私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ホシムクドリが増加中とか。ネタ切れでヒバリ。

2014年1月5日(日)磯浜,中浜

2014年01月05日 | 磯浜漁港
■2014/1/5(日)7:45-9:44【天気】晴れ
【場所】磯浜,中浜
【種名】ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,スズガモ,クロガモ,カワウ,オオバン,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,コクマルガラス2,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,イソヒヨドリ♀,ベニマシコ,カシラダカ(11科20種)
【メモ】天気がよく正月らしい清新な朝だったが,鳥はかなり少なかった。今シーズンはクロガモの数が例年よりかなり少なめで,遠くに大群がいると思って見るとオナガガモやマガモ,ヒドリガモだったりする。ワシタカもノスリがいつものところに数個体いるだけで,チュウヒ類は全く見ることがなくなった。中浜周辺の工事の関係かもしれない。
【写真】
  
■ノスリ若鳥♀。獲物を食べた後らしく,嘴が血で汚れていた。
  
■ミサゴ成鳥♂/クロガモ♂♀/ミヤマガラスの群れ。コクマルガラスも2羽混じっていた。


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2014年1月3日(金)南三陸コース

2014年01月03日 | 南三陸漁港
■2014/1/3(金)10:22-14:32【天気】曇り
【場所】追波川-長面浦-十三浜-大室・小室漁港-相川漁港-波伝谷漁港-戸倉海岸
【種名】コクガン52,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,シノリガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,ウミアイサ/カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ/キジバト/ヒメウ,カワウ,ウミウ/アオサギ,ダイサギ,コサギ/オオバン/イカルチドリ冬羽3/イソシギ冬羽1/ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ/ミサゴ,トビ,ノスリ/モズ/カケス,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス/ヒバリ/ヒヨドリ/ミソサザイ/ムクドリ/ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ♀/スズメ/ハクセキレイ,タヒバリ/カワラヒワ,ベニマシコ/ホオジロ,カシラダカ,アオジ,オオジュリン(21科59種)
【メモ】天気はよくなかったが,時間をかけて震災・津波復興の様子を見ながら南三陸コースを探鳥した。追波川(北上川)沿いの堤防兼道路は4車線の南側2車線が通行可となっている。その分,広大なアシワラや川岸が見づらくなっている。以前はよく見られたチュウヒの出現回数が震災後は確実に減っており,今日は往復で1羽も見ることができなかった。ノスリも少なく,ハヤブサ類は0だった。大川小学校付近の杉林付近に1000羽以上のカシラダカの群れがいた。長面浦に行くと,津波で破壊されしばらくそのまま残されていた家々があったところは整地されていたが,稲荷神社の方は以前のままだった。引き返す道々でカモの小群を見,大川小学校の前を通り,新北上大橋を渡って十三浜の方を見ていくことにした。
堤防工事がこの辺はだいぶ進んでいるが,仙台湾と比べれば進捗状況は遅い。対岸の堤防工事も以前から進んでいて,川岸にカワウとカモメ類の大群がいた。以前から長面浜はカモメ類の大群やコクガン,カワウがいたが,今日のカモメ類の個体数は4kmほどある堤防沿いで今まで見た中でも最大級だった。立神地区から長塩谷地区前面海面(直線約400mの範囲)には,前回は見られなかったクロガモの群れが300羽ほど観察できた。スズガモとキンクロハジロの小群も混じっていた。白浜のカモメ類を期待したが1羽もいなかった。大室小室漁港ではコクガンが4羽程度しかおらず,釣り人も比較的多くでていたのでカモメ類を間近で観察することはできなかった。
相川漁港に移動すると,いつもより数は少ないが例によってコクガンが船揚場で採餌していた。アメヒ♂は大室,小室,相川とも観察できなかった。相川漁港の崖にはいつもミソサザイがいるが,日陰なのでまともに撮影したことはない。漁港の防波堤工事がかなり進んでいて,ウミネコ,オオセグロカモメ,カモメがたくさん止まっていた。港内にはハジロカイツブリの夏羽に移行中の個体が潜水を繰り返していた。イソシギとイカルチドリもいつもの場所でせわしなく動いている。
波伝谷漁港付近にはまたコクガンがいたが,カモメ類はワシカモメくらいだった。この漁港はオオセグロカモメの♀型や極小型などちょっと変わった個体が見られる頻度が高い。途中の長清水漁港にもコクガンが例年いるが今日は観察できなかった。戸倉海岸に行くと,コクガンやウミアイサ,カモ類が多かったが,折立川は最近環境が変わったのか,震災後も多く見られたカモ類やカモメ類は全然見られなくなってしまっている。いつもいるカワセミも今日はいなかった。
※メモ中に出てくる距離はアスカカンパニーE-Studentマップサイトで計測したものです。そのうち面積計測も実装される予定ですので,ぜひ活用してください。
【写真】
  
