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八十路ランナーの手記(423)老人の怪我後は補強運動が要る   文科系

2022年04月10日 13時53分07秒 | スポーツ

 先月16日のランで起こった左フクラハギの肉離れからの復活が、7、9日に確信できた。そして、この3か月近くにあった2回の怪我が連動していて、高齢ランの怪我の後はストレッチを交えた補強運動が肝要と痛感したところだ。年を取るほど怪我が連動、連発しやすく、高齢者のラン断念はこんなところから起こるのだろうななどと、そんなことを学べた思いである。

 まず7日、50分で6キロ走った。この時間とスピードは、26日の45分で5・5キロが言わば失敗だったことを反省して計画したもの。無事走れた上に、26日のように、後に痛みが出ることもなかった。心拍数も、そんなに上がっていず、時速8キロで140ほどと、僕としては「循環機能は『普通』の域にある」ということで、これは本当にほっとした。5日のサイクルツーリング54キロなどの効果もあったのだろう。僕の場合、長距離ツーリングをやるとランが必ず好転するからだ。とくに同一スピードでの心拍数が極端に下がるのは、心肺機能が改善された証。ただしどうも、サイクリングでは足首、ふくらはぎなどは強化できないと覚えている。ランよりもサイクリングの歴史の方が遙かに長い僕にとっては、足首、ふくらはぎが弱点になるのは必然なのかも知れない。

 そして9日。7日と同じようにジムマシンで走る。ジムマシンは怪我からのリハビリには最適なのだ。その都度のスピードつまりラン強度が見えるから。6キロ時ちょっとから小刻みにスピードを上げて試すように歩き、走り始めて、結局30分2回を3・6キロ、3・9キロの合計7・5キロ走った。心拍数は149bpmとちょっと高かったが、これは多分、7日の疲れが残っていたのだろう。しばらく9キロ時ほどで走ることもできたし、完全に復活できたと思えた。これからしばらくはこの1時間の距離7・5キロを次第に延ばしていくことになる。

 2月はツーリング中の手の大怪我、3月はこの怪我と2回のドクターストップがあったから、長く慎重なリハビリが必要だったと、これは後で反省したこと。26日のフクラハギ怪我も、2月の怪我からのリハビリ走りに無理があったと今は思えるのである。年寄りはともかく、ラン中断をしたらその後はリハビリ、特に入念なストレッチを入れた筋力補強運動などを長くやらねばいけないということだろう。これらは、年寄りとして長く走り続けるためには大事な反省になった。

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ウクライナ戦争の背景  文科系

2022年04月09日 12時10分06秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 ロシアのウクライナ戦争に関わっていろいろな物を読んできた。それら諸見解をまとめた物として、以下のような経過認識を改めてまたエントリーしたい。このような事実経過が以降の情勢展開に合わせて、次第に明らかになってくるはずだ。ただし、すべての前に一言。2月24日に始まったロシア開戦がどういう理由を付けても正当化されぬ戦争犯罪であるというのは大前提である。しかも、アメリカ以外の大国のあからさまな戦争は近年珍しいところから、世界史を半世紀前に戻した世界史的戦争犯罪であると、元来反戦である僕は特に言っておきたい。

1 ロシア侵攻前のウクライナ情勢
①  2014年のウクライナ・ロシア抗争終結時のミンスク合意以降最近になって東部ドンパス地域(ミンスク合意でロシア人が多いこの地域を親ロシア地域として尊重すると約束した地域)で自爆ドローンを飛ばす攻撃などほぼ戦争状態と言いうるウクライナによるドンパスのロシア人挑発が続いて来た。ロシアはこれを「合意に反してドンパスをウクライナに組み入れようとするファシストの仕業」と言い続けてきたものである。

②  それとともに、やはりこれもミンスク合意に反して、ウクライナがNATO加盟をあからさまに追求してきた。こういうウクライナ政府諸行動について、ゼレンスキーは2月24日のロシア侵攻まで、こう言い続けてきたのも今は特筆すべきことである。
 「NATOには加盟するが、それでもロシアは攻めてこない」
 この態度をロシアが将来的な安全保障上の危機と捉えて侵攻を起こしたわけだが、「ゼレンスキーのこの『攻めてこない』という状況把握論」が、彼がアメリカに欺されてきた結末だと僕は観ている。

③ ちなみに、以上の間中ずっとアメリカは、まるでロシア侵攻に備えてのように、対戦車ロケット、対空ミサイルをウクライナに大量に供給し続けてきた。これらがウクライナに大量に持ち込まれていたというその後判明した事実と、これらを製造しているアメリカの二社の株が去年からずっと上がり続けてきたことなどがこの証拠になる。

④ 以上について、24日の朝日新聞で元国連難民高等弁務官事務所職員、千田悦子もこういう文章が入った投稿を寄せている。

『14年以降のドンパス地域は、ウクライナ政府の非制御地(NGCA)と制御地(GCA)との境界線を中心に戦闘が常態化し、人々が西へ逃げていた。親ロ派によるロケット弾発射や発砲、それを迎え撃つウクライナ軍の砲撃戦で、家や学校、病院、公共施設などが破壊されたそれらの修復を初めとするプロジェクトの進行調整を私は担当した。日中、砲弾の音を間近に聞きながら仕事をする日もあった』
『ロシアの歴代大統領が恐れてきたNATO拡大についてロシアの言い分を聞きつつ、今後の緊張を緩和する方向性をNATO全体で探る必要があるのではないだろうか』

2 こういうウクライナ戦争は、アメリカの世界覇権死守、特にそのために近い将来の対中国冷戦の勝利に向けた布石の一つとして中国最大の味方・(プーチン)ロシアの実質滅亡狙いで起こしたものであると観ている。これと同じ見方を、元外務省国際情報局長・孫崎享や以下に紹介する真田幸光 愛知淑徳大学教授(BSフジLIVE「プライムニュース」3月28日放送 発言)らも取っているはずだ。つまり、アメリカが親中国国に今まで戦争を仕掛け続けてきた「中国を裸にする政策」の一環であると。シリア、イラン、ベネズエラ、ボリビアなどがその対象とされてきた。

3 以上と同見解を語る人々が増えているその一例として「BSフジLIVE「プライムニュース」3月28日放送」の真田幸光 愛知淑徳大学教授の見解を以下に紹介しておきたい。三菱UFJ銀行出身の国際金融学者である。また、国連における各国のロシアへの立場も、日本、欧米ほどにはロシアに対して厳しくはない。国連人権理事会からのロシア追放総会採決にしても、193カ国中で賛成93国、反対24国、棄権58国であり、賛成が過半数でさえないのである。反対や棄権の理由は、「ウクライナに対する調査委員会の作業が何も済んでいない」ということにあるようだ。それでいて、「ブチャの大量殺人など、一方的な情緒的情報ばかりが流されている」という日本などの現状には、イラク戦争前に作り出された戦争熱狂と逆の作為を感じざるを得ない。 

【 英米が真に狙うはロシアの先の中国叩きか。日本は慎重に様子見を

新美有加キャスター:
国際的な信用を落としてまでも各政策を行うプーチン政権。経済的にはどういう利益が出るものですか。
真田幸光 愛知淑徳大学教授:
基本的にはない。むしろ、そこまでロシアが追い込まれ、貶められている。
反町理キャスター:
プーチンがそうするように仕向けていると。その主体は誰ですか?
真田幸光 愛知淑徳大学教授:
英米だと思います。今の覇権争いにおけるアメリカの一番の敵は中国。中国とロシアがくっつくことは極めて怖い。まず、ロシアの力である資源と軍事力を徹底的に落とす。最近の国際金融筋は、ウクライナ問題においてプーチンの力がかなり落ちていると見ている。そろそろ落としどころを探し、金融で中国の首を絞めることが始まるのでは。
反町理キャスター:
なるほど。ロシアに対して英米は、経済制裁や国際世論、武器供与も含めて追い込み、プーチン大統領が愚策を打たざるを得ないようにした。すると、武力をもってウクライナを救うつもりは最初からなく、ロシアを潰して中国を叩くことに向けたステップとしてウクライナ侵略を見ていたと聞こえるが?
真田幸光 愛知淑徳大学教授:
そう申し上げました。ウクライナが、そして大陸ヨーロッパが踊らされた部分が結構あるのでは。
反町理キャスター:
怖い話だ。畔蒜さんは?
畔蒜泰助 笹川平和財団主任研究員:
これまでの米露の交渉を見ると、アメリカはロシアがウクライナに侵攻する危険性を相当感じていて、かなり警告をしたと思う。一方、私が知っているロシア人の専門家は皆、ウクライナへの侵攻などあまりにも愚策でやるはずがないと言っていた。今は当惑している。プーチンにはもっと別の手もあった。
反町理キャスター:
英米が本当に睨んでいるのがロシアの先の中国であるとすれば、日本はどのようについていけばよいのか。
真田幸光 愛知淑徳大学教授:
難しい。日本の最大の同盟国はアメリカで、価値観の共有という意味ではきちんと合わせる必要があるが、先んじて対露制裁や中国への何らかの動きをし過ぎると、はしごを外される危険性がある。また場合によっては、世界の中でかなりの実体経済を握る中国の側が勝つ可能性もある。どう転ぶかわからず、とりあえず様子を見るのが生き延びる手だて。

BSフジLIVE「プライムニュース」3月28日放送  】

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「ブチャ大虐殺は、ウ軍の仕業」とのニュースも  文科系

2022年04月08日 21時41分20秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

 田中宇がいろいろ読み込んだ外信ニュースからの報告として表記の内容をそれぞれニュースソース明示の上書いているので、転載しておきたい。ロシアから、死体があったはずの時期の街頭映像にこれがなかったという反論が出て、アメリカがそれに反論したその内容にまでも触れたりしているから、ちょっと説得力がある。各該当箇所に明示された外国語のニュースソース元は、以下の報告では僕が省略している。
 再三強調しておくが、ロシアの今回の戦争は戦争犯罪であるという立場の上で、だからといってこの際あらゆる悪名をかぶせてやろうという風潮があって、その音頭を取っているのが国連の猛反対を押し切ってイラク戦争をやったアメリカだから、僕には我慢ならないのである。なんとなれば、アメリカこそ嘘の理由のイラク戦争が示すように、21世紀最大の戦争犯罪国なのだから。


『  ▼虐殺の真犯人はウクライナ極右民兵団だろう。英米が彼らを育てた

今回虐殺があったブチャは、キエフの中心街から北西10キロ離れた、人口3.5万人の町だ。ブチャでは2月24日のロシア軍ウクライナ侵攻開始のしばらく後から露軍とウクライナ軍(極右民兵団のアゾフ大隊を含む)が戦闘を続けていた。3月末にかけて露ウクライナ間の停戦交渉が進んだため、露軍はキエフ周辺から撤退することを決め、ブチャでも3月30日に露軍が完全撤退した。

露軍撤退の翌日、ブチャのペドルク市長(ウクライナ側)はロシアに対する「勝利」を宣言し(本当は露軍が自ら撤収したのだが)、戦闘で破壊され瓦礫が散らかっているブチャの街路をきれいにしていくと発表した。ペドルク市長はそれから何日かたってから「露軍が、撤退する前に市民を虐殺していった」と言い出したが、露軍撤退翌日の3月31日の時点では、市民が殺されたとか、ブチャの街路に市民の遺体が転がっているとは全く言っていない。露軍が撤退前に市民を虐殺したのなら、撤退翌日の3月31日の時点でブチャの街頭に市民の遺体が転がっていたはずだ、これから街路を清掃すると述べたペドルク市長の発表の中に、街頭に転がる遺体への言及があってしかるべきだったが、そのような言及は全くなかった。言及がないのは、その時点で街頭に遺体がなかったからだ、とロシア側は言っている。4月2日にウクライナ側が流したブチャ市街の動画にも遺体はない。

4月2日、ウクライナ内務省傘下の国家警察の部隊がブチャに進駐してきた。国家警察の部隊は、ブチャに露軍が駐屯していた時に犯した戦争犯罪について調査したり、露軍に協力した者たちを探して取り締まったりするのが進駐の目的だった。国家警察と一緒に、同じ内務省傘下の組織である極右民兵団(アゾフ大隊やThe territorial defence battalions)の部隊も同行した。ブチャに進駐してきた極右民兵団の1つの部隊(Sergei Korotkihが率いるBOATSMAN BOYS)が発表した動画では、ブチャの街頭を巡回中に、民兵の一人が上官に「青い腕章をつけていない奴らを射殺して良いですか」と尋ね、了承をもらっているやり取りが収録されている。

ブチャの市街戦の戦地では敵味方を見分けるために、ウクライナ側の兵士や市民が青い腕章(アームバンド)をつけ、ロシア側の兵士や市民(ロシア系住民など)が白い腕章をつけていた。露軍撤退直後の3月31日以降のブチャで、青い腕章をつけていない市民は、ウクライナ側を積極的に支持しなかった中立的な市民であり、白い腕章をつけている市民は露軍を支持していた市民だった。露軍撤退後にブチャに進駐してきた極右民兵団は、青い腕章をつけていない、中立的もしくは親露的な市民を見つけしだい射殺していたことが、この動画からうかがえる。

その後4月4日になって、ウクライナ国家警察隊が、ブチャの街頭でたくさんの市民が虐殺され、手を後ろに縛られたり、拷問された後に殺された遺体もたくさんあり、露軍が撤退前に市民を殺していったに違いないという趣旨の動画を発表し始めた。米国側のマスコミがこれ飛びつき、ウクライナ内務省の案内で記者団やテレビカメラがブチャに入って虐殺現場を(ウクライナ側の誘導に沿って)取材し、「ロシアの戦争犯罪」を世界に喧伝し始めた。ロシア政府が国連安保理で、この事件の中立的な調査を提案したが英国などに却下された。

ウクライナ側が発表した動画や、記者団を案内して報道させた話の中に、露軍が駐留時に使っていた建物の地下室から、拷問された後に殺されたとみられる数人の市民の遺体が見つかったという話があるが、その遺体は白い腕章をつけていた。白い腕章は露軍の協力者を示している。露軍が、自分たちの協力者を拷問して殺すはずがない。それらの遺体は、露軍撤退後にブチャに進駐してきた極右民兵団が、街頭で見つけたり、市民の住宅を順番に訪問して見つけた白い腕章をつけた市民を、建物の地下室に連行して拷問して殺したものだろう。機敏な市民は、露軍撤退とともに自分がつけている腕章を白から青に替えただろうが、そんな機敏でない市民は白い腕章をつけたまま極右民兵に見つかってしまい、拷問され殺された。

極右民兵は、あとで露軍に犯人の濡れ衣を着せる目的を最初から持ってブチャの市民を虐殺したのではないだろう。一般の極右民兵は、ロシア人を憎むやくざなならず者であり、親露的な市民を見つけて憂さ晴らしに拷問して殺したしだけだ。その殺害に、露軍犯行説の濡れ衣を着せるための粉飾をしたのは、ウクライナ内務省のマスコミ担当の戦争プロパガンダ部門だろう。殺害現場の建物の近くにあった車両の残骸に、ロシア軍を示すVのマークが描かれ、米国側のマスコミが「ここが露軍が使っていた建物であることを示しています。露軍が市民を拷問して殺したのです」と報じている。マスコミが来る前に内務省のプロパガンダ担当がVのマークを描いた可能性がある。彼らは遺体の白い腕章も外すべきだったが、そこまでやらなかった。今や「ジャーナリスト」とは、ウクライナ側のプロパガンダに積極的に乗る卑劣な人々のことを指している。

ウクライナ内務省のプロパガンダ担当者が、マスコミが来る前に虐殺現場から取り去っておくべきだったものは他にもある。それは遺体の近くに写り込んでいる、露軍がブチャ市民に配布していた緊急用の食料品が入った緑色の紙袋である。露軍は撤退前、この緑色で星が描かれた食料袋(ランチボックス)をロシアから大量に運び込み、ブチャやその他の占領地の市民に緊急食料として配布していた。露軍の食料を受け取りに来た市民はロシア敵視派でなく、親露か中立な人々だ。露軍が、食料を受け取った市民を殺すことは考えにくい。殺された人々は、露軍が撤退時に地元の親露派市民に託して置いていった大量の食料袋を受け取りに行った市民が、帰り道に「親露派狩り」をしている巡回中の極右民兵団に会ってしまい、露軍の食料袋を持っているがゆえに親露派とみなされて殺されてしまったと推測される。

露軍の食料袋の存在は、ロシア国境からキエフまでの補給路を、露軍が余裕を持って運営していたことを意味する。米国側のマスコミは、根拠もなく「露軍は苦戦しており余裕が全くなく、キエフまでの補給路すら確保できず、燃料が足りず、兵士は飢えている」などと喧伝してきたが、こうした無根拠な報道がウソであることが、動画の中で市民の遺体の隣に写り込んでしまった食料袋から見て取れる。「優秀なジャーナリスト」(笑糞)は、食料袋を写し込むべきでなかった。

NYタイムスなど米国側のマスコミでは「露軍が駐留していた3月10-17日ごろにブチャを上空から撮影した衛星写真には、ブチャの街路に遺体のような影が点々と写っている。4月になってブチャで見つかった虐殺遺体は、露軍が駐留していた時から街頭に転がっていた可能性が高い。露軍が虐殺の犯人だ」という記事も衛星写真つきで出回った。ブチャの街路を撮影した衛星写真には、人の背丈ぐらいの黒い影がいくつか写っている。しかし、4月の動画で遺体の周りに写っている大量の瓦礫や車両の残骸は、その衛星写真に全く写っていない。きれいな街路に、人の背丈ぐらいの黒い影だけが点々と写っている。最初に遺体だけ存在して、その後でまわりに瓦礫や残骸が積み上がったのか。そんなことはあり得ない。4月の動画を見ると、遺体と瓦礫が絡み合っている。3月半ばの衛星写真に写っている黒い影は、遺体でなく何か別のものだ。NYタイムスは、それを「遺体のように見える」と言い募って「露軍犯行説」を補強した。彼らは「イラクの大量破壊兵器保有」をネオコンから誘導されて捏造した時から、悪意あふれる戦争犯罪組織である。

(以下略)  』

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八十路ランナーの手記(422)明日やっと走れる  文科系

2022年04月07日 00時10分22秒 | スポーツ

 前回29日、「高齢故障リハビリは驚くことばかり」を書いた状況から、10日ほど経った。高齢者のこういう報告はいろいろ参考にしていただける向きも多いだろうということで、その後の報告を細かくやってみる。

 怪我は16日2箇所だが、長引いて来たのは左フクラハギ外側。医者の許可が出て26日には、入念なストレッチやアップの後に5・5キロを痛みも出ず45分ほどで無事に歩き、走れたが、その夕方になって痛みが出てきて驚いたと書いた。走行後数時間経ってから初めて、単なる疲労の痛みではなく怪我箇所の痛みなんて、こんな事は初めての体験だったから。
 それで、次に走ったのが30日。間の28日に孫と飛騨の樹幹間に敷かれた空中フィールドアスレチックを中級コース終わりまで回ったのがいけなかったのか、この30日は1キロ走り、歩いてみて終わり。最初から、痛みがあったから慎重にならざるを得なかったのである。
 ここから、我慢に我慢を重ねて今日6日まで、まだ一度も走っていない。ただし、昨日5日には、単独サイクルツーリング54キロを割とゆったりとやって来た。と言っても、平均時速20キロほどだから、信号時間などを除けばかなりのスピードになる。走れない期間の心肺機能維持・体力強化をフクラハギに負担を掛けなくて果たすにはこれが一番と考えた自分流のやり方だ。走ってもいない中での久々の50キロサイクリングだからとても疲れたが、ここから1日置いて7日には無事走れるという感触が得られたから、嬉しかったこと。

 ちなみに、このツーリングのある坂道上りでこんなこともあった。坂の途中で問題の患部に軽い痛みが生じた。腰を後ろにしてクランクトップ前で足首を折って足裏を前に向けてペダルを押すという僕特有の強いペダリングを加えたのがいけなかったらしい。すぐにそれを止めて5分ほどでその痛みが去った時は、本当にほっとしたもの。「痛みがこれだけ早く去ると言うのは、故障箇所は治っている証拠」と認識した。故障箇所の痙攣みたいな症状だったのだろう。7日には安心して走れると改めて認識できたのである。

