【ロシア】:プーチン大統領が対決姿勢、米欧の批判には「断固対応する」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ロシア】:プーチン大統領が対決姿勢、米欧の批判には「断固対応する」
ロシアのプーチン大統領は21日、モスクワで年次報告演説を行い、米欧のロシアに対する批判には「断固対応する」と述べ、対決姿勢を鮮明にした。一方、刑務所で健康が悪化している反体制派ナワリヌイ氏の釈放を求めるデモが極東ウラジオストクなど各地で行われ、治安当局が厳戒。人権団体「OVDインフォ」によると、200人以上が拘束された。
21日、モスクワで年次報告演説を行うロシアのプーチン大統領(タス=共同)
モスクワ中心部には治安部隊や、拘束者を収容する警察車両が配備された。
演説は、ナワリヌイ氏の処遇などを巡り米欧との関係が著しく悪化し、国内でも抗議を受ける異例の状況下で行われた。9月の下院選をにらみ、外からの脅威を強調し、国内の引き締めを図る狙いがある。
プーチン氏は演説で、米欧がロシアに対し根拠のない批判、攻撃を繰り返していると反発。ロシアは米欧との関係を重視し、「橋」を燃やすつもりはないが、相手側が挑発行動を取るなら「直ちに同様に反撃する」とけん制した。ナワリヌイ氏には一切触れなかった。
ロシアは、北大西洋条約機構(NATO)加盟を急ぐウクライナとの国境付近に大規模な軍部隊を配置し緊張をあおっている。プーチン氏はウクライナに直接言及しなかったが、ロシアの国益に関わる「一線」を越えないよう警告した。
またロシア軍が新世代の戦略兵器を次々と開発、配備していると強調し、戦略兵器と世界の安定に関する協議を呼び掛けた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・欧州・ロシア】 2021年04月22日 00:51:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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