【山口県】:新春恒例フグの初競り、最高1キロ2万円の高値
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【山口県】:新春恒例フグの初競り、最高1キロ2万円の高値
山口県下関市の南風泊仮設市場で4日未明、令和に入って初となる新春恒例フグの初競りがあり、天然や養殖のトラフグ計約9・3トンが出荷された。最高値は1キロ当たり2万円で、昨年より7000円高かった。天然物は水揚げが少なく、高値が付いた。
「袋競り」で競り落とされるフグ(共同)
午前3時20分ごろ、競りの始まりを告げるベルが鳴ると、仲買人と競り人が黒い袋の中で指を握り合って値段を決める独特の「袋競り」が行われた。場内には競り人の「ええか、1パイはどうか」という掛け声が響き、約40分で全て競り落とされた。
同市場によると、今シーズンは漁場の海水温が高いことが影響し、不漁傾向にあるという。市場を運営する下関唐戸魚市場の見原宏社長(65)は「不漁が続いているが、最盛期はこれから。寒波が来て海水温が下がれば、おいしい天然フグをもっと食卓に届けられるのではないか」と期待を込めた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・山口県・初競り】 2020年01月04日 09:10:00 これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。