 4月はリハビリ期間にして、5月150キロ目標から、また10キロずつ上げていってみようと思っている。月200キロ目標がやってみたいからだ。

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三笘がいれば、スペインも格下!  文科系

2022年04月05日 04時20分20秒 | スポーツ

 今や、日本サッカー代表の最強武器とも言える新顔、三笘薫のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズが、ベルギーリーグのレギュラーシーズン1位を確定させた。今後はプレーオフでリーグチャンピオン、そしてチャンピオンズリーグ出場を懸けて戦うことになる。

 このジロワーズは今年1部に昇格したばかりのチームだから、凄まじい快挙なのだ。加えてこのチーム、33節までの得点73、失点27で、得失点差46というのである。さらに、このベルギーサッカーは世界的に実力が高くって、現在世界2位である。つまり、実力派若手をどんどん世界に向けて生み出して来たリーグにおいて、二部から上がったばかりのチームが、三笘を突出攻撃手の一人とした今年、前代未聞の結果を残した。世界のサッカー世界でもめずらしいこんな夢のような出来事が三笘も代表になって起こされたのだった。

 このベルギーサッカーが世界順位2位というのは、何よりも世界最新戦術に対応できる選手をどんどん育てて、1位のブラジルと変わらぬほど多く世界に排出して来たということ。ここの急台頭最強チームで三笘がプレー経験を積むというのは、日本代表戦力強化にとって計り知れぬ意味を持つ。ワールドカップ一次リーグで対戦するスペインは7位だし、ドイツは12位とあって、三笘に限って言えばこれらの国よりも各上なのだ。つまり、三笘薫は、スペイン、ドイツからリスペクトされる選手である。

 三笘(と伊東純也)とによって、スペイン、ドイツにも何の臆面も不要になった。伊東純也はベルギー8位のゲンクのエースである。

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米野球に「ホームラン狙い」?  文科系

2022年04月05日 01時50分38秒 | スポーツ

  4月1日エントリー「プロ野球のプロレス化?」に、大谷翔平についてこういう文章を書いた。これに関連して日本往年の大打者二人のこんな言及があったので、これを紹介してみたい。

 先ず、僕の1日エントリーでは、大谷翔平のバッティングについてこう書いた。
『 一度大谷翔平のバッティングを観てご感想をお聞かせ下さい。あれはホームラン狙いに偏ったフォームであって、今後これが続けば年間打率にしたら2割6分程度にしかならないように思うんです。強く叩くのはよいのですが、低いボールなどは特にすくい上げている事が分かる。本物の野球人・野村克也が観たら、文句タラタラじゃないでしょうか』

 そして、スポニチアネックスのネットに、往年の大打者落合博満と掛布雅之との対談があって、こんな記事があった。
『 大リーグではフライボール革命として、アッパースイングする打者が増えている傾向がある。このことを指摘されると、落合氏は「ホームランということだけを考えればいいけど、下から振るということは点でボールをつかまえるということだから。線でボールをつかまえるという打ち方じゃないのよ」と空振り数も増えることを指摘。そのうえで「日本でやるのであれば、ある程度、上から振り下ろしていく風に直してもいいんだろうけども。それで彼(阪神で注目を集めたルーキー佐藤輝明内野手(22)。去年の前半大活躍したが、後半に急失速した)の特長が無くなっちゃったら怖いんだよ」と、一長一短あることに思案顔を浮かべ、掛布氏も「怖いですね」と同調した。
 同じようなアッパースイングの打者としてMVPを獲得した大谷の名前も出たが「彼はあれで結果を残しているんだから、あれでいいんですよ」と別格としながらも「ただ、他の人にあの打ち方しろとは言わない」とも話していた。』

 さて、落合は「結果を残しているんだから、あれでいいんですよ」と大谷を弁護したが、「ホームラン狙いの打者」に厳しい野村克也であれば違う反論をするだろうなと考えていた。キャッチャー出身の野村なら、大谷のアッパースイング・ホームラン狙いの「低いボールを下からすくい上げて点で打つ」癖を利用して、彼のバッティングフォームを乱す攻略法をひねり出すのではないだろうか。ちょうど、去年の阪神・佐藤に対戦する投手たちが後半戦には急失速させたように。

 アメリカの「フライボール革命」とやらが、「本物のスポーツとして」なら今後も続けられるとは思えない。物理学的に不合理なフォームというのは事実なのだから、投手がこの不合理を衝けないはずはない。高く高く上がったホームラン狙いの人気第一(を関係者が協力し合って盛り上げていくスポーツ)とするならともかく、スポーツゲームとして勝つことを追求する野球のフォームとしては邪道なのだと、やがて示されなければおかしいと思う。アメリカでは示されなくとも、日本と対戦するとぼろが出るとか・・・。ちなみに、落合の大谷についてのこの言葉も、僕には外交辞令だとしか思えない。現にアメリカ野球は弱くなっているのだから。

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随筆 「国語(科)は学問ではない!」?  文科系

2022年04月04日 11時17分22秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など

  ブログ友の昨日のエントリーに、文科省が最近出した「論理国語と文学国語」と言う話題がテーマとして出されていた。これは教育と言う以上に物を書く人間にとっても極めて重要な問題であって、しかもとても難しいテーマなのである。このことについて書いた拙稿を再掲する。そして、明日これに追加の文章、論考などを書きたい。


