎのように言及していることである。

「・・・国連決議は融通むげなところであり、後の決議(国連治安支援部隊を設立した国連決議)で言及する形で米国の「不朽の自由作戦」を支持し、正統性を付与(すればいい)・・・」

北岡などもこの悪知恵作成に加担してきた一人なのだろう。どうやらテロ特措法延長問題は、世間が安倍辞任のドタバタ劇にごまかされている隙に、急転直下の展開を見せる雲行きになってきた。

 このワル知恵に、こちらも対抗しないといけません!!!!!! ーネット虫-
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家族を犠牲にしてまでしなければならぬ事は何も無い!!!!! 大谷氏講演

2007年09月19日 09時47分09秒 | Weblog
※ 9月15日市公会堂で開催しました「昭和区平和のつどい」のメインゲスト「大谷昭宏氏」の講演の内容を会員の後藤茂昭氏が分かりやすくまとめてくださったので早速紹介します。

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2007.9.15
大谷昭宏氏講演 『みんなの命輝くために』 要旨

★ご挨拶
私は、大阪府や豊中市やマスコミなどの「九条の会」で数え切れないほど後援をしてきましたが、一つの区でこれだけの人が集まり、素晴らしい会は始めてです。九条はまだ大丈夫だという感じを強く受けました。

★安倍首相の退陣
退陣理由については諸説あるが、本当は、「健康問題」だと思う。一国の総理が、アメリカから頼まれたテロ特措法が延長できないからといって小沢さんに首を差し出して特措法を通してくれなどということは、みっともない限りである。国民や国会へのお詫びもなく、一体どこの国の首相かと思う。先の参議院選挙において「危ない」という国民の直感が安倍首相に「ノー」を突きつけた。その結果、安倍首相は心身ともに疲れてしまったのである。

★九条問題の今後
今月23日の総裁選挙で福田首相となろう。安倍さんが退陣して、改憲も九条も一休みと思うのは危険である。安倍さんを「能力もない鷹が爪を出していた」とするならば、福田さんは「能ある鷹は爪を隠す」である。福田さんは保守本流である。自民党の党則は「改憲」である。いずれ、改憲を出してくると思われるが、衆議院で2/3の議席を持っている今が一番危険である。九条の戦いは、今気を抜いてはならない。かつて自民党には野中元幹事長や後藤田元官房長官のような戦争を経験し、絶対九条を変えてはならないとする人たちもいたが、今や戦争を知らない世代ばかりである。

★1999,年以降の法律と社会構造の流れ
1999年に通信傍受法(盗聴法)、住民基本台帳法(国民総背番号制)が制定されて以来、国民を縛り付けるヤバイ法律がたくさん作られてきた。国旗国歌法、個人情報保護法、組織犯罪処罰法(共謀罪)などである。これらはすべて九条を変えるため作られた。特に「共謀罪」については、既に5回も提出され(3回は廃案、2回は継続審議)、今後も出されるであろう。この法律は、「人の心を取り締まる」危険な法律である。心の中で思っていることを他人と相談しただけで逮捕、拘留される。しかも、その取締りの手段は、戦前のように「スパイと盗聴」である。スパイ奨励のための「自首減免」つきの法律である。スパイに対する警戒は疑心暗鬼を生み、市民運動や平和運動はそのために信頼を失い息の根を止められる。この法律の最終の狙いは「徴兵拒否」をさせないということである。子供さんを持つお母さん方に真剣にお考え願いたいことは、「日本は、九条を変えてアメリカとともに戦争をしなければ立ち行かないか」という問題である。九条を変えて軍隊を持つには、現在の自衛隊、志願兵制度ではもつわけがない。そのためには、徴兵制度かアメリカのような無茶苦茶な格差社会を作るしかない。特措法等でアメリカに協力し、子供を自衛隊に持っていかれてまで世界第2位の経済大国でいることが必要か。

★アメリカの現状と日本
アメリカは、そんなに素晴らしい国だろうか。「9.11」を撮ったムーア監督の「シッコ」というアメリカの負の部分を描いた映画が上映されている。3億人の人口のうちの4,700万人の人が、健康保険、失業保険などを全く持てない無保険状態である。3.000万人の人が明日の食事を心配しなければならない状態にある。
そのアメリカで徴兵制度はないのに13万人の若者がイラクへ行っている。貧しい若者たちである。軍のリクルーターが高校に行き、優秀だが経済的理由で大学に行けない生徒を勧誘し、、大学へ行く資金を餌にイラクへ連れて行く。そうした若者の死は、政府発表は3,000人であるが、コロンビア大学のホームページは3万人であると発表している。生還者の中でも心を病んだ若者が多い。
日本でも格差社会、ワーキング・プアー、偽装請負などによって若者の差別化が進んでいる。九条を変える時には、アメリカのように格差社会が必要であり、政府はあらゆる法律や社会構造を変えてきている。日本をアメリカのような国にするのか、60年間守り続けてきた平和を子供たちにバトンタッチするのか、私たちと国の生きようが問われている。

