路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【天風録・01.07】:正月の料理

2025-01-11 07:00:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【天風録・01.07】:正月の料理

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・01.07】:正月の料理

 近所にある回転ずしのチェーン店は年末年始も千客万来だったようだ。麺類もあって年越しそばを食べられ、エビやイクラなど正月に縁起のよさそうなネタがそろう。子どもに不人気のおせち料理よりすしが選ばれるのかもしれない

 ▲お正月の食事風景は変わっていくのか。年明け早々、すしネタを巡って景気のいいニュースが聞かれた。青森・大間産クロマグロに2700万円―。東京・豊洲の初競りで落札された。記録がある中で2番目の高値

 ▲競り落としたすし店グループ社長は「縁起物だから」。原価は13万円だが、21160円で回転ずし店に出すらしい。それでも手を伸ばせないけれど。同じ日、北海道・函館産ムラサキウニ400グラムに700万円の値が付いた。どんな人が口にするのだろう

 ▲インバウンド(訪日客)急増ですし店などは一層の成長が見込まれるに違いない。とはいえ、「海は変わってきているよ」。2億円のマグロを釣った漁師が語っていた言葉は気にかかる

 ▲すし人気もあってか魚を食べる文化は広がっているという。乱獲によって資源の枯渇が心配される魚種もある。そのうち正月だけの特別な料理になる時代が訪れはしないか。 

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2025年01月07日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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