路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:『桐島、部活やめるってよ』などの作家、朝井リョウさんが不思…

2024-02-28 07:18:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【筆洗】:『桐島、部活やめるってよ』などの作家、朝井リョウさんが不思…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:『桐島、部活やめるってよ』などの作家、朝井リョウさんが不思…

 『桐島、部活やめるってよ』などの作家、朝井リョウさんが不思議なことを書いていた。小学生のとき、「花粉症にあこがれていた」-

 ▼朝の点呼で先生から健康状態を聞かれる。このとき、誰かが「花粉症です」と答えるのがどこか、「ト・ク・ベ・ツ☆」で「たまらなくかっこよく聞こえていた」そうだ。花粉症になるため、何かの花の花粉を吸い込む努力までしていたと告白している

 ▼この数字を見れば、かつての朝井少年も花粉症を「ト・ク・ベ・ツ☆」とはもはや思わないだろう。ロート製薬が子どもの親御さんを対象にアンケートをしたところ、今や、小学生のほぼ半数が「花粉症を実感している」そうだ

 ▼クラスの半数が鼻をクシュクシュさせ、クシャミをしている気の毒な光景を思い浮かべてしまう。0~16歳の子どもでは、「病院で花粉症の診断を受けた」「多分花粉症だと思う」の回答が合わせて42・6%。10年前から約10ポイント増という

 ▼花粉症が社会問題といわれ、久しいが、その勢いが止められない。現在の小学生の子どもが発症した年齢は平均で5・8歳と聞いてかわいそうになる。大人でもつらいのに、そんな小さなころから目のかゆみや鼻水に苦しんでいるとは。学習や運動にも差し障りがあろう

 ▼なんとかしたい。このペースでいくと、間もなく、花粉症ではない子の方が「ト・ク・ベ・ツ☆」になる。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年02月27日  07:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【視点】:校長免職と裏金事... | トップ | 【社説②】:仮放免者の住居 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】」カテゴリの最新記事