【 随筆 「国語(科)は学問ではない!」?  文科系 2015年01月29日

 子ども、青年期などにおいて、標記のことを唱える人は多い。僕自身も中学2年だったかの国語の時間に、若い女の先生にそんな質問をして、1時間の授業を潰してしまった覚えがある。この事件の詳細は覚えていないが、数人の級友と一緒に発した質問だったので、そうなったようだ。

 では、よくあるようにこう言い逃れるやり方は正しいのかどうか。国語で書かれた内容の方が学問か否かは置いておくとしても、国語という言語とその使用法は学問としてきわめて重要なものである。こういう語学に限定した国語(科)の定義は誰もが認めるはずだが、この「書かれた内容」を横に置いた半分の定義だけでは、国語(科)の意味、重要述語の抑えとしては3分の1の価値もないと、これが僕のこの随筆の趣旨だ。

 さて、少なくとも20世紀以降の人文科学は、以下のことを明らかにした。
 言語能力、特に抽象的言語能力が不足した子どもは、学力一般が劣るのである。思考力一般と言語能力とがほぼ同じものと言っても良いほどに。これが言いすぎであるとしても、少なくともこうは言えるというように。両者の一方が欠ければ、他方もそんなに発達はできないと。このことはまた、以下のことをも示しているのだと思う。
 言語能力が文字通りの言語能力という狭い範囲に留められるものではないということを。次いで、このことに、20世紀の発達心理学などから発見された次の事実もおおいに関わっていく。
 この言語能力・思考力一般という意味での言語能力が劣った青年、成人には、社会性も欠けるという事実である。もっと言うならば、こんなことが言えるようだ。言語能力と思考力と社会性(さしあたっては、他人の言動が見え、分かり、共感するということなどなど)は、人間においては同じ一つのことの別の側面とさえ言えるのではないかと。

 さて、以上のことは少なくとも現代学問のほぼ全てが認めるだろう。それでもなお、こういう問題は残るのだ。思考とか社会性とか、もっと拡げて人間の内面一般が、全て科学的に手に負えるものかどうかという問題である。手に負えないとしたら、こうなる。欧米のある種の現代哲学者、科学者たちのように、こう生きるしかなくなる。公的に論じ合える問題と、論じられない言わば信仰や、善や美や、それらを扱った随筆世界(の内容)やのような領域の問題とを、区別して生きることに。「その問題は、科学的には『問題』と言えるようなものではない」とは、そういう欧米知識人が非常によく使う言葉だ。こうして例えばつまり、科学と「心」とを厳密に分けて生活することになるのであろう。科学と信仰とを区別して生きるというように。

「国語科は学問ではない」という子どもが目の前に現われたら、今の僕なら以上のことをしっかり語ってあげたい。きちんと答えないと「必ず、発達が歪む」と考えているからである。最近賢い女の子二人が、相次いで残忍な殺人事件を起こしたが、以上書いてきた問題が本質的に関わってくると解説する専門家も多いのである。


 最後に、付け加えることがある。以上のようなこと全てを40年高校国語教師をやってきた連れあいに話してみた。その間に愛知県の最難関校(の進路指導係)を含めていわゆる受験校三つを渡り歩いてきたお人である。どんな返事が返ってきたか。
『今は、そんな質問をする子はいない。国語が、受験の主要3科目に入っているからだ』
 いや、驚いたのなんの。

 が、こんな現状も大問題であると、又別の問題性を感じたものだ。こんなに大事な学問を受験手段中心で扱っている。道理で、文科省が大学の人文、社会系の学問分野を減らそうとしている訳だ。国語を思考能力の範疇だけで扱って、社会性、人間の内面一般との関係で見ていないからこんなことができるのだろう。怖ろしくなった。超格差社会と相まって、賢くても「残忍な」子がどんどん増えるのではないか。なお、国語科を軽視して道徳科を重視しても、こういう悲劇は一向に減らないはずだ。安倍首相には特に、そう言いたい。人の心こそ実は、究極の思考力、真理の最大問題なのだと僕は強調したい。道徳を決まり(の集積)か安っぽい「善悪」のように扱うのでなければ、国語科、人文・社会系学問を軽視はできないはずなのである。】

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ガス料金を梃子に米覇権くずす露  文科系

2022年04月03日 16時41分03秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 田中宇の国際ニュースに本日3日、「ルーブル化で資源国をドル離れに誘導するプーチン」という記事が載った。最も短く要約すれば、こうなる。
 アメリカのロシア制裁を梃子にして、逆に「ロシア産ガス料金ルーブル払い強要によって、ロシアは世界のドル基軸通貨体制を崩そうとしている。インドや中国、イランは大喜びだし、ロシア制裁に加わっている西欧は困り抜くだろう。日本がロシアから輸入しているのは液化ガスであって、これについてロシアはなぜか「ルーブル払い」を強要していない。

 日本のウクライナニュースがアメリカ系マスコミ種ばかりになっている馬鹿な情勢の中で、別系統ニュースは貴重です。田中宇のニュース種は反米系を多くした世界中のマスコミニュース。彼の予測は間違っていたと認めたことも多いですが、大きな構図にはそんな誤りはないと思います。何よりもアメリカの弱みをよく知っている。アメリカの弱み、これこそ日本人の盲点。30日エントリーの真田幸光教授らもここをこそ指摘していました。イラク戦争とリーマンショック以降のアメリカに昔の威光はありません。「金融グローバリゼーション経済は、株価だけ経済」の弱みを知っていないとこのことは分かりにくいですが。
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ルーブル化で資源国をドル離れに誘導するプーチン

4月2日が過ぎても、EUなど米国側の諸国は天然ガスの輸入代金をルーブル払いしたと報道されていない。ロシアが求めたルーブル払いは米国側に拒否されている。ロシアは今後おそらく数日内に、欧州へのガスの送付量を減らすだろう。ロシアが欧州にガスのルーブル払いを要求したのは言葉だけの脅しであり、欧州がルーブル払いを拒否してもロシアが欧州に送っていたガスを減らすことはないという推測が出回っているが、その見方は間違いだ。

この件でロシアが欧州へのガスを減らし、ロシアのガスに強く依存している欧州経済が大混乱に陥り、欧州が最終的にルーブル払いに応じると、それは世界的なエネルギー代金決済の非ドル化の流れを誘発し、ドルの基軸性と米国覇権の低下をもたらす。それが今回のルーブル化の狙いなので、プーチンは欧州へのガスの送付を必ず減らし、欧州に大混乱を引き起こす。プーチンの行為は脅しでなく、米国側とロシア側(非米側)の地政学的な果たし合い・覇権争奪戦なので、ロシアはその戦いに勝つために、これから必ずガス送付の削減や停止を挙行する。

ロシアは欧州へのガスの輸出を止めても困らない。石油ガス鉱物など資源全体が世界的に大きく値上がりしており、欧州へのガス送付の削減による収入減少は、他の資源の輸出収入の増加によって穴埋めされている。米国側はロシアの資源を買わなくなったが、中国やインドはどんどん買い増している。米国はインドに加圧してもロシアの石油を買うのをやめないので、インドの露石油輸入を「一定量まで」容認した。インドはロシアの兵器もどんどん買っている。米国から睨まれたら何もできなくなる他の同盟諸国が馬鹿を見ている。何だかんだでロシアの収入は増えている。対照的に、欧州はこれから深刻なガス不足に陥り、大混乱になる。

欧州は、ロシアからのガス送付が急減したら大混乱に陥るとわかっていたので、できればロシアのルーブル払いの要求に応じたかっただろう。しかし欧州の親分である米国が、それを許さなかった。ロシアが求めるガス代のルーブル化が実現すると、資源保有する世界中の非米諸国がロシアを真似て「ドルでなくうちの通貨で払え」と米国側に要求し始め、ドルの基軸性と米国覇権が低下してしまう。米国は、それを許すわけにいかないので、欧州に命じて、ガス代をルーブル払いを拒否させた。

しかし今後、ロシアからガスの送付を減らされた欧州はとても困窮し、最終的にガス代をルーブルで払う。それはイラン、イラク、サウジアラビアなど産油する非米諸国がロシアを見習って、米国側に石油ガス代金の決済をドルでなくイラン・リヤルなど自国通貨建てで払ってくれと求めることを誘発する。ロシアは最近、イランに対し、一緒に米国の経済制裁を迂回していこうと持ち掛けている。イランは大喜びだ。結局、ドルの基軸性と米国覇権の低下が引き起こされる。プーチンの策略が成功し、米国側が覇権を喪失する。

ロシアから欧州へのガス送付の削減がこれから長引くと、欧州の政治状況も転換していく。独仏など西欧諸国の市民がガス不足に非常に困らされ、欧州市民の心境は、輸出を止めたロシアを恨む状態から、事前準備せずにロシアを敵視してガス不足を引き起こした自国や米国の上層部を恨む状態に変質していく。それが続くと、やがて西欧諸国で反露・対米従属の既存の政権が選挙で転覆され、親露・対米自立の新政権に転換していく流れになる。すでにフランスでは親露反米のマリーヌ・ルペンの人気が上がっている。

▼日本はルーブル払いを免れている

一昨日に配信した記事に間違いがあった。私は、ロシアのサハリンから日本に輸出される液化天然ガス(LNG)も、4月1日から日本側が代金をルーブルで支払わないと売ってもらえなくなると思っていたが、それは間違っていた。ルーブル払いを義務づけられるのは非友好諸国(米欧日。米国側)がロシアから輸入する「気体状の天然ガス」(ガス田から気体のままパイプラインで輸出される天然ガス)だけが対象だ。プーチン大統領が3月31日に発した大統領令にそう書いてある。
(中略)

プーチンが決めた今回のガス代ルーブル払いの義務化は気体状のガスだけで、液化して液体状でロシアが輸出するLNGは含まれていない。日本はロシアから気体のガスを買っておらず、液体のLNGしか買ってないので、ルーブル払いを義務づけられていない。米国側で、気体のガスをロシアからパイプラインで輸入しているのは独仏EUなど欧州大陸諸国だけだ。EUは消費するガスの4割が、ロシアからパイプラインで送ってくる天然ガスで、ガスを止められたらとたんに経済が破綻する。プーチンはEUを狙い撃ちして困らせる策をとっている。

