路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・04.20】:玉砕覚悟の精神論では国民の信頼は戻らない

2024-04-28 07:40:00 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・04.20】:玉砕覚悟の精神論では国民の信頼は戻らない

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・04.20】:玉砕覚悟の精神論では国民の信頼は戻らない 

 ★自民党の派閥裏金事件後で初の国政選挙となる衆院の補欠選挙(28日投開票)が島根1区、東京15区、長崎3区で告示された。島根1区は前衆院議長・細田博之の死去に伴って行われる。自民は2つの選挙は政治とカネが影響し候補を立てなかったが、3補選で唯一の候補を立て公明党が推薦した。自民党新人と立憲民主党元職の与野党一騎打ちとなった。東京は立憲、日本維新の会、参政党、諸派、無所属の9人からなる野党対決。長崎は立憲対維新の野党対決となった。各地で激しい選挙戦が繰り広げられており、国会の合間を縫って議員たちも応援に駆け付けている。国会開会中だが立憲民主党代表・泉健太は第一声を現場に出向いて発したが、首相・総裁の名代となる自民党幹事長・茂木敏充は国会から離れなかった。

【図解】衆院3補選の対決構図

                       【図解】衆院3補選の対決構図

 

 ★立憲は野党対決で野党第1党の役割を示せるのかが問われるし、東京では今回負ければ自治体選挙も含め4連敗を喫すことになる。今後の政局も左右することから力が入る。

 ★一方、この補選について自民党前選対委員長で党総務会長・森山裕が17日、講演で衆院3補欠選挙のうち東京15区と長崎3区で自民が不戦敗となったことに不満を示した。「国民政党として選択を狭めてしまったことは重い責任だ。勝ち負けは別にして、信を問うべきだった」と語った。駆け引きと仕掛けが張り巡らされる国会対策の発想だ。自民党ベテランが言う。「今の自民党の空気からいえば不戦敗はひとつの国民への意思表示だ。簡単に言わないでほしい。不戦敗と無理やり候補者を立てて負けるのでは選対委員長や幹事長の責任は変わるのか。勝ち目のない戦いに引きずり出して、候補者のその後の政治活動や政治人生に担保を与えられるか。森山は不戦敗に反対などしていなかったので、後付けの理屈だ」。選対委員長・小渕優子や茂木への責任論を言いたいのかもしれないが、玉砕覚悟の精神論を持ち出されても国民の信頼は戻らない。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年04月20日  08:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【選挙】:明日注目の衆院3補選 当確が何時に出るかで決まる岸田首相の命運

2024-04-28 07:18:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:明日注目の衆院3補選 当確が何時に出るかで決まる岸田首相の命運

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:明日注目の衆院3補選 当確が何時に出るかで決まる岸田首相の命運

 岸田政権の明暗を分ける衆院3補欠選挙は28日、投開票。岸田首相は国民から鉄槌を下されることになる。

 ただでさえ内閣支持率が危険水域に低迷し、自民党に大逆風が吹く中、トドメとなったのが、宮沢博行前防衛副大臣がやらかした「パパ活不倫」の破廉恥醜聞だ。週刊文春に直撃されると、まるでアルバイトを辞めるかのような軽さで議員辞職を決断。「潔い」とみる向きもあるが、国民の負託を受けた国会議員の態度とは思えない軽薄さである。

 “なんちゃって連座制”を設けたに過ぎない自民党の「大甘」政治資金規正法改正案にしても、果たして納得する国民がどれだけいるというのか。そもそも、裏金事件の実態解明もまるで進んじゃいない。

 この裏金政権には下野してもらうしかないと、いよいよ有権者も諦めたのではないか。3補選は自民党の完敗が予想されている。

 中でも注目は、自民党が唯一候補を擁立し、与野党一騎打ちとなった島根1区の勝敗だ。自民党にとって選挙戦最終盤の情勢は絶望的で、不戦敗の2つと合わせ補選「3敗」が濃厚である。岸田はラストサンデーの21日に続き、急きょ、最終日の27日も自民党候補の応援で島根に入ることを決めた。不人気岸田が再び顔を出して、逆効果じゃないのか。

「選挙期間中、党本部は人気者の石破元幹事長や小泉進次郎元環境相を現地入りさせて、巻き返しを図りました。しかし、立憲民主党の候補に大差をつけられ、とても逆転できる状況ではない。党幹部は『もう諦めた』『箸にも棒にもかからない』とこぼし、完全に諦めムード。地元の自民党関係者からは『岸田さんに来てほしくない』という声が上がっていたのに、また島根入りするとは、一体何を考えているのか……」(官邸事情通)

 ◆当確「ゼロ打ち」なら赤っ恥

 焦点は、何時に「当選確実」の速報が出るかだ。大手メディアが、投票箱のフタが閉まる午後8時ちょうどに当選確実を速報する「ゼロ打ち」を準備しているという情報も流れている。自民党関係者は「そんな情けない結果だけは避けたい……」とため息を漏らすが、「ゼロ打ち」なんて事態になれば、岸田は赤っ恥もいいところだ。

