【九州・「正論」懇話会】:山田吉彦氏「島の守りが戦争回避に」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【九州・「正論」懇話会】:山田吉彦氏「島の守りが戦争回避に」
九州「正論」懇話会の第156回講演会が8日、福岡市中央区の西鉄グランドホテルで開かれ、東海大の山田吉彦教授が「日本の国境事情 尖閣諸島調査報告」と題して講演した。
九州「正論」懇話会で講演する山田吉彦教授
山田氏は沖縄県石垣市からの委託で2度、実施した尖閣周辺での海洋調査について説明。土壌崩壊や緑が失われるなど自然環境が急速に悪化している状況に触れ「島を管理し、自然を守り、周辺で漁業ができる環境を守らないといけない」と語った。
また中国の海洋進出などに懸念を示し、「戦争をしないために守りを固めるべきだ。今を逃したら大きな火種が迫り、戦になる可能性が高まる。日本が守る力を示すことができていないために、近隣国は日本に対し挑発的な態度を取っている」と指摘。日本の周辺海域は中国やロシアにとっても重要とし、「日本が海を守ることが、台湾やアジアの平和を守ることにつながる」と述べた。
元稿:産経新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【正論・懇話会】 2023年05月08日 17:24:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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