たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

子供がコロナをうつして、もし高齢者が亡くなったら?

2022年01月31日 23時03分15秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年1月27日付アゴラ言論プラットホームより、

「インフルエンザは毎年1千万人が感染して1万人の超過死亡が出る。これまで、インフルエンザ死の1万人に対してたとえ1件でも感染元を「犯人」と責め立てたことがあっただろうか。肺炎球菌は子供の約半数が保菌していて、毎年数万人の高齢者が死亡する。これまで、数万人の肺炎球菌性肺炎死に対してたとえ1人の子供でも感染源として責められたことがあっただろうか。

今まで社会はそんな判断を一切してこなかった。そんなことをしたら人間の健康と幸福から遠ざかってしまうからだ。毎年何万人も死んでいる諸々の感染症について、一つ一つに感染元・犯人を探すことが常となってしまうのなら、高齢者と子供は一年中全く接触できなくなってしまう。微小なリスクまでをゼロにしようとするのなら健康な大人同士の接触も出来なくなってしまうだろう。人間社会は決してそんな判断をするべきではないのだ。

感染症は、個人のせいに‥ましてや子供のせいにしてはいけない。

いま、コロナ死が2年で1.8万人。しかもその殆どが高齢者、健康な若者の死亡例は実質ゼロだ。どうして社会全体が恐怖に包まれ、国民同士の接触を絶って、自殺を増やさなければいけないのだろう。欧米の莫大な被害に引きずられてしまっただけなのではないだろうか。」

https://agora-web.jp/archives/2054842.html


 
2022年1月29日付読売新聞オンラインより、

「同会議に先立ち、全国知事会長を務める平井伸治・鳥取県知事は記者会見で、計34都道府県で適用されている「まん延防止等重点措置」について「飲食店だけの今の対策は間違い。本当の感染現場は学校や保育所だ。政府や専門家は十分認識していない」と批判した。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9ef0c50cf8e9284dd160681e41c2d6a95b8051b/comments?page=9&t=t&order=recommended

 
2022年1月31日付47Newsより、

「オミクロン対策、従来通りの「まん延防止」効果はあるの? 国内で最も早く流行の沖縄、琉球大の藤田次郎教授に聞いてみた-

 藤田教授は重症化しにくい理由を「オミクロン株はウイルスが上気道での増殖にとどまり、肺に落ちてこないため肺炎が起きにくい」と説明、デルタ株以前と比較して重症者の少なさを実感する。琉球大病院の入院患者のほとんどは高齢者か糖尿病など基礎疾患を持つ人で、「もちろん高度肥満、高齢者、および基礎疾患のある方は人工呼吸管理になることもあるものの、多くの方は肺炎の治療というよりは、元々の病気の看護や介護がメインとなっている」と話す。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cad600a2fcfd598d042602ce61812544af78f64c?page=3

 
 メディアが嬉しそうに?流している本日の感染者数、○○人死亡。内容を読むと、いずれも高齢、基礎疾患ありという状況に変わりはなさそうです。かかりつけ医が言っていたようにコロナ自体で亡くなったのではなく、もともとの病気が誘発されて亡くなったということではないでしょうか。ここをゼロにすることがゴールなのでしょうか、だとしたら永遠に終わりません。もう子どもたちを解放してあげてほしいです。

1997年雪組『仮面のロマネスク』-オンデマンド配信中

2022年01月31日 16時03分19秒 | 宝塚
なつかしの雪組-1997年『ゴールデン・デイズ』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b49fae2ffd3bb9088c4b3acedd114b7d

なつかしの雪組『仮面のロマネスク』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/dcc4c16239307073f2864dc19f9c86f5?fm=entry_awp


 ヴァルモン子爵:高嶺ふぶき
 メルトゥイユ侯爵夫人:花總まり
 ダンスニー男爵:轟悠
 ジェルクール伯爵:和央ようか
 トゥールベル夫人:星奈優里
 アゾラン:安蘭けい

