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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

新聞の片隅に載ったニュースから(80)    大西五郎

2013年03月07日 16時05分09秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(80)

スイス企業の高額報酬にNO 「株主が制限」導入(2013.3.4 毎日新聞夕刊)

 【ローマ福島良典】スイスで3日、企業経営陣の高額報酬を制限するか否かを問う国民投票が実施され、7割近い賛成で、制限導入が承認された。
 憲法が改正され、上場企業の株主が経営陣の報酬に制限を課したり、法外な退職金の支払いを阻止したりできるようになる。報酬制限に違反した企業幹部に罰金や禁固刑が科される可能性がある。これによりスイスは、株主が企業トップらの報酬について強い発言権を持つ国の一つになるという。
 スイス政府によると、投票者の67.9%が報酬制限の導入に賛成した。
 ビジネス界はスイスの国際競争力が損なわれるとして制限導入に反対してきたが、企業役員らが高額報酬を受取っている現状への国民の怒りが噴出した形だ。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□□

 外国で起きたことのニュースですが、日本にも大いに関係のあるニュースですので、お伝えします。
 一昨年秋、ニューヨークで始まったWe are the 99%の「ウオール街を占拠せよ」の運動は、日本でも広がり、六本木や日比谷でOccupy Tokyoのデモが行われました。
 その時、企業経営者の高額報酬や賃金は上がらず、非正規労働者の割合が増加しているのに、株主配当は高い水準を維持していることが問題になりましたが、今でも大企業の経営者が長者番付の上位に並び、企業の内部留保の多さが問題なる一方、働く者の年間収入が下がり続けていることがデフレ脱却の足枷になっているという議論が起きています。他国で起きたことでは済まない、わが国の現状とも一致する問題として考える必要があると思います。
 なお、NHKのニュースもこのスイスの国民投票のことを伝えていましたが、それによりますと、スイスでは国民投票の直前に製薬会社が前の会長に対して、同業他社への転職を防ぐことを目的に、6年間で7299万スイスフラン(日本円にして凡そ71億円)を支払う計画が明らかになり、企業幹部への行着過ぎた報酬に対する批判が高まっていたということです。スイスでは国民投票によって憲法を変更し、国民の要求を実現する仕組みになっているのですね。
改憲論者は「外国では何回も憲法を改正している。制定以来一度も改正を行っていないのは日本だけだ」と憲法改正の“必然性”を主張していますが、外国で行われている憲法改正はこのように国民の要求を憲法で確認するというものや、大統領の任期や再選回数を制限するといったものが殆どで、9条改正といったような国のあり方の根本を変えるようなものではありません。今回のスイスの憲法改正はそのことを私たちに教えてくれています。(ドイツで西ドイツ時代に再軍備を認める憲法改正が行われましたが、これは稀有の例です。)
 参議院選挙へ向けて、憲法改正当然論が横行すると思いますが、その狙いを見極めることが大切ですね。

                                       大西 五郎
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マンチェスターUの敗退に疑問   文科系

2013年03月06日 07時03分47秒 | スポーツ
 またまた懸案の「世界史の今を観る」を書かないで、大好きなフットボール記事で、失礼。ただ昨日もこの勉強は重ねていたのですよね。20冊は下らない書物をあちこちと読みながらなのでした。でも、全くまとまらない。頭が一段と悪くなりました。

 さて、日本時間で今朝6時半、マンチェスターユナイテッドがレアルマドリッドに敗退した。得点は1対2。前のゲームと合わせて2対3で。
 お馴染みのスポーツバーに、朝4時起きで行ったのだが、既に7~80名のファンが観戦していた。僕と同様で、好きな人は居るものだなと、改めて目を見張った次第。

 ところで、このゲーム、大きすぎる疑惑がある。マンU1対0の後半60分ほどに、マンチェスターのナニに一発、レッドカードが出たのだが、これほど大きいゲームで何であれがレッドなのか。マンチェスターのナニが落ちてくるボールに足を上げた時、一秒ほど遅れて突っ込んできたレアルのアルベロアがその足に腹をぶつけただけだった。僕には、イエローカードにさえ見えなかったのに一発レッド。スポーツバーで観戦中の周囲の何人かに聞いてもレアルファンも含めて「このレッドはおかしい」と言っていた。この後10分でレアルが2得点したのである。マンUとしてはあっという間の出来事だったはずだ。

 僕は、レアル関係者の誰かがレフリーを買収したとしか思えない。モウリーニョもそういうことをやりそうな人格とも思ってきたが、どんなレフリーでも1億円もくれたら節を曲げるのではないかなどと疑ってしまった。大体、モウリーニョという人間は自尊心丸出しがこうじてか汚いとさえ僕は観てきた。彼が来たチームでは、例えばレアルのぺぺなど、急に反則が増えるし、彼自身による口汚い敵への挑発は日常茶飯事である。最近起こった「レアルの内部分裂」は、特にバルサに対する彼の汚い指示にフェアな選手が嫌悪感を抱いたからだと、僕は観てきた。ちなみにレアルの象徴選手、キーパーのカシージャスはこの日もベンチにすら入れなくって、観客席で観戦していたのだ。その表情は当然、とても暗いものだった。

 なお香川は、このゲームには出なかった。前4人先発は、ファンペルシ-、ナニ、ウェルベック、ギグスで、後半に入ってからナニがルーニーに、ウェルベックはアシュリー・ヤングに替わったし、最後の交代は右サイドバックのラファエウに替わってバレンシア。要はこういうことだろう。マンチェスターのゲームプランは、守備的に闘いを開始して、後半のどこかからルーニーと香川を入れてファンペルシーとの3人組という最近最も得点できる形にするというものだったのだが、ナニのレッドでプランが全て崩れてしまったと。ナニがレッドの後10分で2得点されて、守備を固めつつ攻めるというプランしか取れなくなって、香川を入れられなかったのだ。

 モウリーニョという監督について改めて思う。目的達成に手段を選ばぬ監督だと。これはもう、僕の確信である。ちなみに、ゲーム後にモウリーニョがこう語っているが、この言葉は不正ゲームをフェアらしく言いくるめる言い訳にしか聞こえなかった。
『試合後ITVのインタビューでは「レッドカードに関係なく、ベストチームが負けた。われわれは勝つに値しなかったが、サッカーとはこういうものだ」と喜びは見せなかった。』
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時の人、孫崎亨の日本マスコミ批判   文科系

2013年03月05日 19時36分48秒 | Weblog
 阿修羅掲示板に、今の日本最大の癌を的確に批判するすばらしい記事(紹介)があった。戦後アメリカの日本への支配を具体的な内部告発として暴き続ける著作を連発している孫崎氏。今の彼の言葉は本当に信頼できると思う。多分民主党マニュフェスト政権・未完に終わった小沢政権のブレインになるはずの人だったのだろう。そんなことも彷彿とさせる孫崎氏のマスコミ批判である。


【 孫崎享氏の視点ー(2013/03/03)★  :本音言いまっせー!

 日本の政治の混迷を考えると、マスコミの罪は大きい。

 民主党政権に変わろうとする時、小沢氏を徹底的に叩いた。結局小沢氏は無罪であったが、マスコミは、小沢氏の人物破壊をし、政治的に抹殺したといっていい。
 普天間問題では、沖縄県民の望みを踏まえて、最低でも県外を提案し、防衛・外務が早々と白旗をおろし、首相の意向に全く沿わないことは民主主義の原則を踏みにじるものとして糾弾されるべきなのに、鳩山氏攻撃を執拗に続けた。
 原発、TPP,増税、オスプレイと国民の目線で考えれば多くの疑問があるにもかかわらず、権力の代弁機関となってしまっている。まあ、読売新聞の渡辺恒雄氏なんかは、権力はおれだという倒錯した考えを持っているようである。

 こうした中で、我々は大手メディアをどこまで信じていいか、真剣に考えるべきだ。

 私がソ連に勤務した時には次のジョークがあった。
「(ロシア語でプラウダは真実という意味で、イズベスチアは報道という意味である)党機関紙プラウダにプラウダなく、政府機関紙イズベスチアにイズベスチアなし」
 同じように共産体制のチェコのジョークに次のようなものがあった。
「サッカーの試合の結果の点数が報じられたら、100%信じてよい。天気予報が出たら50%信じていい。政治の報道が出たら0%信じていい」
 共産圏や独裁国では人々は新聞ラジオは政府の支配下にあり、信じられないと思っている。

 だから、中近東では一般の人々が使うツイッター等が猛威を振るい、政権崩壊につながる民主化の動きが出た。
 中国でも人々は党の機関紙人民日報などをあまり信用していない。従ってツイッターの一つ、新浪微博が2012年3月時点で3.24億人を超えるユーザーがいる。事件が起こると新浪微博の素早い報道は政府を動かすまでになっている。