 1996年の小選挙区制導入以降、島根1区では自民党の故・細田博之前衆院議長が連戦連勝。全国屈指の保守王国で、早々と「自民敗北」が確定してしまえば、岸田は立つ瀬がないだろう。

 島根1区だけでなく、候補者乱立の東京15区と、長崎3区も立憲がリード。立憲の「3戦全勝」もあり得る状況だ。そんな展開になれば、次期衆院選で立憲が一気に「反岸田」の受け皿になってもおかしくない。岸田にとっては最悪の展開である。自民党が「3戦全敗」し、立憲が「3戦全勝」となれば、その結果が意味するものはただ一つ。「政権交代」へのゴングということだ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「複数のメディアの世論調査では、『自民党以外の政党による政権』を望む声が、『自民党を中心とした政権を期待する』を大幅に上回っています。裏金事件だけでなく、破廉恥スキャンダルが相次ぎ、パワハラに差別的言動まで飛び出している。多くの国民が腐り切った自民党に嫌悪感を抱くのは当然です。3補選を機に、国民の『自民NO』の声はさらに大きくなるでしょう。次の衆院選で自民党は、いよいよ引きずりおろされることになるのではないか。野党も腹を決めて自民党と対峙しなければなりません」

 この状況下で「6月解散前のめり」の摩訶不思議


3補選終了を機に動く(菅前首相)/(C)日刊ゲンダイ

 ところが、どういう感覚の持ち主なのか、岸田は「3戦全敗でも構わない」と思っているフシがある。

 「総理は3補選でキッチリと負けて『責任は全て自分にある』と釈明することで、裏金事件をリセットできると考えているようだ。神妙な面持ちで『反省』を打ち出せば、国民の信頼を取り戻せると思っているのかもしれません。既に『敗戦の弁』を用意しているとみられています」(永田町関係者)

 随分と能天気な話だが、岸田は3戦全敗を“禊”とし、まさかの6月解散に打って出る可能性もある。

 臆測を呼んでいるのが、党所属議員への交付金支給時期の前倒しだ。自民党が所属国会議員に年4回支給する「支部政党交付金」について、7月分の支給時期を6月に前倒しすると24日に通知。交付金200万円に加え、「氷代」と呼ばれる夏の活動費を通常の200万円から300万円に増額し、合わせて500万円を配る。

 「衆院選があるから備えておけ」というメッセージに見えるだけに、与野党議員ともに「6月解散か」と浮足立っているのだ。しかし、支持率ジリ貧で、3補選も完敗。そんな状況で解散すれば、衆院選で自民党は大幅に議席を減らすことになる。岸田は本気でやるつもりなのか。

 「総理は、この状況で衆院選になっても自公で過半数割れすることはないと高をくくっているようだ。それに、ゴールデンウイーク中にフランス・パリで開催されるOECD(経済協力開発機構)の閣僚理事会に出席した後、南米のブラジルとパラグアイを訪問し、首脳会談を行う予定です。今月上旬の国賓訪米で支持率が微増しましたから、今回の外遊でも同じ展開になると踏んでいるのでしょう」(官邸事情通)

 ◆菅前首相が仕掛ける「岸田おろし」

 しかし、そんな都合よく事が運ぶとは思えない。3補選敗北を皮切りに、一気に「岸田おろし」が始まってもおかしくないからだ。台風の目となりそうなのが、非主流派の菅前首相だ。菅に近い自民党議員はこう言う。

「もともと、口数が少ない菅さんですが、最近は周囲に『岸田さんに総理を降りる気はさらさらないな』と冷たく言い放っている。ベテランだけでなく、中堅・若手との食事会にもちょくちょく参加しており、皆『菅さんはそろそろ動くつもりだろう』とみている。もちろん、きっかけは3補選だ」

 今後の政局は流動化必至だ。一体、どんな展開になるのか。ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

 「表立った動きとしては、石破元幹事長や河野デジタル相、高市経済安保相が勉強会などを通じて発言を活発化させるでしょう。水面下では、菅前首相が中心となって『岸田おろし』の流れをつくっていくとみられます。彼らは岸田首相の顔では次期衆院選は大敗必至と考えていますから、『解散封じ』にも動くはず。しかし、今は党内のガバナンスが崩れており、そうした空気が党側から岸田官邸に伝わりづらい状況になっています。そのため、秋の総裁選での再選を狙い、岸田首相は空気を読まずに6月解散に打って出る可能性がある。普通に考えれば自民党の大負けは避けられませんが、どうも岸田首相自身は甘く見ているようです。3補選の結果に構わず、強引に解散を打ってきてもおかしくありません」

 そんなに解散したけりゃやってみろ、である。国民の怒りを見誤った岸田の命運は尽きるだろう。いよいよ、政権交代が現実味を帯びてきた。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・衆院3補欠選挙】  2024年04月27日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院3補選】:「自民全敗」で号砲か? 議員バッジかけた「岸田降ろし」と「会期末解散」の攻防

2024-04-28 07:18:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【衆院3補選】:「自民全敗」で号砲か? 議員バッジかけた「岸田降ろし」と「会期末解散」の攻防

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院3補選】:「自民全敗」で号砲か? 議員バッジかけた「岸田降ろし」と「会期末解散」の攻防

  岸田政権の命運を占う衆院の3補欠選挙はいよいよ28日が投開票だ。自民党は不戦敗の東京15区、長崎3区に加え、唯一公認候補を擁立した島根1区も敗戦がほぼ確実で、3選全敗となりそう。国民に見放された政権に対し、いよいよ自民党内で「岸田降ろし」の号砲が鳴るのか? それともあらがって岸田首相は6月の国会会期末に解散総選挙に踏み切るのか?

