Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

正月の寄席

2010-01-03 21:03:04 | エトセト等
東京の1月2日.J子はデパートの初売り,こちらは寄席へ.
上野に10時過ぎに行ったら行列が.行列して寄席かよ...と思ったが仕方ない.

顔見世興行と称して 1100-1340 に 20 人が登場.ひとり5分くらい.「正月になんか来るもんじゃないよ」などと高座からほざく落語家あり.そう思うなら,普通にやったら良かろう.昔はもっと真面目だった(文楽とか馬の助とか言って,昔とは違うやつが出て来た).

落語はなく,漫談か,せいぜい小咄.このごろは小学校の教科書に落語が出ているそうで,こどもの前で落語をやった経験をネタにするものが多い.若い落語家は年寄り,特に年寄りの落語家をネタにする.
お江戸日本橋亭のようなマイナーな (失礼お許し下さい) 寄席に行けばゆっくり噺がきけるとは思うが,ぎゅうぎゅう詰め込まれるのはかなわない...

奇術・太神楽・パントマイムなどの「いろもの」は,5 分でもそれなりに面白い.
と,いうわけで,ふだんは「噺」をする噺家のなかにも色物への転向組が,松づくし・南京玉すだれ・百面相...

松づくしは歌る多(女流落語家).松の絵を描いた扇子を何本も口にくわえたりはちまきにしたりして,踏み台?の上で松の振りをする.足がちょっとへた.
南京玉すだれは,昨年どなたかが結婚したときの2次会でご学友がやった.もしかしたら誰でも出来るんじゃないの,と思ってしまう.
先代? かどうか知らないがが,かっての丸顔の小さんの百面相を見たことがある (写真) が,このたびの馬の助のも面白かった.

トリは圓歌で,皇室をネタにして笑わせてくれた.そう言えば,歌奴というのも出た.小円歌というのも出たが,こちらは女性.ふだんは三味線漫談だが,この日はおどりだけ.踊りながら,「もうすぐ終わります」...5 秒後「終わりました」というのが受けた.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg