たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

花組『テンダー・グリーン』より「心の翼」

2020年09月02日 12時45分59秒 | 宝塚
2020年5月9日:2014年『CELEBRATION100!TAKARAZUKA』‗思い出し日記(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6695f53d866f29aac557c5827fffa115

「心の翼」に乗せて描く等しい命の愛おしさ 『テンダー・グリーン』http://enbu.co.jp/takarazuka/reviews-of-masterpieces-01/

 5月9日のブログにリンクを貼っていた正塚晴彦先生の大劇場デビュー作『テンダー・グリーン』より「心の翼」、オンデマンド配信で視聴する「音楽の宝箱」で宙組の男役だった星吹彩翔(ほしぶきあやと)さんが歌っています。若きの正塚先生らしい気骨を感じる歌詞、そしてあったかい。のちにハードボイルドタッチの作品を書いていく正塚作品の原点はここにあるのかと。この時はウエクミ先生の『FLYING SAPA-フライングサパ-』が上演中止となり内容が謎でしたが、記事に掲載された『テンダー・グリーン』のストーリーを読むとサパに通じる世界観のように思います。35年前の作品、サパと同じく今全人類に届いてほしい。映像がもしあるなら観てみたいものです。宝塚、懐がほんとに深い。再演ないですかね?

「作詞:正塚晴彦先、作・編曲:高橋城

 もしも心に 思い運ぶ 翼あれば

 伝えてほしい 同じ涙 喜びと

 だから変わらぬ 重さの命なんだと

 願いは誰も同じと 親しみをこめ

 もしも星の夜なら

 身を寄せて眠れ

 嘆きさえも愛しい

 息づきだから

 もしも深い森なら

 木もれ陽に踊れ

 触れた心 思いは

 残るのだから

 何故苦しむのだろう 何故悲しむのだろう

 生きていることがつらいなんて

 思いたくはない

 命は愛おしいと 抱きしめてみればいい

 その手の温もり伝わるなら

 怖れは消え去る

 体の傷より 痛む心よ

 共に生きてる命の

 親しみをもて

 もしも星の夜なら

 身を寄せて眠れ

 嘆きさえも愛おしい

 息づきだから

 もしも深い森なら
 
 木もれ陽に踊れ

 ふれた心 思いは

 残るのだから

 心の翼よ今

 届かぬ思いを乗せ

 愛しい命のもと

 はばたけ願いを込め」













THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(6)

2020年09月02日 00時16分42秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年8月31日;THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(5)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/d355499cf4badd935945fd8965716c33

2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294


2020年8月14日ステージナタリーより 
「東宝ミュージカルの歴史たどる、帝劇「THE MUSICAL CONCERT」本日開幕帝国劇場」
https://natalie.mu/stage/news/392104


『レディ・ベス』より

「秘めた想い

 私の心が読めると言うの?
 あなたとは違う 読めはしない
 濡れ衣 着せられても 微笑み返す
 潰されはしない 何をされても
 責められ 罰せられても 魂だけは自由

 心はわたしのもの
 窓なんてない、のぞけはしない
 秘めた想いを あなたは知り得ない

 命令される そのたびに
 信念だけは 護ってきた
 あなたと同じ考え方など無理よ
 自分自身を裏切れないわ
 閉じ込め 脅かされても
 魂だけは自由

 心はわたしのもの
 窓なんてない 覗けはしない
 秘めた想いを あなたは知り得ない
 
 あなたが望むような
 人にはなれない

 私の人生だもの
 私が支配者」

 Program Aは花ちゃん(花總まりさん)、Program Cは平野綾ちゃん。花ちゃんは生まれながらのプリンセス、綾ちゃんはアスカム先生の教えによって聡明な女性へと成長していく感じがよく出ていたと思います。トークコーナーで話すときの綾ちゃん、ものすごく可愛い声で、歌っているときのパワフルボイスとのギャップに驚き。(2014年『モーツアルト』のカーテンコールでギャップに驚いた客席にどよめきが起こった映像をみたことがあります。)どうでしたかと井上芳雄さんにきかれ、「今までも千穐楽に誰一人欠けることなく無事に迎えることができましたって言ってきたけれど今回ほど、その重みを感じたことはなかった」という内容。残念ながら言葉どおりに記憶できていませんが、舞台に立つ責任今まで以上に感じると。「自分になにかあるとみんなに迷惑かけちゃいますもんね」と芳雄さん。

 9月、いちばん好きじゃない季節の変わり目、何年たとうが中秋の名月はわたしにとっていやな季節。もがいてももがいても、こんな苦しいことは自分には受けとめきれない、自分だけじゃないだろうけど一生もがき続けたって答えを出すことのできない宿題を背負うことになった人生。どうしてなのかわからない、サパの辛い記憶を一瞬で消去してくれる装置があればいいですがないので考えない、怒られてしまうかもしれないですがもうこれ以上考えたくない。この人生からおりたい、背中からおろしたいですがおろせない。この人生からおりることはできないので、ただもう考えたくない。生まれそだったところは自分が生きていけるところではなかったのだとわかった人生。生まれたところがふるさとなのではなく、自分にとって居心地がいいところ、足元からエネルギーのわいてくるところがふるさと。自分を𠮟咤激励し、鼓舞しながら見えないゴールを目指してがんばることにもう疲れましたがそんな弱音は許されない。ベスの歌は何度も背中をおしてくれました。自分がいなくなっても困る人はいない、誰に必要とされなくても、自分の人生の主人公は自分なのだということを、もう一度胸に刻みたい。

 去年の9月はWさゆさんの退団公演で西に東に遠征していたので大忙し、今年の9月は宝塚と東宝でライブ配信目白押し、お金はまあどんどん飛んでいくばかりなのですがけっこう忙しい、ありがたいです。てんがいこどく、最後にたどり着くところはだいだい二拓なわけだから悔いのないよう、今幸せだと思える時間をできるだけ過ごしたい。



 芳雄さん、11月は東急シアターオーブ。大忙し、芳雄さんが毎日どこかの稽古場にいたり、どこかの舞台に立っているということは日本の演劇界が動いているということ。

上垣聡先生のブログより、

『プロデューサーズ』始動

「現場はとにかく政府の言う通りやらないとダメという無言のプレッシャーがあります。」

「このコロナに関してはみんな呪縛されているので、責任ある立場の人がはっきり言わないと方針転換できないと思うのです。そうした空気がスタッフからもひしひしと伝わります。」

https://ameblo.jp/saty0221/entry-12621613481.html













2018年1月28日:あらためて、2017年『レディ・べス』思い出し日記
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e12fb32f9a165bdd834cc4a4883ab870

2017年『レディ・ベス』思い出し日記;2017年『レディ・ベス』思い出し日記
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/8415998ac2959d42032ad2d20194711c

2014年9月26日;ミュージカル『レディ・ベス』(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/636b7b6eeaab7b016067d42c8fae2ff5

2014年9月6日;ミュージカル『レディ・ベス』(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bf0e4058a6c1fda7765dc92ca92a6896

2014年8月20日;ミュージカル『レディ・ベス』(1)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ba574cdbe748dbfc735fc74838d4747a

追)

平野綾ちゃんのトーク、「自分が元気でないと元気をお届けできない」「ポジティブばかりでもない」「ネガティブもある?必要?悪いわけではない?」だったかな、かなりあやふやですがそんなやりとりも芳雄さんとあったと思います。