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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(9)

2020年09月16日 18時47分50秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年9月12日;『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(8)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bf10869c33d54e989c4023d06a328cbf

2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294

2020年8月14日ステージナタリーより 
「東宝ミュージカルの歴史たどる、帝劇「THE MUSICAL CONCERT」本日開幕帝国劇場」
https://natalie.mu/stage/news/392104






 大地真央さんが歌ったのは、『十二夜』より「私はシザーリオ」、『風と共に去りぬ』より「女は降伏しない」、『ローマの休日』より「自由~誓い」

 2016年『1789バスティーユの恋人たち』観劇後に、帝国劇場前で大地真央さんをお見かけしたことは以前にも書いたとおり。還暦を過ぎたとは思えない華やかさ、美しさ、全身から放たれるオーラ、顔の小ささよ。1986年に宝塚歌劇団を退団。残念ながら男役時代の映像はみたことがなく、代表作となった『ディーン』の写真ぐらいかな。退団後の初舞台は『プリンセス・モリー』、1989年初演『エニシング・ゴーズ』で大地真央時代が始まったと1995年『回転木馬』のプログラムに書かれています。1990年から2010年まで『マイ・フェア・レディ』に主演他、その歴史には主演作品しかありません。ものすごく歌が上手いとかではなく、圧倒的な、舞台の真ん中に立つ力、大劇場の空間をうめる華やかさと人を惹きつけずにはおかない力なのかあと思います。

 井上芳雄さんとのトークコーナー、舞台に本物の馬が登場、とーほーさんが馬には1億だか3億だか保険をかけた、わたしにはかけてくれなかったという話、以前にもどこかでされていたと思います。馬のところで芳雄さんが真似をしてこの返しであっていますか?ときいていたかな。1998年青山劇場初演『ローマの休日』は、それまで海外ミュージカルを上演してきた東宝がつくりあげた日本オリジナルのミュージカル。今年10月に帝国劇場で上演されるので力が入っていましたね。初演をつくりあげていく大変さ、帝国劇場で再演した時にはアン王女の寝室などセットが豪華になったこと、舞台上に本物のジャスパ(スクーター)が登場したことなど話されていました。客席半分とライブ配信による上演、カーテンコールで最後にこんな状況下でみなさんとお会いできたことが本当に嬉しい、三密気をつけていきましょうと涙を浮かべていました。

 『サウンド・オブ・ミュージック』、青山劇場で観劇した記憶があり、たどってみると、宮本亜門さん演出、1992年3月-4月青山劇場にて上演、共演は酒井法子さん、中村繁之さん、前田美波里さん、尾藤イサオさん、村井国夫さん。その後2000年の梅田コマ劇場(行ったことありませんがなつかしい響き)まで何度も主演、1999年の日生劇場でも観劇したかもしれません。残念ながら記憶があいまい。

(写真はネットからひろいました)






 『マイ・フェア・レディ』、フレディを羽賀研二さんが演じていたのを観劇した記憶があり、たどってみると1994年9月の帝国劇場しかありません。共演は他に草刈正雄さん、金田龍之介さん、上條恒彦さん、南風洋子さん、福井貴一さん、林美智子さん、小野武彦さん、青木玲子さん。羽賀さん、帝国劇場にまで立ち、真摯に生きていれば違う人生があったろうにとその後思ったことはさておき、26年前の9月、ちょうど今頃だったろうと思います。19日を境に一生もがいても答えを出すことのできない宿題を背負っていかなければならない人生となる直前でした。

(写真はネットからひろいました)





「ミュージカルは明日への一歩を踏み出す力をくれると信じている」「ミュージカルには一歩前に踏み出すエネルギーある」。今さら自分の胸をえぐるように責めるでなし、自分では選びとることができなかった人生、自分が選びとったわけではない人生、どうしてなのか、わからない、答えはどこにもない。振り返れば浅はかなこともたくさんあったけれど、わたしの後ろにあるのはその時その時で考えて一番いいと思う道を選んできた過去だけ。どうにかこうにかここまで生き延びてきた、楽しいこともたくさんあった。今あるのは目の前の今この時だけ。年金なんとかをみてしまうとそこにあるのは不安一色のどんよりとした未来だけ、家賃払ったらとうてい食っていけないという未来だけ、だからみない方がいいのはわたしだけではない。今はただこんな気候の中きついけど、ここは自分を鼓舞して明日動かなければならないということだけ。自分を食わせるためにホワイトではないとわかっていても少しの経験を生かす道を求めていくしかない。緊張するので場所と時間を確認したら、あとは宝塚のオンデマンド配信などみるべし、大盤振る舞いだからけっこう忙しい。今この時は今だけ・・・。

ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』より‐「幸せの秘密」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/35261c70ace7b987fc09dd4a7c513b38

 「見つけた 幸せの秘密
  悔やまない
  どん底 過ぎ去った日々を
  嘆かない
  ビりでも勝ち目はある
  だって 秘密
  秘密があるのよ・・・

  見つけた 幸せの秘密
  恐くない
  幻 跡形もなく
  消えるから
  来ない未来 恐れない
  だって 秘密
  秘密があるのよ

  それは今
  瞬く間に過ぎ去る今を
  生きることよ」


 『屋根の上のヴァイオリン弾き』より「陽は昇り又沈む」、今は舞台で市村正親さんがつとめているところをProgram Cでは芳雄さんが歌っていて心がふるえました。田代万里生さんの「グイードの唄」がすごく気になっているので、帝劇コン、もう一回ぐらい書くかな。

 ささやかなブログへの訪問、ほんとうにありがとうございます。