たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

無事に再開できることを祈る

2022年01月07日 23時37分07秒 | 宝塚
 お昼過ぎに劇団のHPをのぞいた時、劇場運営スタッフに陽性判定が確認されたとのお知らせに心配していたところ、8日から10日までの公演中止が発表されました。また花組さんが、感染者増となっているタイミングにあたってしまいました。東京宝塚劇場、全日程無事に公演することがこれほどに難しいことだとは。年緊急事態宣言により、エリザベートガラコンサートが公演中止、無観客ライブ配信となった時、花組OGのたそ(天真みちるさん)がPちゃん(鳳真由さん)のインスタライブで、目の前の公演が中止になるとはこんなにも苦しいものなのかと話していたことを思い出します。

 オンデマンド配信されたナウオンステージとぽっぷあっぷTimeをみていると、今一番やりたいことは、みんなでごはんにいくことだと、月組の海乃美月ちゃんが話しています。組長の光月るうさんがそれにこたえてしみじみ、みんなでごはんいきたいよねえと。いろいろなことをすべて我慢して、舞台に立つためにきびしく己を律しているであろう生徒さんたちのことを思うと、心が痛いです。誰も悪くないので、どうか劇団さん、あやまらないでください。無事に公演が再開できることを、そして千穐楽を迎えられることを祈っています。宝塚大劇場の月組を観劇される方々は、スタッフさんたちの指示にしたがってロビーでのおしゃべり控えましょう。手洗いと指消毒、今一度気を引き締めなければと思います。
 
『北斗の拳』に出演中の安福毅さんが、一人陽性者がでるとおそらく公演中止となってしまうので、重症化しないから安心とかいっていられないとツィートされています。また不要不急とかなってしまうのはつらい、最小限ですみますように・・・。

 コロナがいまだに指定感染症であることの是非はどうなんでしょう、陽性判定≒感染≒悪みたいな社会の風潮、なんとかならないものなのか。この2年でわたしたちは何を学んだのか。

 夢と希望を届けてくれる場所、心の糧、気持ちをおとしてはいけない。死ぬまで働くために手術するのではあまりにもさみしい。実際にはそうなのですが、この世にいる間できるかぎり東京宝塚劇場で観劇したい、だから手術を決断していく、この灯りがともっているだけで安心感、消えることがありませんように・・・。



わたしのチケットは2月、無事花組のまどちに会えますように・・・。






「「正社員の休暇減らす」日本郵政、待遇格差認定の判決受け提案」

2022年01月07日 14時17分36秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年1月6日朝日新聞デジタルより

「日本郵政グループが、2020年10月の最高裁判決で「正社員と非正社員の待遇に不合理な格差がある」と認定された労働条件について、格差を縮める見直しを労働組合に提案したことがわかった。正社員の休暇を減らす内容が含まれており、労組側には反対意見がある。」

https://digital.asahi.com/articles/ASQ165J2YQ16ULZU00R.html?pn=5&unlock=1#continuehere

 会員登録でログインして全文読んでみました。これでは、日本はよくならない、ますます希望のない国へと向かおうとしていると、暗澹たる思いになってしまいます。

 郵便局の窓口に時々出向くと、どの方が正社員で、どの方が契約社員なのだろうと考えてしまいます。配達の仕事をしている方々は、集合住宅のポストに時折求人募集のチラシが入っているのをみるところでは、おそらくほとんどが期間雇用社員?年賀状の販売チラシがはいっているのをみたとき、ノルマが課せられているのか?大変な仕事と思いました。窓口の奥の方に坐っている管理職とおぼしき方は間違いなく、正社員なのでしょう。では、窓口でずっと立ったまま郵便物を受け付けている若い方々は、正社員なのか、ほとんどが記事にあるようなアソシエイト社員?それとも期間雇用社員?無知なだけなのかもしれませんが、わたしはわかっていません。外からは同じような仕事をしているようにみえても、様々な雇用形態が混在するようになったのは小泉政権下での規制緩和、日雇い派遣の合法化によるものでしょうか。わかっていませんでしたが、日本は先進国の中で唯一30年間手取りの所得があがっていないどころか、税金と社会保険料は上がっているのでむしろさがっている国。

 正社員の待遇を落としては、若い人たちの働く意欲があがらず、超高齢化社会を支える税金と社会保険料を納めながらまともに生活していけるだけの所得を得ることもできなくなり、社会の基幹業務を担う人材がますます育たなくなり、生産性は落ちて、社会全体としてますます右肩下がりになっていくとしか思えません。労働組合はどれぐらいがんばれるのでしょう、そもそも昭和のままにみえる?労働組合の存在意義とは?と思ってしまいます。

ミュージカル『王家の紋章』-2021年8月14日観劇(4)

2022年01月07日 00時03分03秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『王家の紋章』-2021年8月14日観劇(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/10bfa9a020c769e541f04e712a5740c4

 あまりにも時差がありすぎますが、2021年『王家の紋章』、9月26日(日)博多座にて無事千穐楽を迎えられたこと、心からおめでとうございます。強かった、『レ・ミゼラブル』が後半に入って中止を余儀なくされた分も背負いながら、帝国劇場から全日程走り抜けることができました。ようやくカーテンコールの映像をみて、茄子の煮びたしで盛り上がっていた理由がわかりました。新妻聖子さん、いつも話が面白い、パワフルで楽しい方。周囲が明るくなります。あーちゃんと並ぶと、小柄なところが可愛いです。あーちゃんは紅ゆずるさんの隣だとわからなかったけれど背が高い。

『王家の紋章』9月13日(月)昼の部カーテンコール映像
https://www.youtube.com/watch?v=PYeRWDjcy70

『王家の紋章』9月25日(土)夜の部カーテンコール映像
https://www.youtube.com/watch?v=uu1j_bQ9XQ4

『王家の紋章』9月26日(日)昼の部カーテンコール映像
https://www.youtube.com/watch?v=QGKIWUg7JsI

2021年8月7日付エンタメ情報SPICEより
「新キャストが生み出す新たなミュージカル『王家の紋章』ゲネプロレポート(海宝直人×木下晴香×大貫勇輔×朝夏まなとver.」)
https://spice.eplus.jp/articles/290978


 ウナス役の大隅勇太君も初見でした。プロフィールをぐぐってみると、テニミュ(『テニスの王子様』)出身の25歳、ミュージカル界の新しい力。お母さんと共に、古代エジプトへタイムスリップしてきたキャロルを守るべく、忠実に寄り添い続ける姿、純朴な感じがよかったと思います。ウナスのお母さんは、オペラグラスで追うと藤崎みどりさん。『レ・ミゼラブル』のアンサンブルキャストで、ボーカルキャプテンをつとめたこともある歌うま。女性のアンサンブルキャストでは、宝塚出身、女官役の山田裕美子さんも確認できました。腕を前にずっと交差させているのは、古代エジプトの棺などに描かれているとおりなのでしょう、けっこうきついんだろうなと余計なことをふと思ったりもしました。
 
 リーヴァイさんの楽曲、キャロルの歌は特に説明もかねているような歌詞になっていたと思います。歌いこなすのがすごくむずかしいだろうなと思いましたが、木下晴香ちゃん、澄み切った歌声で、きれいに歌詞をききとることもできて、安心・安定でした。『モーツァルト』のコンスタンチェを終えてすぐに『王家の紋章』、金髪の鬘がよく似合います。少女漫画から抜け出てきたままのようなプリンセス感。これからの活躍もすごく楽しみな、ミュージカル界の若い力。

『王家の紋章』、現実にはありえないファンタジーの世界、原作をよんではいませんが、キャラクターの再現度の高さでワクワク、異空間へと誘ってくれる不思議な、クセになる世界観と思いました。

 それにしても、まぁ様アイシスのすごつよ感、インパクトありました。キャロルの前に現れて呪いをかける場面、こわいと感じたのですが、アイシスは原作ほどにはこわくないように描かれているというつぶやきをみかけました。原作はもっとすごつよなのか、まぁ様アイシス、スリットからみえる長い脚が筋肉きれいについて素敵でした。長い、腰の位置が高い。浦井さんメンフィスとの階段の場面があった思います、まぁ様は背が高いので、異母弟への届かぬ思いの情念のようなものにより凄みがでていました。古代エジプトでは実際に兄妹で結婚したり、ドロドロだったという話を思い出しました。

2018年『ルーヴル美術館展』-古代エジプトより
「血を絶やさないために血縁結婚を繰り返して、そのために血縁同士の争いもすさまじくて、自分の兄と結婚したクレオパトラは、弟に兄を殺されるとその弟と結婚したというイヤホンガイドの説明でした。」

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b1d3d36701d11e36d5e8c97994c534ec










 演出の荻田先生が、全てを知っているわけではないが、僕の知っている前ちゃんは誠実な人だと。オーディションで役を射止めて帝国劇場デビュー。これからのミュージカル界の力と信じています。