路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・07.06】:内閣広報官でも柔軟性のない冷たい対応続くなら「適任」とは…

2024-07-13 07:40:10 | 【日米安保・地位協定・在日米軍・在沖米軍・オスプレー・普天間移設、米兵の犯罪】

【政界地獄耳・07.06】:内閣広報官でも柔軟性のない冷たい対応続くなら「適任」とは…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.06】:内閣広報官でも柔軟性のない冷たい対応続くなら「適任」とは…

 ★普段は安全保障最優先と思っていた産経新聞の6月29日付は「在沖米兵の事件 外務省の未伝達許されぬ」と社説で「米兵の起訴後も外務省は県に情報を伝えず、県警も報道発表しなかった。県民が知るべき事柄であるのは明らかで、外務省と県警には猛省を求めたい」「林芳正官房長官は27日の記者会見で、昨年12月の事件を外務省が県に伝えなかったことについて『公になることで被害者の名誉、プライバシーに甚大な影響を与え得ることを考慮した』と説明した。だが県も被害者保護には配慮しており、伝達しない理由になっていない。玉城デニー知事が事件発覚後、『信頼関係において著しく不信を招く』と政府を批判したのは当然だろう」と、厳しく外務省や県警の対応を批判した。

記者会見する小林麻紀外務報道官

  ★事件発覚直後、26日の会見が外務省でのおそらく最後の仕事になったであろう外務報道官・小林麻紀は、起訴後約3カ月にわたり政府が沖縄県に情報を伝えていなかったことについて「常に関係各所へ漏れなく通報が必要であるとは考えていない」と言い張った。小林は中南米局長などを歴任した外務省幹部だが、今月1日付で内閣広報官に着任。林は起用について「報道業務に関する豊富な知識と経験があり、適任だと総合的に判断した」とした。また事件発覚後の先月27日に沖縄県庁を訪れた嘉手納基地第18航空団のニコラス・エバンス司令官とマシュー・ドルボ総領事は沖縄県副知事・池田竹州の抗議を受け、事件への「深い懸念」と「遺憾」を表明したが謝罪なかった

 ★4日、外相・上川陽子は「地元の犯罪対策や住民の不安に向き合っているのは地方自治体。情報共有のあり方について、さらなる工夫や改善ができないかと考えている」とした。事態がここまで大きくなったのは外務省の方針だったとしても小林対応極めて不適切かつ、国民寄り添わない心のない発言だったことだ。内閣広報官も柔軟性のない、冷たい対応ならの「適任」は間違いだ。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月06日  07:29:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・07.05】:川崎重工と防衛省問題、裏ガネで日本守れるか

2024-07-13 07:40:00 | 【防衛省・自衛隊・防衛費、大綱・核兵器・武装・軍需産業・Jアラート・シェルター】

【政界地獄耳・07.05】:川崎重工と防衛省問題、裏ガネで日本守れるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.05】:川崎重工と防衛省問題、裏ガネで日本守れるか 

 ★3日までの報道を総合すると川崎重工業(神戸市)は、海上自衛隊から請け負った潜水艦の修理や検査を行う神戸工場の担当部門と下請け企業との間で架空の取引を行い、捻出した裏ガネを使って商品券や生活用品、ハンマーやロープなどの工具などを購入。また飲食などに流用していたという。裏金は十数億円にのぼる見込みで、ハンマーやロープの規模ではない。今年2月に大阪国税局からの指摘で発覚。少なくとも6年前から続けられていた。同社は約6億円の法人税の修正申告をし、社内に外部の弁護士による特別調査委員会を設置し、調査を開始している。防衛省も調査委員会を設置した。

川崎重工業神戸工場=神戸市中央区

川崎重工業神戸工場=神戸市中央区

 

 ★防衛相の経験もある官房長官・林芳正は4日の会見で、防衛省が隊員の自衛隊員倫理法違反の疑いなどで調査しているとし、「予算の適正な執行に疑念を招く行いがあったとすれば、極めて遺憾だ」とした。川崎重工は海上自衛隊保有の潜水艦25隻のうち、およそ半数の12隻の修理を請け負っている。その修理の契約額は、年間当たり百数十億円。神戸工場にドック入りした潜水艦の乗組員は、工場敷地に隣接する同社の宿泊施設「海友館」に泊まり込み、乗組員も作業に当たる。そこにスキができたのか。それとも慣例だったのか。政治の裏金事件に明け暮れた9カ月だが、これは企業も裏ガネなのか、官庁の随意契約の闇なのか。つまり我が国は政界、産業界、官界。オール裏ガネで回っているということか。

 ★それにしても国税庁が指摘したのが2月。川崎重工が防衛省に報告したのが4月。調査委員会発足が6月。事件発覚が7月。これが安全保障の最前線の実態だと思うと情けなくなる。古い記者ならわかると思うが新聞業界には全舷(ぜんげん)という言葉がある。新聞休刊日に部署ごとに慰安旅行に行く。元々は海軍用語で船員の半数が寄港地に上陸して休暇を取り、半数が艦に残ることを「半舷(上陸)」と呼んだことが転じて全舷となった。この上陸は何と言ったらいいのか。(K)※敬称略 

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月05日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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