 しかし、日本では新聞・テレビに対する盲信が強い。
 勿論、新聞・テレビが時の政府を厳しく糾弾し、社会の木鐸の機能を果たすことはある。
 しかし、歴史や世界を見渡せば、新聞・テレビが統治機構の一部として機能することの方が多い。
 加えて、日本では米国が日本を統治・影響力を行使する際に日本のマスコミ・新聞を利用するケースが多い。信頼度は不明であるが、読売新聞や、その社主正力松太郎や読売新聞自体、CIAから特別のコードネームをあたえられる存在であったし、朝日新聞の緒方についても、「アメリカ国立公文書館におけるCIA文書の公開により、CIAが緒方政権擁立のために積極的な工作を行っていたことが明らかになっている」とされている(ウィキペディア)。

 CIAなどが過去日本の報道界に工作を行ったのであれば、それが今日まで続いていると考えてもおかしくはない。

 いずれにせよ、日本の新聞社は権力の統治機構の一部になり、米国の日本支配の一部になってきたし、それは多分現在も続いていると考えてよい。
 多くの国民は新聞は「社会の木鐸の機能」だけと誤解している。
 だからテレビや新聞が公平でないという。違う。もともと公平でなく、統治の一部分なのだ。
 そう思えば、新聞、テレビへの全面的依存が終わる。その時にはソーシャルメディアの重要性は一気に伸びるであろう。】
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   五輪はフクシマで開催、費用は東京持ちで。       只今

2013年03月05日 11時18分29秒 | Weblog
   五輪招致については、賛成・反対あって当然。しかし
   「反対派は、しばらく引っ込んでいてもらいたい」とのイノセ都知事発言を受けるかのように
   メディアはいつしか招致賛成論調に彩られ、
   賛成反対を超えて怖いのは、こうした翼賛一色がまかりとおること。

   ●“オリンピックは夢をくれる
     そして力をくれる
     仕事をくれる
     私たちは、東日本に具体的な経済効果が及ぶような
     オリンピックにしたいと切望しています”
       
   ★ 上記は、招致委員会のメッセージです。
     ここには、オリンピック精神の一片もみられず、クーベルタンは張り倒されています。
     スポーツの祭典は、国の野望=偏狭ナショナリズム(メタル)と経済(金儲け)の論理によって一蹴されています。
     
   ☆ オリンピックによって、東北の復興が成るとしたら、
     2004年五輪開催したギリシアは、どうであったか!
     1兆2千億円の開催費が経済破綻の大きな要因となり、ヨーロッパ経済恐慌の引きがねとなったとも言われている。   
   
   ☆ 「ノーマネー、ノービット(お金なくして招致なし)」
     これは、招致委員会が雇う外国人コンサルタントのせせら言。『朝日3/5』
     09年の招致費用150億円の内訳は、ブレザー1着30万円といったことは週刊誌話題になったが、未だ不明。
     フクシマ行きを希望する委員の要望をはぐらかすべく
     皇居への招待などあれこれの「おもてなし」などグレードアップ。
    
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ザックジャパン(75) 香川、連係でもっと良くなる   文科系

2013年03月04日 12時08分51秒 | スポーツ
 予告したエントリーを延ばし延ばしにして、香川のニュースばかりを済みません。何せ、予告した方は大変難しい「大風呂敷」。こちらはすぐにでも書ける「報告文」。大風呂敷の勉強に励んでいる合間の脱線、休息だということで、ご容赦を。


 ここまで何回も書いてきたとおりに、香川は速いパス交換連係で得点するタイプ。しかも、その最新式やり方です。クリロナやイブラとは違うのです。ところが、マンチェスターには、ルーニーとファンペルシー以外は、このタイプが前衛の方に居ないし、連係作りにも時間がかかってきたということでした。しかもこの連係作りでも、ルーニーと香川が入れ替わりに故障したりで、案外時間が使ってなかった。ここにきて、ファーガソンとルーニー、そして香川の言葉を聞いてみると、来年に向かってさらにどんどん良くなっていくはず。
 まず、ここまでどんな批判にも香川をかばい続け、使い続けてきたファーガソンが、上の通りに語ってきました。彼がパス交換得点のタイプであること。回りが彼に合わせられなくって、宝の持ち腐れになっていること。彼がよい位置にいるのに回りが彼を見ていなかったり、適切なパスを彼に出す力がなかったり。少なくとも、何人かは彼に合わせられるようになったのでやっと良くなったが、来年はもっともっと得点が増えていくだろうと。このようなことを語っています。
 香川はこう言っていました。
「ルーニーとファンペルシーが僕をしっかり見てくれるようになったので、得点できるようになった。3人でしっかり、特別にパス交換の練習をしているしね」
 香川のこの証言をルーニーもしっかり裏付けてくれています。
「彼はこれくらいは十分にできるのだ。本当によいプレイヤーだ。しかも、守備もするし、他人にも点を取らせるパスを出すという意味で、とっても良いチームプレイヤーなのだから感じがよい。みんなが彼の3得点を喜んでいるよ」
 ルーニーのこの言葉に、僕はこんな感じをどうしても抱いてしまう。「過去に同僚として一緒にプレーしたクリロナとは全く違うタイプなんだ」と。ちなみに、イングランドの他チームはいざ知らず、マンチェスターがクリロナをとることは余ほどのことがない限りないと思う。これはちょうど、バルセロナがイブラやエトーを放出したのと同じ事なのだ。現代サッカーでは、守備をせず、自分より良い位置にいる他人にパスを出さない選手は好かれないし、どれだけ得点してもそれだけのこと。チームへの害の方が大きいのだと思う。
 ちなみに、香川加入直後既ににルーニーはこういう香川を見抜いていた。こんな言葉を発していたのだから。「この選手の加入は、これで僕の得点も相当増えそうだ」。

 観ているが良い。これから、ファンペルシーだけでなく、ルーニー、香川と3人が得点していくチームになる。これが完成すれば(今年は無理かも知れないが)来年には、クリロナとベンゼマを筆頭とした他選手との矛盾が噴出せざるをえないリアルマドリッドに勝つチームが出来上がるだろう。クリロナが居る矛盾を、今はモウリーニョがその強権で抑えているだけだと思う。モウリーニョのチーム作りは、これからいつも破綻を来すような気がする。ちなみに、モウリーニョがマンチェスターの監督になることはないと、これも予言しておきたい。マンチェスターの次期監督は、今であれば、トットナムのビラスポアスか、香川の師匠クロップだと観測してきた。
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ザックジャパン(74) 香川満開、ハットトリック  文科系

2013年03月03日 03時10分43秒 | スポーツ

 香川真司が本日第28節ノーリッチ戦で、ハットトリック。チームは4対〇の勝利だ。得点それぞれは全て流れの中からのもの、こんなふうだった。

1点目は、相手ゴール前、向かって右近くでファンペルシーが右斜め前に浮かせたショートパスを、外側の右足アウトサイドでダイレクトに流し込んだもの。体正面ヘソ辺りの柔らかいボールを右足アウトでキーパーを避けつつ狭いニア側に入れるのだからやや強めに打たねばならず、難度の高いゴールだった。
 2点目は、相手ゴールに向かって右側にカウンター激走するルーニーにかなり遅れて中央を並走し、短いグラウンダーパスを軽く流し込んだもの。ルーニーの貯めも見事なら、自分に付いていた敵をあっさり交わした香川の余裕シュートも見物だった。
 3得点目は、得点の起点も自分自身。中盤近くで右外目にいたウェルベックに斜め長めの見事なパス。そのウェルベックがゴール右にいたルーニーにパス。ルーニーが受けると見たその瞬間に右斜め前に走った香川。猛然と出て来た敵キ-パーよりも一瞬速く、落ち着いた浮き球シュートを決めてみせた。

 このゲームは、いろんな事がいつもと違っていた。何よりも攻める時にワンタッチプレーにチームとして徹していた。まるで監督が「今までにないくらい簡単にはたけ」と全員に命じていたと思われるほどに。だからチャンスが多く、前半ロスタイムの初得点まで香川自身が絡んでゴールに迫った事が6度ほどもあったのではないか。今期このチームの狙いと思われる「個人技得点に頼らず、集団の流れからパスワークで敵を崩す」が、最も実ったゲームと観たがどうだろう。又、だからこそ香川が生きたと思う。ルーニー、ファンペルシー、香川の3人がこういうパス回しの中心であってみれば、香川を取った狙いが最も効果的に実現されたゲームでもあった。ちなみに、香川は先発完投したが、ファンペルシーがウェルベックに替わった65分からは、急にボールが回らなくなっている。同じく先発のバレンシアも、ボール回しは上手くない。ボール回しって結局、「パス&ムーブ」を上手くやってボールを受ける動きに長けていないとついて行けないのだろう。付け焼き刃で簡単にできることではないのだろう。
 もう一つはこのこと。敵ボールをとる組織も、充実していた。チームとしてもそうだが、香川のこの技術もさらに向上していると観た。

 低い位置まで下りてのボール回しと言い、敵ボール狩りと言い、そのいずれにも香川は最も広範囲に絡んでいる。それでいて、2~3点目のようにゴール前にもちゃんと激走していく香川。いかに走力を鍛えているかも分かろうと言うものだ。ここまで72~3回目のこのシリーズでも書いてきたことだが、チームの急激な変化とともに急に凄い選手に育ってきたと、改めてつくづく思う。

 さきほど2時に終わったこのゲームを、日本人としては世界的・歴史的という意味で画期的なこの偉業・ニュースを、日本のネットは意外に静かにしか伝えていない。不思議なことであって、日本マスコミのサッカー軽視と思わざるを得ない。オリンピック金メタル3個分ほどのニュースだと思うのだけれど。なんせ、サッカーは一競技でオリンピックに匹敵する競技だ。
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再び「立憲主義」憲法のこと  文科系

2013年03月02日 12時32分14秒 | 国内政治・経済・社会問題

 1月20日のここに安倍政権の『「立憲主義憲法の神髄」を揺るがせる動き』を書かせていただいた。その書き出しと趣旨とは、それぞれこう書いた。
『表題のカッコ付きの表現は、本日の中日新聞に載った名古屋大学教授・愛敬浩二氏のものである(7面の「中日新聞を読んで」)。改憲問題のおそらく最大のポイントだと思うから、改めて力説したい』
『憲法とは単なる国民のお約束なのか、「権力への懐疑」を歴史の痛苦として学んだ庶民が権力にさせた誓いの制度なのか。大変な違いではないか。国の主権者が誰なのか、そして、「公僕」がその強大な権力を乱用するとどういう悲劇が起こったか。そういう経験、教訓が詰まった人類の大英知だと思うのだが、どうだろう』
 この記事では憲法99条の趣旨をなくそうとする自民党案に対して、愛敬浩二氏はこう述べていた。
『日本国憲法が憲法尊重擁護義務を負わせているのは「天皇又は摂政および国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」である(99条)。国民が含まれていないことに重大な意味がある。国民は憲法を尊重・擁護する「義務」を負わない。しかし、政府、議会、公務員に対して「憲法を尊重し、擁護せよ」と要求する「権利」を持つ。憲法99条はこの考え方を自覚的に表明しているのであり、この考え方こそ「権力への懐疑」を根本精神とする立憲主義憲法の神髄であると私は考える』

 さて、本日の中日新聞も、31面1面を使って日弁連憲法委副委員長・伊藤真弁護士に同じこの問題を語らせている。こんな見出しを付けて。最も大きいのが『「立憲主義の否定」』。ほかは、『自民・憲法草案を読む』、『国家権力縛り、人権保障するのが憲法』。

 今回の伊藤氏も冒頭で、大変興味深い言葉を語っている。
『自民党の改憲草案は、人権を保障するための立憲主義を否定している。先進国に共通する理念を放棄すれば、日本は世界から「違う国」とみられてしまう』

 さて、前回20日に書いた事とは別の視点から、この「違う国」に向かう策動批判を僕もやってみたい。自民党草案の考え方は、主権者とその自治という根本精神をないがしろにし、これを国家が「善導してやろう」という腐臭に満ち溢れていると、僕は強調したい。経済では「国家介入などろくな事はない、民間に任せよ」と大音声なのに、改憲方向においてはなんたる国家の越権、傲慢かと、そういうことだろう。