<picture>全敗でも解散総選挙?(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

  全敗でも解散総選挙?(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

                   ◇  ◇  ◇

 「普通は責任を取って、潔く辞めてもおかしくない。しかし、岸田首相は常識が通じない人だから、辞める気はないでしょう。補選全敗を受け、岸田首相が敗戦の弁で何を言うのか。注目されるのは、自らの進退と解散総選挙についての発言です」

 こう話すのは政治評論家の野上忠興氏だ。岸田首相の発言次第では「岸田降ろし」が表面化する可能性があるとみる。

 ■「反岸田勢力は補選が終わったら動く」

 「反岸田勢力は今は静かにしているが、補選が終わったら動く。菅前首相を中心に水面下でタイミングを見計らっている。補選全敗で地方県連からは『岸田首相では選挙はやれない』という声が出てくるでしょう。世論の反応も見ながら本格的に動き出すのではないか」(野上忠興氏)

 秋の総裁選に向け「ポスト岸田」を狙うメンメンも蠢き出す。

 「石破元幹事長、高市経済安保相、河野デジタル相、野田聖子元総務相が勉強会で発言を活発化させていくでしょう」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 党内には「補選全敗の責任を取って、茂木幹事長が辞任するのではないか」という観測がある。総裁選に意欲満々の茂木氏にとっては、いったん、落ち目の岸田政権と距離を取った方が得策というわけだ。一方で、岸田首相の側が茂木氏を斬るという見方もある。

 「首相に近い木原誠二幹事長代理が25日に会合で、『政権交代が起こってもおかしくない』と発言しています。これは茂木氏を降ろして別の幹事長で総選挙を戦うということを意味している。GW明けには幹事長を辞めざるを得ないでしょう」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏) 

<picture>補選全敗の責任は茂木幹事長(右)に?(左は岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 補選全敗の責任は茂木幹事長(右)に?(左は岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 ◆幹事長交代なら「石破氏の抜擢もある」

 幹事長交代なら、後任には森山総務会長が有力とされるが、「選挙を考えたら人気のある石破氏の抜擢もある。総裁選のライバルを封じ込めることもできる」(岸田派関係者)。

 焦点は国会会期末の解散総選挙だ。補選で全敗するほど党がジリ貧の時に解散を打つのは正気じゃないが、岸田首相はむしろ逆。「引きずり降ろされる前に解散に踏み切り、党内に泡を吹かせるつもりじゃないか」(非主流派)と警戒感が広がる。通常7月支給の氷代(夏の活動費)が6月に前倒しされることも臆測を呼んでいる。

 6月解散・7月総選挙のスケジュールが岸田首相の念頭にあるとみられる。もっとも、政権交代の可能性まで語られる中での解散に、党内が抵抗するのは間違いない。

 「自分の命(議員バッジ)が絡むと違う力学が働く。解散封じの岸田降ろしとなるか」(野上忠興氏)

 GWの外遊から岸田首相が帰国後、政局が激化するのは必至。有権者はコップの中の争いを冷ややかに見つつ、鉄槌を下す日を待ちたい。 

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 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・衆院3補欠選挙】  2024年04月27日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:凄い政党になってきた 自民党は破廉恥人間の動物園

2024-04-28 07:18:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【政局】:凄い政党になってきた 自民党は破廉恥人間の動物園

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:凄い政党になってきた 自民党は破廉恥人間の動物園 

 前代未聞の辞職である。「週刊文春」に、<パパ活&デリヘル常習!>と報じられた宮沢博行・前防衛副大臣(49)の辞職が、25日衆院本会議で認められた。23日に「辞職願」を提出していた。

 宮沢前議員は静岡県出身。東大卒。磐田市議(3期)を経て、2012年の衆院選で初当選している。国会議員を4期つとめた典型的な安倍チルドレンだ。


何でもアリのオンパレード党(岸田首相、右は、“パパ活&デリハル常習”と報じられ辞職した宮沢博行・前防衛相)/(C)日刊ゲンダイ

 安倍派の裏金議員にも名を連ね、「私の不記載は140万円。派閥から、収支報告書に記載しなくていいという指示があった」と、裏金づくりは派閥ぐるみだったと暴露して名をあげていた。

 週刊文春によると、宮沢前議員の“女性活動”は、20代女性との「パパ活同棲」にはじまり、出会い系サイトを使った買春疑惑、さらに連日にわたるデリヘル利用と、かなり熱が入ったもの。“政治活動”をする時間は、ほとんどなかったのではないか。

 出会い系サイトには、<♂ひろゆき 49歳 東京都 自営業><エッチ度 積極的で好奇心旺盛><(処女)卒業のお手伝いもします>と、プロフィルを記していたそうだ。宮沢前議員は妻、長男、長女、次女の5人家族だという。

