たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

軌道修正できない日本という国

2022年11月04日 14時52分17秒 | 気になるニュースあれこれ
 コロナ騒動が始まって3年目になっても劇場が感染症対策を緩和できないのも、ミュージカルの舞台稽古場で、マスクをしたまま歌唱しなければならないのも、元凶はこの国からの発信ですね。子役ちゃんたちまでマスクは異常でしかありません。総理大臣も東京都知事も海外の要人と歓談する時はノーマスクで楽しそうにやっている写真を堂々とSNSにアップしているというのに国からの発信はこれ。

ウィルス学者の宮沢教授が内閣府に電話されたそうです。

https://twitter.com/takavet1/status/1588360212833976320より、

「内閣府に電話しました。新型コロナ担当にはつないでいただけなかったのですが、40分ほど意見受付担当とお話しできました。このポスターの問題点はお伝えしました。ただ担当者はなぜウイルス学会が正しい情報を発信しないのかと不思議がっていました。理由はあります。私もそれが病根なのだと思います。」

ウィルス学会の理事長が国立感染研の〇〇所長のようなので絶望的かもしれません。




  さすがにこの内閣府のキャンペーンは非難の嵐になっているようです。東日本大震災のあとの「絆」キャンペーン以上に気持ち悪い。コロナ騒動の先頭に立って恐怖を煽り続けきた方々がなにを言っているのでしょうか。過剰な感染症対策を見直し、高齢者の命を守るためにという錦の旗印のもとで我慢を強いてきている子どもたちに謝罪するのが先でしょう。誰も死なせないためのコロナ対策だったはずなのに去年から死亡者が激増して人口減ってきているし、スーパー・コンビニ・電車・バス・宅配・警察・消防、わたしたちの生活を維持するために働いているのは医療従事者だけじゃないし、発熱患者はみない医療とかでたらめだし・・・。


「日頃から感染対策を一緒に取り組んでくださっている皆様、特に若者の皆様に向けて、
また日々奮闘されている医療従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカー等の皆様に向けて、
感謝のメッセージをお伝えするとともに、Withコロナに向けて、引き続きの感染対策を呼び掛け合おうというキャンペーンです。」 
https://corona.go.jp/together/thankyouall/

 
 一年前広島の30代の男性が二回目のワクチン接種後に亡くなったというニュースをみた時点で、自分は接種しなくて正解だったと思いましたが何の疑問もなく?二回目を接種した人は近くにもいました。このニュースを知らないのかと不思議でなりませんでしたが、大きく報道はされなかったので知らない人の方が多かったのかもしれません。前後して若い男性が接種後に亡くなったというニュースが他にもあったと思います。異物が混入していたとか一部流れたはずですが、すぐに掻き消えてしまいました。一年遅いですがこうして表に出てくるようになったのは進歩でしょうか。ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、日本に先行して接種を進めた国々では超過死亡の異常な増加について議会で追及が始まっているようですが新聞、テレビには一切流れません。欧州議会のファイザー公聴会の件など、根幹を揺るがす大事なことが流れません。恐ろしいかぎりです。

2022年11月3日日刊ゲンダイ

「1周忌前にやっと届いた鑑定書 死因とされた「全身性炎症反応症候群」の意味 【コロナワクチン接種後死亡を追う】」
https://news.yahoo.co.jp/articles/67611c60e7afc2532c8cac6c422648de63431b36
より、

「広島県在住の岡本裕二さんは、新型コロナワクチン接種3日後に自宅で亡くなった長男の死因を知りたくて、地元の自治体窓口に、「健康被害救済制度」の適用を申し出た。遺体を解剖した広島大学法医学研究室が示した死体検案書の死因は「不詳」。納得できず、手がかりが欲しくて、救済申請を思い立ったのである。
しかし、広大は、解剖後、採取血液や組織検体を使って病理検査の鑑定作業を続けていたが、半年過ぎても結果が出ず、必要な資料がそろわない。救済申請は止まった。

 今夏、一周忌が近づき、「仏前に何の報告もできないのは耐え難い」と岡本さんは警察に訴える。鑑定書がようやく届いた。

■接種が契機となった「可能性は否定できない」

 そこに記されていた死因は「全身性炎症反応症候群」。初めて目にする病名だ。ワクチン接種が契機となった「可能性は否定できない」が、判定不能とある。全身性炎症反応症候群(SIRS)は、サイトカインストームが進んで多臓器不全に至る恐れのある状態を指す。

 本来はウイルスや細菌への生体防御を担うサイトカイン(免疫系細胞から分泌されるタンパク質)のうち、炎症性サイトカインが大量に放出されると過剰な炎症反応を惹起する。まさに「免疫暴走」。しばしば新型コロナ感染症の重症患者にみられるが、その免疫暴走がワクチン接種後に起きていた。

 ところが、鑑定書にはSIRSと推認した根拠が記されておらず、検査データも添付されていなかった。病理検査の資料がなくては、エビデンスとしては不十分だ。岡本さんは検査資料の開示を求めたが、話が進まず、事態は膠着した。

 自治体の窓口を含めて、三すくみ、四すくみのような状態に陥り、救済の申請が滞る。その膠着状態を解きほぐしたのは、「新型コロナワクチン被害救済事例検討会」事務局長の高橋涼子弁護士だった。彼女は岡本さんを支えて病理資料の開示を実現している。その方法について、こう語った。

「まず、私たちは代理人弁護士として関係各所に連絡を重ね、なぜ資料の開示が進まないのか、どこに問題があるのかという膠着の原因を探りました。並行して、情報公開制度を活用したのです。資料開示を受けるまであきらめないという姿勢を貫きました。それが功を奏したのか、広島県警がご遺族に寄り添う姿勢を示し、資料の全面開示へ踏み切ってくれました。これで流れが大きく変わったのです」

 こうして資料がそろい、自治体の窓口も、被害救済の申請を受理した。

 一方、広大は、驚くべき症例報告を学術誌に投稿していた。岡本さんの長男を含む接種後に亡くなった若い男性4人を解剖。なんと全員がSIRSを発症と報告していたのだ。鑑定作業を介して、サイトカインストームの謎に迫っていたのである。」


コロナワクチン接種後死亡の4人 免疫調節機能暴走か 広島大チーム 推定体温高い特徴
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/1ffa79b3d33c276d375eaf2cabbf0f93

『マルテの手記』より(2)

2022年11月04日 00時34分15秒 | 本あれこれ
『マルテの手記』より(1)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/443973731d657025ffbd57261e1d3360


「僕は恐怖に対して手段を講じた。朝まで寝ずに書くことにした。そのおかげで僕は、ウルスゴールの野を遠くまで歩いたあとのように疲れをおぼえる。今ではなにもがなくなって、あの古い広い屋敷には、身も知らぬ人々が住んでいるとは、信じられないことである。あの屋敷裏の白い部屋には、今は女中たちが寝ているかもしれない。晩から朝までぐっすりといぎたなく汗くさい眠りをむさぼっているのであろう。


 そして、僕はこうして知る人もなく、自分のものとてもなく、行李一つと本箱一つをたずさえ、ほんとうはなにも興味を持たずに人世を漂白しているのである。家もなく、古い家具もなく、犬も従えず、いったいこれはなんという障害だろう。せめて思い出でもあったら。しかし、今の世に思い出を持つ者があるだろうか。幼いころの思い出があっても、それは地中へ埋められてしまったようである。思い出へ再びたどりつくためには、たぶん年を取らなくてはならないだろう。僕は老いることを楽しいことのように考える。

 
 きょうは秋らしい澄んだ朝であった。僕はチュイルリー公園を散歩した。東にあって太陽を背にしているものは、すべてがまぶしく輝いていた。陽(ひ)を受けているものは霧に包まれていて、銀鼠(ぎんねず)のカーテンを通して見るようであった。まだ霧のはれない園内には、灰色の銅像が灰色の霧のなかで陽を受けて立っていた。遠くにつづく花壇では、ところどころ花が目をさまし、びっくりとした声で「赤」と叫んだ。シャンゼリゼのほうからひどく大きなやせた男が、街角を曲がって近づいて来た。その男は撞木杖(しゅもくづえ)を持っていたが、それはもう脇の下へはあてずに、ーかるがると前へつき出していて、式部官の杖のように力づよい音をさせながら歩道の上へときどきつくのであった。うれしそうな微笑を禁じられないらしく、わきめもふらずに太陽に、木々に微笑した。その歩みは子供の歩みのようにおずおずとしていたが、かつての軽い自由な歩みの思い出にみちていて、ひどく軽やかであった。」

(リルケ著・望月市恵訳『マルテの手記』1946年1月20日第1刷発行、1982年3月10日第34刷発行、岩波文庫、20-21頁)