日本の政府や権威筋は、日本がプーチンによるルーブル払い義務化攻撃の対象にされていないことをよく知っている。それなのに日本政府は「ルーブル払いは全く認められない。断固拒否する」と怒ってみせる演技をやっている。日本政府は、日本がルーブル払い義務の対象になっていないので大混乱を免れて良かったと心底思っているが、その気持ちを全く表に出していない。表に出せない。

米国の覇権低下が続く中、いずれ米軍は日本から出ていき、日本は対米従属だけで生きていけなくなり、ロシアや中国との敵対を解消していかざるを得なくなる。日本政府は、こうした国際情勢の先行きを知っているので、本当はロシアと敵対したくない。今の日本は「素」の姿は、どこかの外国を敵視するほどの国際パワーを持っていない。素の日本は、反露でも反中でも反韓でもない。反露と反中は、米国が反露や反中だからやっている。反韓は、日韓が仲良くして安保協定を結んだりすると、そのぶん在日と在韓の米軍がいなくても良いことになり、日本も韓国も米軍撤退はダメだということで、相互に敵対(というより痴話喧嘩)を続ける策をとっている。

(以下略)

コメント (1)
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プロ野球の「プロレス化」?  文科系

2022年04月01日 12時04分32秒 | スポーツ

 昨日のエントリー『「ビッグボス」??』で、お二人の方とコメント交換があった。ちょっと物議を醸すかも知れないが、一人の大変なスポーツ好きとしてこれをエントリーとして転載させていただく。ただ、転載するに当たって少々補足をした。

Unknown (行雲流水の如くに) 2022-03-31 19:39:21
こんばんは。
ご指摘の点、全く同意見です。
こんなお遊びを続けていれば、ファンは必ず離れます。
やはり選手が主役でしょう。
監督ばかりが目立って負け続ける試合は見たくありません。
球団はなにか勘違いしているようです。

面白ければ・・・ (文科系) 2022-03-31 21:45:47
 僕のこの意見に反対の人は多いと思う。僕はすぐに愚考への反論を考える癖があるのだが、こういうもの。面白ければよいでしょう? バーチャルとリアルとで、後者の方が正統だと? 最近ではマスコミでもバーチャルスポーツを持ち上げ始めてるよね?
 これすべて、やるスポーツにこそ価値がある、観るのもそれを見たいのだ、と反論することになる。ところが「落合排除」は「反やるスポーツ、より弱いスポーツを見せる方向に舵を切った」のだ。これは言うならば、僕のような観客が求めているものと違う物を見せ始めたこと。しかも「真剣スポーツ」と銘打っているのだから、詐欺にも等しい営業であると反論してるわけです。

Unknown (『楕円と円』) 2022-04-01 10:52:38
文化系さん>日ハムの北海道住人で古くからのファンですが、流石にやり過ぎですね。ホーバーバイクは危険でもあります。5連敗にみられるように今の日ハムは戦力がワンランク下がっています。営業フロントが新庄効果を狙ったのでしょう。ボールパークもあるし。
「する」から「観る」へのスポーツの変質は全く同感です。究極がオリンピックなのだと考えています。アマの体裁で選手も周囲も一攫千金を目指してプロ化しているのは欺瞞そのものです。

嬉しい御応答 (文科系) 2022-04-01 11:46:16
 楕円と円さん、嬉しい御応答でした。行雲流水さんのコメントと同じく。特に、ここが。
『「する」から「観る」へのスポーツの変質は全く同感です』
 スポーツとしての最高技能を見せる方向を止めて、興業として「売れる」道へとルビコンを渡ったのが、「落合排除」。端的に言えば「プロ野球のプロレス化」が始まったわけだ。だからこそ今、サッカーサイトの横に野球記事ばかりをいっぱい喧伝するなど、あらゆるスポーツからファンを奪い取ろうとしている野球帝国主義も目に余る訳です。
 地域のファン目指して50数チームで好きな人々がファンとともに切磋琢磨している「プロ」サッカーと、わずか12チームに囲い込んだ「野球内でさえもプロ野球(興業)帝国主義」との違いは一目瞭然。プロ野球がアマ野球といざこざを起こしてきた歴史は江川事件など無数ですよね。野球は好きだけど、プロ野球は大嫌いになりつつあります。
 一度大谷翔平のバッティングを観てご感想をお聞かせ下さい。あれはホームラン狙いに偏ったフォームであって、今後これが続けば年間打率にしたら2割6分程度にしかならないように思うんです。強く叩くのはよいのですが、低いボールなどは特にすくい上げている事が分かる。本物の野球人・野村克也が観たら、文句タラタラじゃないでしょうか。
 今のプロ野球は今後、野村の弟子たちの天下じゃないのかな? 高津臣吾チームの選手たちが勝ち続けて、その末に高津が落合の二の舞になるとか? 付け加えますが、ダルビッシュは本物と観ています。彼のような人物がこう語るのを読んだことがありました。
「投球技術が好きなんであって、プロ野球が好きなわけではない」
 きっとショウ化批判なのですよ。

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