■2019年10月6日(日)11:23-12:27【天気】晴れ【【レンズ】EF500Ⅱ
【場所】蒲生海岸
【種名】カルガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオソリハシシギ幼羽♀2・♂1(以前からいる個体であればコシジロ),チュウシャクシギ幼羽1,アオアシシギ幼羽4,ウミネコ,オオセグロカモメ,タイミルセグロカモメ夏羽1,ミサゴ,トビ,カワセミ,ヒバリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ(15科22種)
【メモ】大沼は何もいなかったので,蒲生に行ってみた。かなり遠かったが南蒲生の砂浜にミヤコドリらしいシルエットで1羽いたが,すぐ飛んでしまい,写真は撮れなかった。河口は中洲が出ておらず大型カモメ類はいなかった。干潟に戻ってみると対岸にオオソリ,チュウシャク,それにオオセグロカモメの各世代がいた。対岸にわたり,順光でカモメ類を撮影しようとしたら,先程はいなかったセグロカモメ風夏羽がいて,ちょっと感じが違うなと思ってよく見ると,いわゆるタイミルセグロカモメ(ニシセグロカモメとか以前はホイグリン系カモメとかいうカモメ)だった。純正のホイグリンカモメは以前鳥の海で1個体見たが,タイミルセグロカモメは,以前から比較的少数だが毎年観察できる。と言っても,夏羽は初めて見るし,蒲生で見たのは初めてだったのでとてもうれしかった。セグロカモメとはフォルムも違うし,足の色や初列風切りのスポット,冬羽での羽の伸び方も違う。銚子漁港に行けば当たり前に見られるし,南三陸では時々見られる。震災以前の釣師浜や松川浦漁港では幼羽もよく観察できた。9月下旬から10月は,大型カモメ類が繁殖地から南下する途中の群れがよく見られる。セグロカモメはほとんどが県内にはとどまらないが,一部は鳥の海や阿武隈川河口で越冬する。何とかモンゴルカモメを見たいと思っているが,現在のところ銚子漁港でしか見ておらず,県内はまだだ。これまで見た比較的県内で見ることが少ないカモメとしては,アラスカシロカモメ幼羽,カナダカモメ幼羽,ホイグリンカモメ成鳥冬羽を見たが,タイミルセグロカモメの夏羽もその類に入る。ということで,今日は思わず大型カモメ類を見たので満足だった。
【写真】
チュウシャクシギ幼羽/タイミルセグロカモメ成鳥夏羽
タイミル夏/オオセグロカモメ/オオセグロカモメ成鳥冬羽
オオセグロカモメ幼羽/オオセグロカモメ第1回冬羽/ウミネコ第3回冬羽
タイミル夏/オオセグロカモメ成鳥負冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽メス型
オオセグロカモメ第2回冬羽/タイミル夏羽の嘴,眼瞼,虹彩,足の色
オオセグロカモメ成鳥冬羽首伸ばしと縮め/タイミル夏
タイミル夏の初列風切のパターン/ウミネコ成鳥冬羽
ウミネコ成鳥冬羽/コサギ/オオソリハシシギ幼♀
オオソリハシシギ幼♀/♀と♂
アオアシシギ幼羽
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