 もはや、言葉を失う醜聞だが、唖然とするのは、週刊文春に直撃された時の対応だ。

 「東京で仕事をすると、寂しいんだよ。つい、つい、やってしまった」「寂しさと、欲望です。相当、性欲が強かったものですから。色んな遊びもやった」と、悪びれることなく自らの下半身事情を語っているのだ。さらに、普段、紐パンを穿いていることについて問われると、なぜかうれしそうに「理由があります。ステテコを直穿きしてるんですよ。フフッ、これ記録してよ、金玉がすご~く垂れちゃってぇ~。股ズレするんですよぉ~。何とかならないかなと、金玉のパンツを探して探して。今、見せます?」と笑顔で語っている。

 こんな人物に防衛行政を任せていたとは、日本の守りは大丈夫なのか。

 「いまさら国会議員に知性や威厳を求める有権者は少ないでしょうが、さすがに『金玉が垂れちゃってぇ~』などと話す宮沢前議員には呆れたでしょう。驚いたのは、週刊文春の取材を受けると、あっさり議員辞職を決めたことです。議員バッジにしがみつくことがいいとは思いませんが、政治に対する未練や、有権者への責任、議員バッジの重みがまったく感じられなかった。まるでアルバイトを辞めるような軽さだった。宮沢議員にとって、国会議員とはなんだったのでしょうか」(政治評論家・有馬晴海氏)

 5年間で8人が逮捕・起訴の異常な集団


安倍派は裏金総汚染(C)日刊ゲンダイ

 自民党にはまともな議員はいないのか。毎月のように、不祥事を起こしているのだから異常だ。

 つい先月は、自民党青年局が和歌山で開いた懇親会に、露出の多い女性ダンサーを招いていたことが発覚し問題になったばかりである。

 宮沢前議員の地元・静岡では、吉川赳衆院議員(静岡5区)も、18歳の女子学生に飲酒させたうえ、4万円を渡した“パパ活疑惑”を報じられ、自民党を離党している。

 男性議員だけではない。広瀬めぐみ参院議員は、不倫相手のカナダ人音楽家と、歌舞伎町のラブホテルに赤いベンツで入る場面を「週刊新潮」に撮られた。夫は許してくれたそうだが、ラブホに1泊し、そこから国会に出勤していたというのだから堂々としたものだ。

 「政治とカネ」の問題も尽きない。この5年間だけでも、8人が逮捕・起訴されているのだからまともじゃない。毎年、誰か一人は逮捕されている計算である。普通の組織では考えられないことだ。

 かと思えば、杉田水脈議員は、いくら批判されてもヘイトを繰り返し、長谷川岳参院議員は、自治体職員や客室乗務員に威圧的な態度を取っていたことが発覚。

 いまや自民党は、破廉恥人間の動物園、奇人の見本市といったありさまである。

 「パパ活&デリヘル」に血道をあげていた宮沢前議員といい、自民党議員はなんのために国会議員をやっているのか。

 「本来、政治家は世のため、人のために働きたいと考えてなるものです。ところが自民党議員の多くは、名誉欲や権力欲、収入といった自らの欲望を満たすために国政に進んだのが実態でしょう。だから、国会議員の特権を振りかざし、自治体職員や客室乗務員に対して威圧的な態度をとるのだと思う。国会議員になると、先生、先生と呼ばれ、どこへ行ってもVIP扱いされるから、自尊心も満たされるのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)

 実際、自民党議員は、ボロい商売だ。議員歳費は年間2100万円。領収書のいらない「調査研究広報滞在費」も月額100万円入る。さらに「立法事務費」として月額65万円も支給される。そのうえ、野党議員と違って大企業から政治献金が転がり込み、裏金もつくり放題ときている。

 自民党議員にとって国会議員は“職業”としては悪くない、ということなのだろう。

議員の質が低下し組閣も困難に

 ここまで議員の質が低下すると、もう自民党の再生は不可能なのではないか。実際、議員の劣化が進み、組閣さえ難しくなっている。

  スキャンダルが多すぎて、国民も忘れているだろうが、昨年11月には、子どもたちの教育を担う文科政務官に「買春疑惑」が発覚して辞任、法務副大臣は「公選法違反事件」に関与していたことがわかり辞任、税を徴収する財務副大臣は「税金滞納」が発覚して辞任……と、辞任ドミノが起こっている。一昨年には4閣僚が辞任している。末期的なのは、ここまで内閣と党の支持率が低迷しているのに、多くの自民党議員が危機感を持っていないことだ。

 「かつての自民党は、時の首相が民意を失えば、後継候補が名乗りを上げ、自民党から国民の支持が離れれば、危機感を強めた若手が声をあげたものです。ところが、誰も“岸田降ろし”に動かず、政治資金規正法の改正についても活発な議論が起こらない。あまりにも危機感が薄い。そもそも、ひと昔前の自民党だったら、ベテラン議員が差別発言をつづける杉田水脈議員を諫め、威圧的な態度をとる長谷川参院議員を注意していたはずです。党内から良識というか、常識さえ消えているのでしょう」(本澤二郎氏=前出)

 もともと、自民党は問題議員が多かったが、安倍政権の誕生後、拍車がかかったのは間違いない。

 なにをやっても国政選挙で連勝し、政権を維持してきたから、完全に勘違いしてしまっている。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

 「ある意味、自民党は平均的な日本人の集まりだと思う。良質な者もいれば、悪質な者もいる。多くの日本人と同様、ほとんどの自民党議員は、厳しい状況に置かれれば身を律し、堕落した環境に置かれれば身を持ち崩す、ということだと思う。不祥事が止まらないのは、自分たちは野党に転落することはない、と高をくくっているからでしょう。自民党をまともな政党にする早道は、一度、下野させることです。選挙で大敗しない限り、自民党議員は目を覚まさないですよ」

 銭ゲバ議員に、色魔議員、差別主義者にパワハラ男──。このまま自民党に任せていても、国民のための政治が行われることはない。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・自民党】  2024年04月26日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院補選】:東京15区のカオス、これが自公連立終焉後の日本政治の見取り図だ

2024-04-28 06:04:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院補選】:東京15区のカオス、これが自公連立終焉後の日本政治の見取り図だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院補選】:東京15区のカオス、これが自公連立終焉後の日本政治の見取り図だ

 ◆金と政治の問題で揺れ動いた東京15区

 衆議院東京15区の補欠選挙は、これからの国政選挙がいかなるものになるかを象徴的な形で示している。

 ◆自民が公明に頭を下げた事情

  元稿:講談社 現代ビジネス 主要ニュース 政治 【政局・選挙・衆議院東京15区の補欠選挙】  2024年04月27日  06:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相】:「30年ぶりに経済の明るい兆し」投稿にツッコミ続々 「むしろ地獄」「お先真っ暗」と怒りの声

2024-04-28 00:16:50 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【岸田首相】:「30年ぶりに経済の明るい兆し」投稿にツッコミ続々 「むしろ地獄」「お先真っ暗」と怒りの声

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:「30年ぶりに経済の明るい兆し」投稿にツッコミ続々 「むしろ地獄」「お先真っ暗」と怒りの声

スポニチアネックス

  岸田文雄首相(66)が27日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。28日投開票の衆院補欠選挙、島根1区で自民党候補の応援を呼び掛けたが、3時間足らずで4000件を超える否定的なコメントが殺到する大荒れの事態となった。

 ■ 【写真】衆院島根1区補選が選挙戦最終日を迎え、手を振る自民党総裁の岸田首相  

 岸田首相はこの日、衆院3補選で唯一の与野党対決となった島根1区入り。松江市で街頭演説を行い、「私たちは覚悟を決めて党を変えていかなければならない」と述べた。 <button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">岸田文雄首相(AP)</button>

                    岸田文雄首相(AP)(スポーツニッポン新聞社)

 午後6時22分には自身のXを更新し、街頭演説の写真を投稿。「いま日本においては30年ぶりに経済の明るい兆しが出てきました。大企業だけではなく中小企業、そして地方、農林水産業、介護、福祉、建設等様々な分野で幅広く賃上げを広げていかなければならない」とつづった後、自民候補をアピールした。  

 物価上昇や歴史的円安、庶民の苦境がまるで見えないかのようなこの投稿に、怒りのリプライが続々。

 「ズレてるなあ」「30年間も何をしてたんですか?」「明るい兆しところかお先真っ暗」「明るい兆し?どこだ?」「こんなに円安なのに明るいの?」「実質賃金が下がる一方です」「円安で国民の貯金は毎日価値が減っています。どうするんですか?」「明るい兆しは上級国民だけですよね?」「世の中は明るい兆しどころか日に日に地獄なんだが?」など、投稿から3時間足らずで4000件(27日午後9時15分現在)ものコメントが届いている。

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【岸田首相】:大型連休期間中は外遊へ… 「能登半島はほったらかし」「被災地で現況を視察しろよ」非難の声

2024-04-28 00:16:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【岸田首相】:大型連休期間中は外遊へ… 「能登半島はほったらかし」「被災地で現況を視察しろよ」非難の声

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:大型連休期間中は外遊へ… 「能登半島はほったらかし」「被災地で現況を視察しろよ」非難の声

  岸田文雄首相は大型連休期間中に、フランスと南米を訪問する。能登半島地震による復興がなかなか進まない中での外遊に、ネット上では「はあ?能登へ行け」との声が上がった。

◆岸田文雄首相、バイデン米大統領と『満面の笑み』ツーショット【写真】

 岸田首相は来月1日から6日間の日程で、フランスのほかブラジルとパラグアイを訪問。フランス・マクロン大統領との首脳会談や経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席し、ブラジルでは日本の首相として10年ぶりに政策スピーチをする。26日に林芳正官房長官が発表した。  

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">岸田文雄首相</button>
                   岸田文雄首相(中日スポーツ)

 これを受けX(旧ツイッター)上には、「外遊だらけで能登半島はほったらかしです」「被災地で現況を視察しろよ」「ゴールデンウイークに海外へカネのバラマキ旅行か、能登へ視察はいつになる」と非難する声が挙がった。  

 27日には、岸田首相が翌28日投開票の衆院島根1区の補選への応援演説に入る、と各社が報道した。これに対しても、「能登より選挙。国民より保身」「行くべき場所は、島根じゃなく石川だろう」などと批判がうずまいた。  

 岸田首相の石川県訪問はこれまで、1月と2月の2回にとどまっている。れいわ新選組代表の山本太郎参院議員が24日の参院予算委員会で、今月8~14日に訪米した岸田首相に対し、「アメリカではなく奥能登に行っていただきたい」と求めている。

  元稿:中日スポーツ新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・岸田政権】  2024年04月27日  15:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政党交付金】:「あんたらのATMじゃねーぞ」自民党「氷代」廃止するはずが100万円アップの500万円バラマキ…160億円がムダすぎる

2024-04-28 00:16:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【政党交付金】:「あんたらのATMじゃねーぞ」自民党「氷代」廃止するはずが100万円アップの500万円バラマキ…160億円がムダすぎる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政党交付金】:「あんたらのATMじゃねーぞ」自民党「氷代」廃止するはずが100万円アップの500万円バラマキ…160億円がムダすぎる

 政治資金パーティーの裏金事件を契機に、岸田文雄首相が本部長となって発足した自民党の「政治刷新本部」。2024年1月25日に「中間取りまとめ」が出され、そこでは派閥が所属議員に配る、いわゆる「氷代」や「もち代」の廃止が盛り込まれていた。

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">アイスを試食する岸田首相(写真・時事通信)</button>
             アイスを試食する岸田首相(写真・時事通信)

 「氷代」や「もち代」は、自民党が選挙区支部長に支給している年間1200万円(年6回の分割支給)の活動資金で、その夏分を一般に「氷代」と呼んでいる。ところが、この「氷代」が、今夏も継続されただけでなく、さらに増額されることがわかった。  

 4月26日の朝日新聞はこの通達文書を公開し、《4月分を通常の200万円から300万円に増やすほか、従来は7月末だった次の支給時期を6月に前倒しした上で500万円に増額する。内訳は定期の支給分200万円と、従来の200万円から300万円に増額された「夏の活動費」》としている。

 「7月以降の増額は未定だということですが、背景には議員の懐事情の悪化があります。議員が派閥に所属する理由のひとつは『氷代』と『もち代』の支給です。派閥により金額は異なりますが、それぞれ50万円から100万円と言われています。その “当て” がなくなってしまったのですから議員は深刻でしょう。  

 岸田首相としては『私が主導して派閥を解消したのだから』という意味合いもあっての増額だと思われます」(政治担当記者)  

 自民党はまるで「お手盛り」のように増額しているが、こうした政治活動費は国民1人あたり250円にあたる政党交付金、つまり税金も使われている。2024年度の政党交付金は総額約315億円、自民党には約160億円が支給される。  

 こうした「反省の色なし」とも思える自民党に、ニュースサイトのコメント欄には、

 《無駄遣いがすぎる こっちはあんたらのATMじゃねーぞ》

 《国民の給料は、増えないのに自民活動資金は100万も増えるのは国民を馬鹿にしてる》

 《自分達の手当の決定は凄いスピードで決まりますね。これが自民党》  

 など激憤があふれていた。《なんだか自民党の為に、汗水垂らして税金納めてるみたい》との声も――「いつの間にかシレっと」が自民党のお家芸とはいえ、いくらなんでも政党交付金160億円はムダすぎないか。

  元稿:光文社 SLASH 主要ニュース 政治 【政局・岸田政権・自民党の政党交付金】  2024年04月27日  16:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院3補選】:与野党党首、政治改革訴え きょう投開票 裏金事件で舌戦

2024-04-28 00:15:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院3補選】:与野党党首、政治改革訴え きょう投開票 裏金事件で舌戦

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院3補選】:与野党党首、政治改革訴え きょう投開票 裏金事件で舌戦

 岸田政権の命運を左右する衆院3補欠選挙が28日、投開票を迎える。

 選挙戦最終日の27日、岸田文雄首相(自民党総裁)と立憲民主党の泉健太代表は唯一の与野党対決となった島根1区入り。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件や政治改革の在り方を巡り舌戦を繰り広げた。日本維新の会の馬場伸幸代表らも東京15区で支持を訴えた。28日深夜までに大勢が判明する見通しだ。

衆院島根1区補選が選挙戦最終日を迎え、有権者らに支持を訴える自民党総裁の岸田首相(左)と錦織功政氏(共同)

 自民は裏金事件などの逆風の中、東京15区と長崎3区で候補を擁立できず、不戦敗を余儀なくされた。首相の島根1区へのてこ入れは告示後2度目で「1勝確保」を目指す。松江市での街頭演説で「苦しい選挙が続いている」と表明。「私たちは覚悟を決めて党を変えていかなければならない」と強調した。前回島根1区入りした際の演説で述べた裏金事件へのおわびの言葉はなかった。

衆院島根1区補選が選挙戦最終日を迎え、有権者らに支持を訴える立憲民主党の泉代表(右)と亀井亜紀子氏(共同)

