以下のようなことを指摘しながら
安倍首相に退場を勧告もしないメディアのいい子ぶりっ子浮き彫り
喜ぶのは安倍政権!
当の安倍首相は質問にまともに答えず、はぐらかしたり、関係ないことを延々と話す。
首相の態度も問題だが、時間が45分間と短く、野党党首もばらばらに質問に立つため議論が深まらない
質問にきちんと答弁するよう首相らに強く働きかける姿勢
京都新聞 党首討論の使命/骨太の議論できる場に 2018/6/29 10:05
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20180629_3.html
党首討論の歴史的使命は終わった-。27日の党首討論で安倍晋三首相がこう言い放った。
国会での説明責任を否定するかのような発言だが、党首討論の中身が乏しいことは否定できない。
当の安倍首相は質問にまともに答えず、はぐらかしたり、関係ないことを延々と話す。意見がかみ合わないまま時間切れで終了となるパターンが繰り返されている。
前回5月30日の党首討論で時間切れに追い込まれた立憲民主党の枝野幸男代表が記者団に「今の党首討論という制度はほとんど歴史的な意味を終えた」と述べた。首相はこれを引用する形で党首討論への不満を示したようにみえる。
首相の態度も問題だが、時間が45分間と短く、野党党首もばらばらに質問に立つため議論が深まらない。多くの課題が指摘されながら、改善の動きもみられない。
根本に立ち返り、党首討論の「使命」を考え直さなければならない。党首同士らしい骨太の論争を聞きたい。
森友・加計問題などの疑惑追及も重要だが、社会保障や安全保障、財政再建、人口減少など国民生活の将来に直結する骨太のテーマこそ熱く意見を戦わせるべきだ。
愛国者の邪論 こんな評価しかできない新聞とは情けない!呆れる!
その上で、まず時間の制約の緩和が必要だ。45分間には質問と答えの両方が含まれる。答弁を長引かせれば、質問者の時間が削られる。前回の党首討論では枝野氏の持ち時間19分のうち約11分50秒を安倍首相がしゃべっていた。持ち時間は質問者の発言時間だけをカウントするなどの改善が要る。
国会開会中の水曜日午後3時に開く原則になっているが、より多くの国民がテレビ視聴できるよう夜に開催するなどの工夫も求められる。1回ごとに討論するテーマを決めたり、開催頻度を高めたりすることも議論の活性化につながるのではないか。
討論を仕切る衆参の国家基本政策委員長の手腕も問われよう。単なる司会役ではなく、質問にきちんと答弁するよう首相らに強く働きかける姿勢が求められる。
党首討論は、二大政党制の英国議会をモデルに導入された。本来は首相と野党党首がとことん議論を戦わせるのが基本だ。
今の日本のように野党が細分化している現状では、質問時間を集約させて1対1に近い形をつくり出す戦略が野党側にも必要だ。
党首討論の使命は終わったどころか、新たな役割と課題が浮き彫りになっている。国会を挙げて改革に取り組む必要がある。(引用ここまで)