ちくま文庫(2009/12).
帯の,イヤリングをぶら下げた著者近影.吹き出しで
「織田作之助賞 いただきました!」
そして
「西加奈子が ちょっとええ ほかほかの大阪 書きました」
というフレーズに惹かれた.
若い女性と中年男性が主人公で,それぞれの周囲との接触が中心だが,「ほかほか」とはほど遠い.ふたりは最後まで接触せず,女性が男性を見る場面があるだけである.
じめじめした出口のないような話が続くので,途中で放り出したくなった.
カバーには
「クライマックスでは深い感動が訪れる」
とあったが,ふーん とにかく山場をつくって終わったか やれやれ という感じ.いままでの経緯から 主人公達がこういう心情になれるだろうか ! と言う気がする一方,すなおに感動出来ないのはよる年波のせいかと思ってみたり,である.
カバー画も著者自身によるとのこと.
東京で通天閣に対応するのは伝説の浅草十二階だろうか...ということは,現代の東京ではこの話は成り立たないということか.もっとも,大阪に勤めに行っているのに,自分は通天閣を見たことがないのだけれど.
帯の,イヤリングをぶら下げた著者近影.吹き出しで
「織田作之助賞 いただきました!」
そして
「西加奈子が ちょっとええ ほかほかの大阪 書きました」
というフレーズに惹かれた.
若い女性と中年男性が主人公で,それぞれの周囲との接触が中心だが,「ほかほか」とはほど遠い.ふたりは最後まで接触せず,女性が男性を見る場面があるだけである.
じめじめした出口のないような話が続くので,途中で放り出したくなった.
カバーには
「クライマックスでは深い感動が訪れる」
とあったが,ふーん とにかく山場をつくって終わったか やれやれ という感じ.いままでの経緯から 主人公達がこういう心情になれるだろうか ! と言う気がする一方,すなおに感動出来ないのはよる年波のせいかと思ってみたり,である.
カバー画も著者自身によるとのこと.
東京で通天閣に対応するのは伝説の浅草十二階だろうか...ということは,現代の東京ではこの話は成り立たないということか.もっとも,大阪に勤めに行っているのに,自分は通天閣を見たことがないのだけれど.