 泉氏も松江市で演説し、政治資金規正法改正に向けた自民の改革案について「中身はない。政治資金パーティーも企業・団体献金も守っている」と批判。「島根1区で勝てるかによって、政治改革に火が付くかどうかが決まる」とアピールした。

 東京15区では馬場氏が演説。裏金事件を踏まえ「新しい政治がスタートするかどうかを占う重要な選挙だ」と力説した。大阪改革を進めてきたとした上で「維新有言実行政党」とも語った。無所属新人の擁立を主導した小池百合子東京都知事は「政治とカネ」問題を巡り「大改革を一緒に進めよう」と呼びかけた。

衆院東京15区補選が選挙戦最終日を迎え、酒井菜摘氏(右)の応援に駆け付けた立憲民主党の枝野前代表(中央)と蓮舫氏(共同)

 東京15区は計9人が出馬。立民、維新、参政党が候補を立て、諸派3人、無所属3人が出馬した。長崎3区は、立民前職と維新新人の一騎打ちとなっている。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・衆院3補選】  2024年04月27日  21:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院東京15区補選】:乙武洋匡氏の最終遊説は超厳戒態勢 道路の一部封鎖&鉄柵設置で「妨害」回避

2024-04-28 00:15:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院東京15区補選】:乙武洋匡氏の最終遊説は超厳戒態勢 道路の一部封鎖&鉄柵設置で「妨害」回避

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院東京15区補選】:乙武洋匡氏の最終遊説は超厳戒態勢 道路の一部封鎖&鉄柵設置で「妨害」回避 

 特定の候補や陣営による他候補への「妨害行為」が問題となっている衆院東京15区補選(4月28日投開票)は27日、選挙戦最終日を迎え、各候補が最後のお願いに声をからした。

 深刻な妨害行為を受けてきた乙武洋匡氏(48)が開いた東京都江東区の大型施設前での街頭演説では、選挙カーが停車した道路が一部分「封鎖」され、鉄柵が幾重にも設置されたほか、警察官やSPら警察関係者が40人近く配置され、超厳戒態勢のもとで行われた。

東京15区補選で乙武洋匡氏(右)の最終街頭演説に応援に入った小池百合子都知事(撮影・中山知子)

 この日は小池百合子都知事や、国民民主党の玉木雄一郎代表、江東区の大久保朋果区長も応援に入り、いつになく警備体制が強化された。

 近くの幹線道路や周辺から選挙カーのある場所には近づけない状態で、この場では乙武氏や陣営への妨害行為は行われなかった。

 小池知事は応援演説で、16日の第一声の場で、特定の陣営から大音響でヤジをとばされるなどの行為を受けたことを振り返り「怖かった。何が起きるのかと。30年くらい選挙にかかわってきたが、身の恐怖を感じたあんな選挙は初めてだった」と振り返り「今日はありがたいことに、この場では、ようやく政策をお伝えし、乙武さんの話を聴くことができる」と述べた。本来であれば普通の街頭演説の雰囲気が戻った中で、今回の選挙戦の異常さをあらためて振り返る形になった。

 同補選には、NHKから国民を守る党の福永活也氏、参政党の吉川里奈氏、無所属の秋元司氏、日本維新の会の金沢結衣氏、つばさの党の根本良輔氏、立憲民主党の酒井菜摘氏、日本保守党の飯山陽氏、無所属の須藤元気氏も立候補している。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・衆院東京15区補選】  2024年04月27日  18:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【田崎史郎氏】:衆院3補選「立民3勝」の可能性に言及「自民負ければ岸田さんのもとでの解散は…」

2024-04-28 00:15:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【田崎史郎氏】:衆院3補選「立民3勝」の可能性に言及「自民負ければ岸田さんのもとでの解散は…」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【田崎史郎氏】:衆院3補選「立民3勝」の可能性に言及「自民負ければ岸田さんのもとでの解散は…」 

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が27日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、28日に投開票される衆院3補選(東京15区、島根1区、長崎3区)の終盤情勢に言及した。

※写真はイメージ※写真はイメージ

 派閥パーティー裏金事件や「政治とカネ」の問題を受けて、自民党は3補選のうち東京15区と長崎3区に候補を擁立すらできず、唯一候補を擁立して立憲民主党とガチンコ対決となっている島根1区でも、報道各社の情勢調査で、自民候補は立民候補にリードされている数字がほとんどだ。

 田崎氏は「情勢調査通りになるなら、いちばん注目されている島根では立憲が勝つだろうと。立憲はほかの長崎3区や東京15区でも勝つ可能性があり、その場合、立憲3勝という可能性が出てくる」と、立民の補選全勝の可能性もあると解説。3補選とも立民が勝利した場合という条件付きで「その時は立憲に勢いが出てきて、とにかくこの国会で(衆院を)解散させようというふうに岸田さんに迫っていくことになる」と指摘。野党からの岸田文雄首相への解散圧力が強まるとの見方を示した。