■北上川(追波川)の対岸/排水が行われたが再び冠水している。ユリカモメとカモメ/ヒドリガモ(長面浦)
  
■カシラダカ♀/ほぼ被災後の姿の稲荷神社付近/洞ヶ崎・沼下付近
  
■スズガモとホオジロガモ♀/ダイサギ/ホシハジロ
  
■富士川の堤防の工事とカモメ類の群れ/八景島?とコクガン/相川漁港の船揚場で採餌するコクガンの群れ
  
■ワシカモメ成鳥冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽(波伝谷漁港)
  
■オオセグロカモメ/ワシカモメ成鳥冬羽/ウミアイサ♂
  
■コクガン幼羽/夏羽になりかけのハジロカイツブリ/スズガモとクロガモの群れ


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2014年1月2日(木)鳥の海・周辺田圃

2014年01月02日 | 鳥の海
■2014/1/2(木)12:15-13:45【天気】晴れ
【場所】鳥の海,周辺田圃
【種名】オカヨシガモ,ヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,ダイゼン4,ミヤコドリ幼羽1,ダイシャクシギ成鳥冬羽1,ハマシギ冬羽158,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,セグロカモメ成鳥冬羽,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハイタカ1,チョウゲンボウ♀,ミヤマガラス,コクマルガラス白色型2,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ベニマシコ♀,ホオジロ,オオジュリン(19科48種)
【メモ】職場の見回りで雪深い加美町から富谷ジャンクションを北部道路,東部道路と行って山元ICで降り,戻るコースで,途中,ハイタカやコクマルガラスを見ながら,鳥の海に着いた。晴れてはいるが強風で潟湖内も波が高く,カモ類の数はいつもよりは少なく見えたが,よく見るとそうではなくいつもの大群がいた。ミサゴはさすがに強風のためか1羽しか見なかった。最初に写真のサギ3種しかいなくて,ずっと河口の方まで歩いて,干潟をよく探したが何もいなかった。ところが,水路を分ける新防波堤の上を見ると,何やら見たことのある鳥がいた。双眼鏡で見るまでもなく,ミヤコドリと相棒のダイシャクシギ,それにダイゼン4が風に向かって立っていた。思わず,その姿に感動していたが,防波堤の陰からハマシギの大群が飛び出し,干潟を飛び回ってまた同じところに降りた。シロチやミユビシギは,外浜には行かなかったので見ることはできなかったが,おそらくいたと思う。蛭島の東にはオナガガモの大群が干潟の水面を埋めていた。
【写真】
  
■アオサギ,ダイサギ,コサギ/ハマシギの群れ/ミヤコドリ,ダイシャクシギ,ダイゼン


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2014年1月1日元旦(水)蒲生海岸・干潟・七北田川河口

2014年01月01日 | 蒲生海岸
■2014/1/1元旦(水)7:53-9:54【天気】晴れ時々曇り
【場所】蒲生海岸
【種名】コクガン32,オカヨシガモ8,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ♂2♀2,ミコアイサ♀2,カイツブリ1,カンムリカイツブリ4,ハジロカイツブリ2,カワウ138,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,ダイゼン冬羽7,ハジロコチドリ冬羽1,シロチドリ41,イソシギ冬羽1,ミユビシギ冬羽57,ハマシギ93,ユリカモメ398,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ♀,モズ♀,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ♀,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ,オオジュリン(19科45種)
【メモ】前回ハジロコチドリを遠くでしか見られなかったので,元旦は蒲生に行くことにした。
蒲生に着くと干潟にはユリカモメの大群とハマシギ数羽,ダイゼン数羽いるだけでシギチの大群はいなかった。しばらく待っていると,ハマシギ,ミユビシギ,シロチドリの大群が砂浜の方から飛んできて,近くの干潟に降りた。この時間帯では光線の関係ではっきりした写真は撮れないので浜で待つことにした。導流堤近くの干潟にダイゼンが移動したらしく,少数のハマシギと採餌していた。導流堤から七北田川河口の対岸を見ると,コクガンの群れがいた。潮は干潮に向かっており,干潟の水が導流堤を越えて川へ流れていた。靴と靴下を脱いでズボンをまくり,裸足で慎重に渡った。2箇所目は最高に足が冷たく,渡り終えて靴下と靴を履いてやっと人心地ついた。
いったん海へ出て,沖合のカイツブリ類やカモ類を見たが,カモ類は遠すぎて双眼鏡やデジカメでは識別不可能だった。それから,シギチがやってきそうな干潟近くの流木に腰掛け,待つことにした。
待ち始めてから10分くらいで目の前にミユビシギがやってきた。小群に分かれ採餌している。2羽,3羽,4羽くらいでグループを作り,かたまって移動しながら採餌している。この場合,ハマトビムシとかいるわけではないので,かたまって採餌する理由はよく分からない。目の前にきたかわいらしいミユビシギを観察しながら撮影していると,ミユビシギの大群が2つの群れに分かれて飛来したので,カウントした。道具は実物のカウンターではなく,アンドロイドアプリのカウンターで,カウンターをいくらでも追加できるのがいい。鳥の海なんかでシギチを数えるのに重宝している。
それからびっくりしたのが,後ろを振り向くと砂浜をシロチの大群が足早に南へ走って行く。これも通過する個体をカウントしたが,こんなにいたとは驚きだ。やはり,朝早くから鳥を見ているといいことがある。ところが,その中に肝心のハジロコチドリがいない。対岸の干潟を見るとハマシギの群れから少し,離れて採餌しているハジロコチドリを見つけた。そこで,群れがこちらにやってくるのをひたすら待った。9時20分になってついに群れが砂浜にやってきた。双眼鏡で確認しながら少しずつ近づくと,砂浜のあちこちにハマシギ,シロチドリ,ミユビシギの混群が20~60羽単位で散開していた。群れの中には標識を付けているハマシギもいた。ハジロコチドリだがこれはすぐに見つかった。小さな砂のくぼみにいて足は見えなかったが,頭と風切り,尾羽が見え,ハジロコチドリとすぐに分かった。
さて,しばらくそれぞれの群れを観察し,撮影もして七北田川河口に戻り,今度は岸辺の石に腰掛け,コクガンをしばらく見ていた。コクガンは南三陸で直近で観察する機会が多いが,よく群れ同士で威嚇し合ったりする。ここでも同様だった。飛んできたハシブトガラスに,激しく羽を広げて威嚇している個体もいた。カモメ類は,カモメが少数混じっていたくらいで,大型カモメ自体がほとんどいない状態なのでちょっとがっかりだった。それからまた裸足になって導流堤を渡り,干潟を見ると,ダイゼンの群れが採餌していた。池にはカイツブリ,ホオジロガモ,キンクロ,ミコアイサの♀,周辺にオオジュリンの群れがいた。
帰りは大沼に寄り,クロツラ1羽とミヤマガラスの大群を見て帰宅した。今日は目の前でかわいいシギチの愉快な動作を見て,とても幸せな気分だった。
【写真】
  
■最初はハマシギ数羽くらいしかいなかった。/元旦の太陽の光が雲の間から差し込み,ユリカモメの群れが飛んで行くのがとてもきれいだった。/目の前をミユビシギの群れが飛んで行った。
  
■ミユビシギの群れ。まだ暗かったので流し撮りをしても,よく撮れなかった。/続いて,ハマシギの大群にミユビシギ,シロチドリが混じったかなり大きい群れがやってきた。ハマシギの個体数はあとで群れ全体を撮影した写真の中からミユビとシロチを除いてカウントした。写真でカウントするのが一番楽である。そういう意味で70mmは役に立つ/ダイゼン7羽とハマシギ
  
■導流堤近くのユリカモメ/七北田川対岸のコクガン,カワウ,カモ類,カモメ類/ミユビシギの採餌
  
■ミユビシギの採餌/砂浜にやって来たミユビシギとハマシギの群れ
  
■ハジロコチドリとシロチドリ
  
■標識ハマシギ/ハマシギとミユビシギの群れ/ハジロコチドリ
  
■コクガン/オオジュリン/ユリカモメ
  
■七北田川河口対岸遠景/ダイサギ/ダイゼン


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