【政界地獄耳・02.27】:都議選を控えバタバタ「あの金はどうなったかも話題だ」
『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・02.27】:都議選を控えバタバタ「あの金はどうなったかも話題だ」
★先月に行われた10時間を超えたフジテレビの記者会見。東京都とフジテレビなどからなる実行委員会で構成する「東京お台場トリエンナーレ2025」(10月18~12月25日)について問われ、当時の同社副会長で同実行委員会委員長の遠藤龍之介は即座に「予定通り運営できるとは思えません」と発言。しばらくして発言を撤回したものの25日、都は「今般、お台場トリエンナーレ実行委員会から、現状では主催者として関係者の理解を得られないこと、協賛の確保が難しいことなどから、開催準備の継続が困難であるとの申し出がありました。現状の体制の下では、予定どおりの開催は難しい状況です」と発表した。
東京都とお台場トリエンナーレ実行委員会が主催する国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ2025」が、2025年10月18日(土)から12月25日(木)まで開催されます。
★こちらはフジテレビの問題ながら、都が進めるプロジェクトの迷走はほかにもあるという。24日、共同通信は「3・8億円の共同事業中止 東京都と法政大、資金不正使用か」の短い記事を配信した。「起業家教育に関する計約3億8000万円の都と法政大の共同事業が、25年度からの本格実施を前に中止となったことが分かった」というもの。都は放置、大学はプロジェクトチームの不正を言うが、チームは問題ないとしている。中止と簡単に言うが都税がつぎ込まれているとなれば説明責任が問われるのは当然。都議会終盤で都や都知事・小池百合子はどう説明をするかが問われる。
★小池知事の悲願として知事初当選以来言い続けた、鳴り物入りでスタートしたスタートアップ・国際金融都市戦略室。120人程度の陣容でスタートアップや国際金融都市構想、外国企業誘致、特区の推進に関する事務などを行うが、年明けから採用も活発に行っている。都政関係者が言う。「知事部局に属し、政策企画局内に設置されているが、局レベルの組織として予算や人事などの総務機能が独立している。ただこの戦略室が今年度末をもって閉鎖。今後は金融部がある産業労働局に組み込むという。局から部への格下げと庁内では話題だ。また3年間で相当の金額が使われたはずだが、あの金はどうなったかも話題だ」。都議選を控え、都政もあわただしくなってきた。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2025年02月27日 08:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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