 一方で「立憲が勝つということは、自民党が負けるということ。自民党にとっては、もう岸田さんのもとでの解散総選挙は、やめてくださいと。岸田さんが(解散総選挙に)意欲を示したとしてもしないでくださいという機運が、もっともっと高まっていくだろう」と指摘。すでに2つの不戦敗が決まっている3補選で自民3敗となれば、早期の衆院解散に意欲的とされる岸田首相の戦略が揺らぐ可能性もあると言及した。

 「仮に自民党が(島根1区で)勝てば、岸田さんは解散しやすくなる。6月23日の会期末に向けて(岸田首相が)解散するかどうかが、大きな政局の焦点になってくる」と、28日の補選結果がもたらす今後の政治情勢についても分析した。

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・衆院3補選(東京15区、島根1区、長崎3区)】  2024年04月27日  09:16:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ニュース裏表】:派閥の全面否定は誤りだ 自民党のガバナンス欠如、人材枯渇も深刻化 総裁選は解消契機…ニューリーダーの下に再編を

2024-04-28 00:15:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【ニュース裏表】:派閥の全面否定は誤りだ 自民党のガバナンス欠如、人材枯渇も深刻化 総裁選は解消契機…ニューリーダーの下に再編を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ニュース裏表】:派閥の全面否定は誤りだ 自民党のガバナンス欠如、人材枯渇も深刻化 総裁選は解消契機…ニューリーダーの下に再編を 

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              岸田文雄首相(株式会社 産経デジタル)

  元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治 【政局・連載「ニュース裏表 伊藤達美」】  2024年04月27日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相】:衆院3補選「全敗」でも6月〝延命解散〟か 活動費前倒し支給で憶測に拍車 首相は2度目の島根入り 衆院3補選28日投開票

2024-04-28 00:15:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【岸田首相】:衆院3補選「全敗」でも6月〝延命解散〟か 活動費前倒し支給で憶測に拍車 首相は2度目の島根入り 衆院3補選28日投開票

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:衆院3補選「全敗」でも6月〝延命解散〟か 活動費前倒し支給で憶測に拍車 首相は2度目の島根入り 衆院3補選28日投開票

 
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           何をやるのか分からないのが岸田首相だ(株式会社 産経デジタル)

  元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治 【政局・自民党・岸田政権】  2024年04月27日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【小沢一郎氏】:「詐欺、悪質商法。国民は重税、自民は脱税」自民の”金融所得で保険料増検討”報道に

2024-04-28 00:15:00 | 【社会保障施策・年金(国民、老齢、共済、障害)・医療、介護保険・生活保護・

【小沢一郎氏】:「詐欺、悪質商法。国民は重税、自民は脱税」自民の”金融所得で保険料増検討”報道に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【小沢一郎氏】:「詐欺、悪質商法。国民は重税、自民は脱税」自民の”金融所得で保険料増検討”報道に

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が27日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。保険料増に関する自民党の新たな検討について、厳しく私見をつづった。

小沢一郎衆院議員(2020年撮影)

 小沢氏は、自民党が医療や介護の保険料算定について、金融所得を反映させることなどについて検討する議論を始めたことを「金融所得で保険料増を検討」などの見出しで報じる、共同通信の記事を添付。「『さあ新NISAだよ!非課税でお得だよ。年金も危ういから今後は自分で何とかしてね!』と盛んに誘導して、それから待ってましたとばかりに『やっぱり保険料は取ります!』というだけのこと。詐欺、悪質商法」と記した。そして「国民は重税、自民は脱税。変えませんか?」と続けた。

 この投稿に対し「ほんと これはひどい政策」「ふざけるな」「おっしゃる通りです」などとさまざまな声が寄せられている。

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・立憲民主党・保険料増に関する自民党の新たな検討について】  2024年04月27日  14:23:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【話題】:<行ってみたら>「ヤツラ」が福井から来た 東京・台場で恐竜博覧会

2024-04-28 00:02:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【話題】:<行ってみたら>「ヤツラ」が福井から来た 東京・台場で恐竜博覧会

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【話題】:<行ってみたら>「ヤツラ」が福井から来た 東京・台場で恐竜博覧会

 福井で発掘された「最新」の新種恐竜など、さまざまな恐竜を骨格標本やロボットで紹介する「オダイバ恐竜博覧会2024-福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!-」が、東京・台場のフジテレビ本社屋で開かれている。5月6日まで。

 福井県立恐竜博物館が全面協力した。トリケラトプスやチンタオサウルスなど、大迫力の全身骨格標本が21体も登場。化石標本など、総展示標本数は約70点。
 
 
 東京を一望する球体展望室では、謎の多い、頭部がワニに似た、全長15メートルのスピノサウルスの新作ロボットを世界初公開。泳いでいる姿を再現した=写真。まるで生きているかのようだ。また、スピノサウルスの未公開化石(個人蔵)も特別展示している。
 
 昨年9月に発表された新種恐竜ティラノミムス・フクイエンシスの部分骨格標本にも注目。福井県で発見された6例目の新種恐竜で、東京初展示となる。
 
 同館研究員による最新研究成果の紹介や化石についての解説もあり、恐竜のリアルな世界が体感できる。一般2200円ほか。問い合わせは公式サイトから。

  元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・「オダイバ恐竜博覧会2024-福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!-」】  2024年04月17日  07:37:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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