路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・07.04】:大ベテラン船田元の声は自民党に届くか

2024-07-10 07:40:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政界地獄耳・07.04】:大ベテラン船田元の声は自民党に届くか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.04】:大ベテラン船田元の声は自民党に届くか 

 ★1日、自民党衆院議員総会長・船田元は公式サイトに「(今国会で)政治資金規正法の改正案を成立させることができた。しかし政治活動には一定のお金がかかり、それを確保しなければならないという現実の課題と、あくまで政治資金は透明でなければならないという理想のはざまで苦しみ、自民党の改革案は提出も遅れ、中身も十分ではなかった」と記した。

<picture class="picture_p166dhyf"></picture>

 ★続けて船田は「ところが国会終了後、岸田総理に対して身内から退陣を迫る発言や、その責任を問う発言が飛び出したが、それは9月の自民党総裁選挙をにらんだ、アドバルーンを挙げるという意味合いを持つ。しかし私が見たところ、岸田総理は、一連の政治改革の動きの中で、常に率先して動いてきたと思う。政治改革案の取りまとめでも公明党や維新の会との交渉に汗をかき、自らの派閥である名門・宏池会を真っ先に解散。政治倫理審査会にも率先して出席し、5人組の出席を促すきっかけを作った。政治改革に不熱心であるとか、責任をとってないとの批判は当たらない」と岸田責任論を唱える前首相・菅義偉らをけん制し、「岸田総理は、実はこれまでに相当な成果を挙げている。防衛予算の大幅増額は歴代内閣がなしえなかったこと。子ども・子育て予算の増額、経済安全保障の枠組み構築もしかりである」と岸田の功績をつづった。

 ★船田は当選13回の大ベテランだが、閣僚経験は宮沢内閣で最年少入閣となった経企庁長官のみ。野党に転じたこともあるが、自民党内にいながら党への苦言が多く、時の幹部から「党に批判的」と思われてきた。だが、それがベテランとしての誇りだった。国民の声を拾い、保守政治の王道を歩もうとする先人にならった発言だ。ブログの文末には「せっかく政治改革法案が通ったのだから、それを着実に実行するための仕組みや組織をつくること。また、残された課題について与党内や各党間で議論検討の場を設けることを着実にやり、信頼回復のための一歩を踏み出すべきである」とある。自民党こそが船田の声に耳を傾けるべきではないか。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月04日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【政界地獄耳・07.03】:日本では「極右」と説明する仏政党の内実を理解し学んでいこう

2024-07-10 07:40:00 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【政界地獄耳・07.03】:日本では「極右」と説明する仏政党の内実を理解し学んでいこう

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.03】:日本では「極右」と説明する仏政党の内実を理解し学んでいこう 

 ★6月の欧州議会選挙で仏、独、伊などで右派勢力が台頭。仏では国民連合(RN)が勝利し、マクロン大統領は下院を解散した。国民議会選挙(下院、定数577)で第1回投票が6月30日行われ、マリーヌ・ルペン率いる極右政党国民連合が第1党になる勢いだ。国民議会選は小選挙区制で、第1回投票で有効投票の過半数を取る候補者がいない選挙区では、有権者の12・5%以上の票を得た候補者による決選投票が行われる。その2回目が今月7日にある。それで第1党になる勢いという報じ方になる。

<picture></picture>
9日、テレビ演説で国民議会の解散について話すマクロン氏=AFP時事

 ★日本の報道ではNHKを始め、多くのメディアが「マリーヌ・ルペン率いる極右政党国民連合」と説明するが、同党の現在の党首はジョルダン・バルデラ。同党は1972年にマリーヌの父、ジャン=マリー・ルペンが国民戦線を発足。反ユダヤ主義、排外主義、人種主義の思想を掲げたので極右政党と言われた。だが18年、マリーヌが穏健化路線を進め、党名も国民連合に変更。それどころか名誉職にとどまっていた父マリー・ルペンをも解任した。現在の国民連合の政策は<1>治安の改善と犯罪対策<2>移民制限と厳格な規制<3>経済政策と購買力の維持<4>欧州連合との対立などを掲げている。反移民なものの排除まではしていない。EUからの離脱などを掲げ国家主義的で保守主義ではあるが、欧州議会で主導権を取れば、その必要もなくなる。

 ★極右政党と表記されるのは左派、極左、右派、極右政党が存在するからだ。マクロンは中道与党連合に位置する。政治変革を掲げ既成の権力やエリートを批判し、国民の賛同を得る、また柔軟性をもって多くの支持者を集めるポピュリズム政党という表現が仏には多いが定義はあいまいだ。つまり仏の価値だけを日本に当てはめようとすると政党の定義も価値も意味も違うのでもう少し丁寧な解説がメディアには望まれるが、日本の硬直化した右派、左派の定義や政党の成熟性を高めるためには学ぶべきことは多い。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月03日  06:57:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2024年07月08日 今日は?】:米陸軍がニューメキシコ州ロズウェルで「空飛ぶ円盤」回収。後に気象観測用気球と訂正

2024-07-10 00:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2024年07月08日 今日は?】:米陸軍がニューメキシコ州ロズウェルで「空飛ぶ円盤」回収。後に気象観測用気球と訂正

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年07月08日 今日は?】:米陸軍がニューメキシコ州ロズウェルで「空飛ぶ円盤」回収。後に気象観測用気球と訂正

 ◆7月08日=今日はどんな日

  質屋の日

 ◆出来事

  ▼ロズウェル事件。米陸軍がニューメキシコ州ロズウェルで「空飛ぶ円盤」を回収と発表。後に気象観測用気球と訂正も謎を呼ぶ(1947)▼日本人女性初の宇宙飛行士、向井千秋さんらが乗ったスペースシャトル打ち上げ(1994)▼安倍晋三元首相が奈良市で選挙演説中、手製銃で銃撃され死亡(2022)

安倍晋三銃撃事件
事件現場(2022年7月8日18時ごろ撮影)画面中央のガードレール内で安倍は銃撃された

 安倍(紫色)と被疑者X(青色)の位置関係。Xはまず背後7メートルまで近づいて1発目を発砲し、さらに5.3メートルまで近づいて2発目を発砲した。

映像外部リンク
 事件発生時の映像(1分44秒)
Wall Street Journalによるアップロード動画

 ◆誕生日

  ▼中村ゆうじ(56年=タレント)▼三谷幸喜(61年=映画監督)▼八代英輝(64年=弁護士)▼久世星佳(65年=女優)▼谷原章介(72年=俳優)▼秋山真太郎(82年=俳優)▼古畑星夏(96年=モデル)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年07月08日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする