路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・10.12】:「今の安倍派はおとなしくするか、党を割るか」の選択肢しかない

2024-10-15 07:40:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳・10.12】:「今の安倍派はおとなしくするか、党を割るか」の選択肢しかない

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・10.12】:「今の安倍派はおとなしくするか、党を割るか」の選択肢しかない 

 ★昨年12月、裏金問題が事件化するころ、安倍派は5人の集団指導体制だった。派閥の会長を決めきれず、今回引退を表明した座長・塩谷立のもと、党政調会長・萩生田光一、国対委員長・高木毅、参院幹事長・世耕弘成、官房長官・松野博一、経産相・西村康稔(肩書は当時)の5人衆だ。いずれも立件は逃れたものの役職は辞任。岸田政権はこの5人をはじめ、安倍派や二階派議員の処分を決め、派閥も麻生派以外が解散した。この時も安倍派の4期生を軸とする、いわゆる安倍チルドレンは「安倍派の攻撃を許さない」「岸田政権を即刻つぶせ」などと息巻いたが、先の総裁選でも候補者を擁立できず、草刈り場と化した。

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自民党安倍派幹事会を終えて総会に臨む(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理(6日、党本部で)

 ★今回も同様に「石破を許さない」「安倍派つぶしだ」「選挙後に倒閣だ」と威勢がいいが、重複立候補をさせない、公認はしないと厳しい対応をされても「離党する」という気概はない。安倍派以外の議員からは「もともと4期生は首相・安倍晋三の下、楽に選挙を通ってきていて、追い込まれて文句を言うが、自民党の危機の元凶はやはり安倍派だ」という声が多い。ただ、政治とカネは自民党のお家芸で、政治資金規正法や公職選挙法が改正され、政治改革の声が強まっていても抜け道を探してここまで来た。党の歴史は政治とカネと法規制のイタチごっこだった。

 ★そして、危機の時こそ、ロッキード事件で元首相・田中角栄失脚とともに三木武夫政権が生まれ、リクルート事件で竹下政権が退陣して海部俊樹政権ができるなど、党内主流派が下がり、非主流派が主導権を持った時期もあった。「今の安倍派はおとなしくするか、党を割るか」(党内穏健派議員)の選択肢しかない。96年、小選挙区制度になってから衆院選は「政権選択選挙」と言われるようになった。「その時に内紛を抱えている党が負ける。今、石破政権は昔の野党みたいなものだ。しかし、ここを乗り切れれば自民党は再生する。安倍政治からの脱却だけでなく、本来の自民党に戻すだけだ」(自民党ベテラン議員)。その結果は今月末に出る。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年10月12日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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