 1997年雪組『仮面のロマネスク』、タカラヅカ・オン・デマンド15周年を記念した雪組特集で1か月限定配信中。この作品が選ばれたということは、根強いファンがたくさんいるということなのでしょう。柴田先生のオリジナル演出。場面転換のために幕をしめるのは今はみられなくなった演出、時の流れを感じます。幕開きの銀橋で花ちゃんに続いてゆきちゃんが登場するところをアップでとらえているカメラアングル、ビデオ販売用に撮影された映像でしょうか。

 ゆきちゃんの退団公演、柴田先生に「女性の敵みたいな役やけどいいか」って言われたと、以前オンデマンド配信でみた紅ゆずるさん、早花まこさんとの対談で話しています。(紅さんとまこさん、大好きすぎて入団後仮面のロマネスクごっこしていたと話しています。紅さんの初めての大劇場観劇作品)。ゆきちゃん、お化粧上手だし、指先まで美しい、顎に手をやってちょっと上目づかいでにやっとしているところがたまりません。花ちゃんはエリザベートを演じたあとで、貫録の美しさの中に可愛らしさもあります。袖がたっぷり膨らんだドレスの着こなし、さすがです。最大の萌えポイントは、ヴァルモン子爵が、混乱して自分の足元にすがりついてきたトゥールベル夫人の左手を、優しくポンポンとするところ。トゥールベル夫人の部屋から、次はセシルだと部屋を移動していくところもたまりません。リアル男子だと生々しすぎて許しがたいところを、男役が演じることで美しい世界観に昇華されています。トゥールベル夫人をここまで説得力がある役にした星奈優里ちゃんもすごく美しいです。法院長の箙かおるさんが倒れた優里ちゃんをお姫様だっこしているのに今さらびっくり。当時は当然のようにみていた気がしますが、再演した花組では寄り添い歩いて袖に連れていく演出になっているので、箙さんすごいと思いながらみています。

 衣装も素敵。お金かかっているのだろうなと振り返ってみると、日東紡績が衣装生地提供となっています。25年前も今もこんなにも贅沢でキラキラな世界を味わうことができるのが宝塚。演出助手には、中村一徳先生と齋藤吉正先生の名前。こうして受け継がれてきているのが宝塚。

(公演プログラムより「愛の真実-柴田侑宏」)

「ラクロの「危険な関係」は発表のあと、発禁の憂き目をみた。その理由は不道徳・反宗教的な恋愛心理を、18世紀フランス貴族社会の衣を剥ぎ取るように描いたためとされている。だが後年レイモン・ラディケやT・S・エリオットに影響を与え、またジイドやサルトルやマルロオらにその価値を認められている。

 それは恋愛という心の動きが、他の人間関係や社会との係わりのすべてを削ぎ落した後に純粋な人間関係の心理として描かれているからだろう。そこには精神的肉体的欲求のまにまに、人智を絞り尽くしての純度の高い恋愛心理の探求がある。時にはゲーム感覚ともいえる心の動きを、理詰めに追求していく試みや、洗練された貴族的な感覚で決めていく殺那的な切れ味の面白さもあって、これは蒸留された典型的な恋の心理と言えるかもしれない。

 高度な科学技術と複雑な経済構造が優先される社会の中では恋愛が時には不純に歪められ、時には軽視され踏みつけられている。貴族社会であるゆえにアナクロニズムのようにさえ見えるこの作品の世界を、現代に生きる人々に見てもらうのは、軽視されつつある恋の情熱と愛の本質を、追憶ではなく感じ取ることができればと思うからである。ここに登場する人物たちの心の動きや、恋の形の片鱗は、私たちの身辺のあちこちに潜んでいるのではなかろうか。」

 近年柴田作品が再演されていない年はないのではないでしょうか。直近は花組全国ツアー『哀しみのコルドバ』、トップスターへのあて書きでありながら、演出をかえて再演できる普遍性をもつ作品たちは宝塚の財産。これからも上演されていくでしょう。



 ゆきちゃん、どうしているのかときになっていたら、先日久しぶりにインスタグラム更新されました。のんびり過ごされているみたいで安心しました。同世代、元気でいてくださるだけで十分です。花ちゃんとの大劇場トップコンビ、二作品だけですが今も大好きです。優里ちゃんとのコンビ、日本青年館で『グッバイ・メリーゴーランド』を観劇したことはまた振り返ろうかな。