★テロについて
「テロを防ぐ」という大義名分はある。しかし、戦争は国家が権力をもって仕掛ける戦いである。すさまじい物量、国力を持ち核兵器を是とするアメリカ社会は、戦争を悪とせず場合によってはやむをえないとする社会である。決してテロを容認するものではないが、中東の国やアフガニスタンでは、このアメリカの戦争にはテロで対抗するしかない。こうしたアメリカと違って日本は戦争をしないと誓った国である。どちらがテロに狙われやすいか。「戦争をしない」ということが、最大のテロ防止策である。テロを防止しようとするなら、世界に対し「絶対戦争はしません。私たちの憲法を見てください。」と訴えることである。

★みんなの命輝くために
戦争をなくすことは難しい。歴史を見ても1年間血の流れなかった年はない。宗教が戦争の原因になったことはあっても、戦争をとめたことはない。しかし、戦争をとめることは簡単である。それは、唯一つ「家族を考える」ことである。明日から、「家族を犠牲にし、家族を泣かせてまでしなければならないことは、何一つない。」と決意すればよい。
この決意をここ昭和区九条の会から始めて、世界の60億の人々に広めればよいではありませんか。

                             




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自民党の米国コンプレックスは何故? ネット虫

2007年09月18日 15時03分54秒 | Weblog
沖縄の風仲間かにら下記のようなメールがはいりました。まったく同感です。
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「自民党の政治家はなぜ米国に追従するのか?」

副島隆彦編著の「最高支配層だけが知っている日本の真実」ISBN978-4-88086-210-1という本にはその3分の2くらいを割いて、上の疑問点についての日本の側、米国側それぞれについて多角的なよく検証された(ように思える)解説が書かれています。

この本やこの著者らが世の中でどういう評価を受けているのかは知りませんが、自分の理解した範囲では、「さもありなん」と納得出来る内容でした。

本に書かれている「なぜ」、は一言では言い難いですが、そこを敢えて書けば「現金や利権などの形で、米国ないし在米国の軍産複合体などからの支援を戦後の歴史の節目節目に受けて日本の支配層に座ってきたから、言う通りにしないとヤバいんじゃないか」と自己規制・自己犠牲を働かせているという事だと思います。

諸外国(主にいわゆる第3世界)においては現に米国政府の手によって、外国政府相手にテロが仕掛けられた事が歴史的な事実として明らかにされている場合が数多くありますが、日本の場合にはそういう歴史は自分の知る限りないと思います。しかし、現に米国政府がそのような事を実行してきたという事実は、
上記のような自己規制・自己犠牲を行わせる「力」を持つのではないでしょうか。そんな環境が日本の政府を始め先進諸国の中にもネオコンの政治思想のようなものを根付かせる下地になっているように思います。

日本は元々とても脆弱な民主主義の制度の元に国が成り立っていて、国民の中にも民主主義の文化が充分に育っていないので、言わば「操られやすい」のだと思いますが、自分にとって最近衝撃的だったのは国民の中にある文化がもっともネオコンからは遠いと思っていたフランスでサルコジ氏が大統領に選ばれた事でした。フランスはマスコミを使った情宣なども簡単には実施できない(テレビ局が強い国の規制下にあります)、選挙制度も人気取りの甘言や中傷で投票が左右されにくい(されないわけではない)仕組みになっていますがそれでも彼のような「反対陣営からは全く人望の無い」人が大統領に選ばれるのだとすると、やはり日本でも「戦前が特別な状況だった」と考えるのではなく、「踏み違えれば軍国主義はいつでもすぐそこから始まり得る」と思って日頃から手を打っていないといけないと思う次第。



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おかげさまで「平和の集い」に430人が・・・ 実行委員会

2007年09月17日 11時34分42秒 | Weblog
 先日来お知らせしておりました「昭和区平和のつどい」が、先週の土曜日15日に名古屋市公会堂で開催できました。
 会には連休・敬老の日にも関わらず四百人以上の方々にご来場いただきました。

 一部では、激動する政治の先手を取って、平和・護憲・九条の考えを草の根に広げ行動していく事をアピールにして誓い合いました。

 二部では、地元昭和区のシンカーソングライターの岡山さんの溌剌としたミニコンサートや空襲・食糧難などの体験のスピーチが印象的でした。

そしてここでも紹介させていただいた「幻の国歌」の復刻合唱が多くの方の感動を呼びました。新聞を見て一緒に歌いたいと岐阜から駆けつけてくださったかたも数名いて、にわか作りの合唱団も心を込めて合唱し熱い拍手をいただきました。

 三部では、この集いの目玉であるジャーナリスト大谷氏が風邪で苦しそうな声に
にもかかわらず、90分一杯を使っての大熱演でした。
講演は①安倍辞任の真相・                         ②個人情報法などの人権抑圧の立法と若者徴兵の布石。            ③アメリカの格差社会と戦争との関係。
④憲法の守り方。
などさま様切り口から分かりやすく、詳しく解説・講演してもらいました。
(講演内容は後日ブログに投稿させていただきます。)

次回「三周年記念の平和の集い」 には九条守れの輪がさらに大きく広がるよう努力します。
今回、ブログ愛読者の皆様のご協力を心から感謝いたします。

今後の予定の行事は、「海上の森平和ハイキング」10月、「ともしびビウォーク」12月などを予定しておりますので是非ご参加ください。

ところで九条を守るために、共に手を携えていただく会員を募っています。是非入会ください。お待ちしております。(連絡先 舟橋・・℡731-2749です)


 
     
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