 結論として平たく言えば、こういうことだ。北朝鮮や中国のような国家主義への退行なのかと。

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世界史の今を観る(1)   文科系

2013年03月01日 10時00分16秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 しばらくエントリーをご無沙汰していました。こんなに書かなかったのは、この7年なかったことかと思います。まーちょっと疲れたというほかに、いつもよくやることですが書くことの「仕入れ勉強」をしていたとご理解ください。ここに書くためにこの7年間多くの本を読んできたものです。昔の本をひっくり返す事も含めて。
 さて、表題のようなことを考えていました。たいそうな表題ですが、いくら粗末な物でもこういう書き物は必要だろうと考えたからのこと。世界史で観れば、今はどんな時代か。その大きな流れは、どこに向かうのだろう。この答えは国際経済に、生産力とか、自動車のような画期的な新商品、新エネルギーとか、経済・生産を巡る人々の関係とか、今で言えば国際的金融をめぐる動向とかで観るべきなのでしょう。現に「サブプライムバブル爆発」の大変な「今」によって世界人類の生活が最も大きく左右されているわけですが、これを作ったのはこういう流れからだったはずです。
 70年代世界にスタグフレーションが起こったことによって、戦後世界を動かしてきたケインズ主義が80年代には消えた。そして、サッチャリズム、レーガノミックスから始まったマネタリズムとか新自由主義経済学とかがその亜流の「野放し」も含めて先進国を動かしてきた結果「サブプライムバブル爆発」の今に至っている。そして、こういう流れこそが今にいたる世界人類の生活を、その根底の所で最も大きく動かしてきたとも言えるはずです。経済や食うことが全てだとか、これが人間活動の他領域を機械論的に動かすとかなどと言うつもりはありませんが、先進国でも99%というほとんどの人々が食っていくためだけに全てを犠牲にしなければならぬようになっているのも事実ですよね。それだけ酷い時代ということなのでしょうが。

 さて、書き出しの1回目は、27日のらくせきさんエントリーへの拙コメントの再掲といたします。原文を若干変えてありますが
 

【 僕もそう思う! (文科系) 2013-02-27 13:07:37
 僕もそう思う。特に、この部分を。
『こんなに豊かになって、失業、生活苦なんて ヘンじゃない?というマットウな感覚が 緊縮にNOを突きつけたという風にも思えたり・・・ 』
 今の新聞論調などとは全く違うこういう見方って、社会の物事の何を、どこから見るかで全く違ってくるという類のことだ。例えば、歴史にはこんな時期もあったというようなことを思い出している。

「奴隷制度って、『歴史の進歩』?として出来た」
 それまでは戦争に負けると殺されるか、すぐにのたれ死ぬしかなかったのを、以降は生かされるようになったからだ。生かしておいて働かせたほうが得する世の中になったわけだが、農耕と牧畜の発明を背景として、生産力が伸びた4大文明社会で起こったことというのが定説である。

 近代の出発にもこんなことがあった。子どもを炭鉱で酷使したり、15時間労働なんてのもあったり。新しい産業、大工場労働を規制する法がなかったからだが、「ここから今の会社員、給料生活者が生まれた」と観れば、人類の「自由、平等、博愛への進歩」という側面も見えてくるはずだ。
 ただし、ここで言う「進歩」はよく言われるようなこんな意味ではない。歴史に目的とか、普遍的な方向性とかを設ける類のものではない。人間たちが見えてきた大問題をその都度解決につとめ、19世紀以降近年のそういう流れを大きく形容すれば、紆余曲折はあるにせよ「自由、平等」の方向に向かってきたのではないかという程度のことである。

 今の株価だとか、輸出だとか、通貨の高下だとかは、現状の全てを前提とすれば国民の命さえ関わって大切なものだろう。が、そこからだけ物を見たら、今の世の本質を見誤るはずだ。
 世界金融資本が超大企業をさえ人員整理とか切り売りとかでその競争力を増やして、輸出を成功させ、株価を上げて、そういう国の通貨を上げても、通貨を安くする国にしてやられたりする。日本がアメリカや中国、ユーロにやられたように。それを今になって、日本が仕返ししているという構図が始まったのだが、庶民の立場から観れば石油や日用品の値段が高騰する事なども見なければいけないだろう。

 こういうことすべてに、この構図が横たわっているはずだ。英米日などの先進国では世界金融資本が膨らんでこそ外貨を稼げるという側面と、そういう彼らが物作り企業の命運を左右することによって世界からどんどん職場がなくなっていくという側面との対立である。世界金融資本の自由だけが目立つ社会は、ちょうど「近代大工業を規制する法が追いつかなかったから、子ども酷使や15時間労働なんてのがあった社会」と同じように、僕には見える。いや、多少の歴史・経済知識がある心ある人は皆そう見ているのではないか。

 それにしてもこの世界、一体どこまで落ちていくのだろう。こういう歴史上過渡期の時代の人々はいつも皆こう思ったことだろう。人々とも自然とも穏やかに共生できる自給自足社会のが遙かにまし、と。】
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